2010年11月30日火曜日

おしゃれな街で肉体労働

今日はデジキャパ!編集部のM本女史と、朝から青山一丁目ホンダ本社前で待ち合わせ。そこから外苑のイチョウ並木→表参道→裏原宿→渋谷と夜まで歩き通しました。


今日のように撮影では長距離歩くことが多いので、つい先日ニューバランスのランニングシューズを買ったのですが、これが実によかったです。僕は右膝が悪いのですが、今日はいつもより全然楽でした。


 



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■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO17mm/TOY PHOTO


外苑はイチョウが見頃でした。


今日撮ったものは12/20発売のデジキャパ!1月号に掲載されます。11月号から始まった「スナップ写真道場」の3回目です。乞うご期待!


明日は日大芸術学部写真学科で抗議……いえ、講義をします。
というわけで眠いけどこれからスライドショーの作成。1日限りの講師とはいえ、2度受験して2度とも落ちた大学で講義をすることになるとは。不思議なものですね。



2010年11月29日月曜日

季節を先取り

年末だからなのか、たまたまなのか、やること(というか、やらなきゃいけないこと)が雪だるま式に増えていき……。


そういえば温暖化で東京もあまり雪が積もらなくなって、雪だるまを見ることも少なくなりました。このまま時代が経つと「雪だるま式」という言葉も死語になるのだろうか。


ってまだ雪だるまの季節じゃないんですが。


 



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■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO17mm/TOY PHOTO



2010年11月28日日曜日

銀座里帰り展無事終了

数日前もあったというか、最近非常に多いのですが、帰宅したらパソコンの前でそのまま寝てしまい、起きたら午前4時過ぎ……6時間近く寝ていました。なんてこった。


銀座の高松建設ビルで先週金曜日から行っていた甦る五重塔“銀座に里帰り”写真展も、今日(実際には昨日ですが)で無事に終わりました。今日は朝から大勢のお客様がお見えになりました。そして僕の友人知人や、ブログをご覧になってくださっている方々も……。
また芳名帳を見たら僕のいない平日にも、多くの方がいらしてくださったようです。ありがとうございました。そして企画してくださった高松建設さんと金剛組さんに何より感謝です。


来週の土曜からは、高松建設ビルから目と鼻の先にある日本外国特派員協会(外国人記者クラブ)で写真展です。こちらは一般の方々にはご覧いただけないのですが、そんな感じで終わってもバタバタの日々です……。


 


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■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO17mm/TOY PHOTO


今日も金剛組の職人さんが実演を披露。現在制作中の木鼻(実際に使われるもの)を会場の2階で彫っていました。かなり好評で2階へ実演を見に行ったまま、なかなか戻って来ない方が多かったです(笑)。長い方は1時間近くご覧になったそうです。



2010年11月27日土曜日

世界の床屋から

仕事で新宿へ行ったので、今日からエプサイトギャラリーで始まった舛巴亮さんの写真展「The Barber (世界の床屋さん)」へ。昨日も設営を見学(冷やかし?)しましたが、僕は仕上げ前に帰ってしまったので、ちゃんとした展示を見るのは今日が初めてです。


ちなみに展示の仕上げというのは……照明。撮影も照明ひとつで大きく変わりますが、展示もまた全然変わるのです。ランプの種類や数、それに角度や光量……。これを間違えるとどんなにいいプリントを焼いても台無しです。


僕のエプサイトの展示では、黒が沈み込むマットペーパーならではの立体感を生かすため、光量を絞りまくったのですが……。初日に「暗くて見にくい」という方が何人かいたので、2日目にタイミングを見計らって光量を上げてみました。


するとその直後に来た方が……「マットペーパーいいですね。でもどうしてもシャドーが浮きますよね」。やばい、明るくしすぎた!と慌てて光量を絞りました。結局最初よりだいぶ明るくなりましたが、エプサイトにしては暗めな展示に。でもいい感じに落ち着いたかなと思っています。


反対に今回の舛巴さんはギンギンに明るいセッティング。そのおかげで床屋さんの雰囲気や活気が再現されていると思います。会場ではiPadの写真集も見られますので是非。



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■EOS 5D MarkII+EF50mmF1.2L


これは舛巴さんの作品……ではありません。僕が今年2月に北京で撮った、自転車で営業している流しの床屋さんです。
昔は北京にもこんな床屋さんがいっぱいいたようですが、今は滅多に出会えません。先日行ったときは高層ビル街のど真ん中で見かけましたが、あいにくタクシーで移動中だったので撮れませんでした。あれは撮っておきたかった。



話は変わりますが、銀座の高松建設ビルで行われている写真展も明日までです。明日は10~17時の開館中、ずっと金剛組の宮大工さんによる実演を行っています。僕もずっといます。



2010年11月26日金曜日

来月もまた懲りずに…

今日は朝から西新宿のエプサイトへ。先月末から今月上旬の2週間、自分の写真展で通い続けた場所です。


で今日は何の用事かというと、プライベートラボで次の写真展のプリントをさせていただいたのでした。次というのは今銀座で開催中の写真展の次、ということです。つまり2か月で3回……写真展の出血大バーゲンですね。



"Restoring the Five-Storied Pagoda on Mt.Minobu"
Photographs by Takashi Shikano
@The Foreign Correspondents' Club of Japan
(日本外国特派員協会)
2010/12/4~2011/1/8


日本外国特派員協会というのは、いわゆる外国人記者クラブです。有楽町ビックカメラのはす向かいにあるのですが……残念ながらクラブ会員か、もしくは会員と同伴でなければご覧いただけません。
といっても内容は英題をよく読んでいただければおわかりの通り「甦る五重塔」、すなわち今銀座でやっている写真展と同じです。ただパネルと会場の都合で新たにプリントをし直しました。ご覧になるのは当然外国人の方が多いので、セレクトもちょっと伝わりやすくしたり。


でA0ノビという巨大なプリントを20枚ちょっと出力。いやー、これを銀塩で焼いたらプリント代だけで……(汗)。いい時代になったものです。
といっても何もかもが楽になったわけじゃなくて、地下鉄で持って帰るのにひと苦労……その様子を新宿駅で偶然すれ違ったお侍さんに新しいカメラで斬られました。すごいなドラマチックトーン……というわけで抱えているギターモドキがプリントの箱です。


しかし解説とプロフィールの英訳も送られてきて、これから確認しなくちゃいけないんですが……英語がわからナイス!



ちなみに今日はエプサイトギャラリーが展示替えの日(つまり僕の写真展が終わって2週間っちゅうことですね)。
今日設営して、明日始まるのが「The Barber (世界の床屋さん)」。作者の舛巴亮さんは前も書きましたが、僕が高校生の頃からお世話になっている大先輩というか大恩人。


人の設営風景ってなかなか見ることがないので、勉強がてら見学……といいつつジャマしまくってマストモさんフレームマンさんゴメンナサイ。


なお僕の写真展で「天安門広場」になっていた入口前の空間は、今回「イスタンブールの床屋さん」になりました。



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床屋なう!まさに飛んでイスタンブール。ちなみに左が舛巴さんです(念のため)。


そんな「The Barber (世界の床屋さん)」は12/9(木)まで。床屋じゃなくて美容院だという人も、僕のようにバリカンで刈っちゃう人も是非。



2010年11月25日木曜日

脳味噌もキラキラ

うちに帰って晩飯を食べたら、そのまま爆睡してしまい……こんな時間(午前5時)に寝ぼけながら昨日のことを思い出す自分。情けなや。


今日(というか昨日)は朝から打合せ。その後4時間くらいぽっかり空いてしまったので、無駄に散歩。いやノートパソコン持って出て、どこかで仕事をしようと思ったんですが……バッテリーが死んでいるのです。4年落ちだから買い替えどきなのかも。というわけでVAIO typeXかMacBook Air 11"で迷う今日この頃です。


そして午後は日本写真家協会のセミナーに(会員じゃないけど呼ばれて)参加。講師はWIRED日本語版やサイゾーを立ち上げた小林弘人さんで、僕が一度お会いしたかった方でした。最初は年輩の方が多い客層を意識してか「ブログとは」「Twitterとは」みたいな話で正直眠かったのですが(笑)、途中から非常に興味深い話が続き、とても有意義なセミナーでした。
その後はダッシュで銀座に向かって、自分の写真展会場に閉館間際にギリギリセーフ。芳名帳(いっぱいお名前がありました。感謝……)やパネルの状況を確認して、ビックカメラで買い物をしてから帰ったのですが。


ビックカメラで買ったのが……


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キラキラエネループ! 前の限定8色セットは買いそびれたのですが、今回の5周年モデルはちゃんと買えました。
でもよく考えたら単3ってクリップオンストロボくらいでしか使わないし、しかもそれ用にはまだ元気なエネループが2セット……。限定だからまいっか。


 


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■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO17mm/FANTASIC FOCUS


銀座の街もキラキラでした。


明日(というか今日)は来月外国人記者クラブでやる写真展のプリントで、朝から懐かしの(?)エプサイトです。これからデータの準備をして、寝ずに行ってきます……。



2010年11月24日水曜日

いろいろ感謝

今日は勤労感謝の日ですね。祝日なのに勤労があることを感謝しつつ撮影。


でも天気が……と思ったら。


 


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■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO17mm


午後から晴れた!


夕方は銀座で開催中の自分の写真展へ顔を出そうと思っていたのですが、撮影予定の場所が電気工事にひっかかってしまい、工事が終わるのを1時間待つハメに。おかげで今日も行けずじまい。


写真展はいろいろな方がお越しいただいているようで感謝感謝です。明日・明後日もちょっと行けませんが、金曜はお昼頃に行けるかも。最終日の土曜は終日います。というちっとも在廊しない作者の在廊状況です。
最終日は宮大工さんの実演も見られますので、是非お越しください。



2010年11月22日月曜日

その日は朝から…

目が覚めたら競馬をやっている時間でした。


明日までに片付けなければいけない仕事が山積みですが、まあそういう日もありますわな。


 



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■CX4



2010年11月21日日曜日

鉄フェス!

友人たちがうちから程近い尾久車両センターで行われている「ふれあい鉄道フェスティバル」、通称・鉄フェスに行くというので、僕も合流することに……。


 


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■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO17mm/TOYPHOTO


多くの人は電車に夢中でしたが、僕は電車よりも車両センターそのものに萌え……。他にも保守車両の体験乗車でフィーバーしている人とか、物販コーナーでグッズを漁るのに夢中な人とか、そんな自由なところがとてもフェスな感じで楽しかったです。


その後友人のリクエストであらかわ遊園へ。さらに「荒川名物が食べたい」というので、うちの近所の「もんじゃ会館」へご案内。4人でさんざん食って、軽く飲んで、1人2000円でお釣りがくるコストパフォーマンスは月島じゃ真似できまい。


 


ところで今日は20日ということでカメラ専門誌の発売日。「デジキャパ!」12月号には、先月行ったたいちゃんとの“ガンダム対決”のほか、巻頭特集で2ページばかり写真が載っています。「CAPA」12月号では12/4発売のPEN Lite E-PL1sの実写レビューと、高級コンパクトデジカメの企画でPowerShotG12を紹介しています。あ、あと編集後記か(笑)。



2010年11月20日土曜日

銀座に里帰り

今日から銀座の高松建設ビルで写真展「甦る五重塔 身延山久遠寺」が始まりました。


昨年7月のキヤノンギャラリー銀座から、場所を変えて続いている企画ですが、パネルが再び銀座に戻ってまいりました。しかも今回は身延山五重塔を復元した金剛組さん(高松建設さんの子会社)の主催ということで、いろいろ趣向を凝らしています。



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身延山五重塔復元のドキュメントDVDも上映。これがなかなかおもしろいです。上映時間1時間ですので、興味のある方は余裕を持ってお越しください。



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宮大工さんが日頃使っている道具の数々も展示。




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2階では金剛組の宮大工さんによる実演も。最終日の27日(土)にも終日行う予定です。


とまあ会場はこんな感じですが、写真展ですのでもちろん写真もちゃんとご覧いただいております。


今日は初日とあって高松建設さんの顧客や関係者の方々、さらに僕の知人もたくさん来てくださいました。
明日以降も最終日の27日(土)まで無休で、10~17時に開館(もちろん無料)しております。最終日は僕も終日会場にいる予定です。



2010年11月18日木曜日

帰国、そして明後日からまた写真展

午前発・夕方着の便で北京から戻ってまいりました。


北京も寒かったのですが、東京も寒い! 12日に出発したときはシャツ1枚でうちを出たのに、今日はダウンジャケットでうちまで帰ってきました。あまりにも寒いので、夜は銭湯に行って骨まで暖まってきました。


北京を題材にした写真展が終わって、その翌日から北京に行くなんて、シカノはどんだけ北京が好きなんだ……と思われているようですが。待ってもらっていた仕事があって、このタイミングで行くしかなかったのです。少し休ませてくれ~というのが本音。
でも自分の展示や皆さんからの意見が脳裏にしっかりと残っているうちに再訪できたのは、いま考えると非常にラッキーでした。まあいろいろ書きたいことはあるのですが、キリがなくなりそうなのでまたの機会に。


 



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■CX4/Miniaturize


とりあえず今朝撮った北京首都空港。やっぱり赤……。



明後日からは東京・銀座の高松建設さんで写真展「甦る五重塔 身延山久遠寺」です。昨年7月にキヤノンギャラリー銀座で展示したものと同じですが、見られなかったという方も、もう見たよという方も。


11/19(金)~11/27(土)
10:00~17:00・会期中無休・入場無料
高松建設ビル(東京都中央区銀座7-12-7)1Fショールーム
※19日と27日には宮大工さんの実演があり、僕も会場にいる予定です。




明日は朝からその設営、そして夕方は打合せ、さらに夜はお通夜……。


今日の午後、知人でノンフィクション作家の黒岩比佐子さんが亡くなられました
だいぶ前から末期ガンと闘われていて、先週北京に行く日も共通の知人からあまり体調がよくないという話を聞いて気がかりだったのですが。


4月に僕が写真集を出したときも、病床からお祝いのメールをくださったのですが、結局写真集も渡せずじまいでした。
黒岩さんとは珍道中まがいの地方取材でご一緒したり、サントリー学芸賞を授賞されたとき「二度となさそうな晴れ舞台だから……」と授賞式の撮影をお願いされたり……。


僕も仕事柄いろいろな作家さんを知っていますが、黒岩さんほど丁寧に取材を重ね、一文字一文字を積み重ねていく方はなかなかいません。でも僕が「黒岩さんは永遠の文学少女ですね」というと、照れながら、でもまんざらでもない様子で「やだぁ~」と笑うお茶目な方でした。


遺作は先月講談社から発売された「パンとペン」で、早くも重版だそうです。うーん、もっといろいろ書いてほしかったです。合掌……。



2010年11月17日水曜日

北京的色彩

今日は休み…のはずだったのですが、なんだかんだで要追加撮影に。といっても自分の好きなところで撮ればいいカットだったので、前川貴行さんの写真展を拝見してから(前川さんよかったですよ!)散策がてら先日の写真展にも登場した路地たちを再訪。

いやー5か月ぶりの北京ですが、相変わらず壊されまくってますな。この変化を自分はどう撮っていけばいいんだろう…と考えさせられた一日でした。

部屋でネットができないので、南鑼鼓巷のいつものカフェからXperia+WiFiでこれをアップしていますが、撮影が終わってここで一服する時間が非常に幸せなのであります。ここはしばらくは変わらないだろうな。っていうか変わったら泣きます。

そういえば写真展では色が鮮やかとか印象的という感想が多かったのですが、実際に北京を歩いているとそういう印象は皆無。ただ色のない町で自然と色を探しているような気はします。

↓これはお菓子屋さんの軒先、Xperiaで。



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2010年11月16日火曜日

やっぱり門が好き

部屋のネットが不調なので、人様のWiFiを拝借してXperiaから…。

今日は798芸術区で撮影。北京での仕事も3日間でひと段落しました。仕事中つい気になって撮ってしまうのが…門。写真展でひと区切りしたはずだけど、やっぱりおもしろいんですよね。というわけで北京で人様の家の前をうろつく撮影はしばらく続きそうです。

仕事が順調に終わったので明日はフリー。先日僕の写真展にも来てくれた前川貴行さんがこちらのエプサイトで写真展をやっているそうなのでそれを見に行く予定。その後は僕のお気に入りゾーンが近々取り壊されてしまうらしいので、ちょっと様子を見に行きます。まあ門とか門とか門とか撮ると思いますけど。

↓これは798にて、Xperiaで撮影。



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2010年11月14日日曜日

西太后に遭遇

今日は世界遺産に登録されている、北京市郊外の頤和園(いわえん)へ撮影に行ってきました。
北京にある世界遺産は紫禁城が「Forbidden City」、天壇が「Temple of Heaven」と英訳が絶妙なのですが、頤和園は「Summer Palace」。西太后の避暑地として有名だからだそうです。


もっとも西太后よりずっと昔から皇帝たちが舟遊びをした場所で、湖も敷地もとにかく広大……。朝から日没までかけてほぼ一周したら、万歩計の歩数は19924でした。

※追記……たくさん歩いたのは事実なのですが、地図を見たら半分も歩いていませんでした(笑)。


 


 


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■CX4/Miniaturize


下は西太后さんです。冬ですがいらっしゃいました(嘘)。



2010年11月13日土曜日

北京の闇は深い

今日一日をTwitterより抜粋。


■朝起きて……
8時に起きるはずだったのに、なぜかもう11時だ……おかしいな。


■空港まで向かいながら……
結局仕事は片付かず、海上保安官な感じにUSBメモリーで北京に持参…。15分で荷造りして新スカイライナーにぎりぎりセーフ。旧スカイライナーだったら+20分かかるから劇的変化だな。


■江戸川を渡って……
新スカイライナーは超快適。でも車窓からの景色がどこか物悲しい…。そんなところは北京地鉄の空港線や上海磁浮にそっくり。


■成田空港の飲食街にて……
チェックインしつつバタバタと着替えやら何やらを買い、只今カツカレーで一服…。びっくりするくらい甘いんだけど、どうせ明日から火鍋とか食うからまいっか。


■搭乗口にて……
ユナイテッドだからちょっと広いと思いきや席が中央5列の真ん中だって。まいっか。


■ホテルに着いて……
やっとホテルにチェックイン……。当初予約していたホテルが公安の命令で外国人が泊められないとかで、系列の違うホテルまで行かされ、まあでもこっちの方がグレード高くてラッキー!みたいな。


■ホテルに着いて・その2……
しかし5か月ぶりに来たら、こちらのケータイがロックされていて参った。何ヶ月かチャージがないとプリペイドの残高が残ったままロックされてしまうのです。100元チャージしたら残高が300元近くあって、このままいったら残高だけ増えてしまう。だからって長電話する相手も用事もないしねぇ。


というわけで、そんなグレードの高いホテルからの眺めが……


 



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こんな感じ(笑)。


東京でいうと門前仲町とか、大崎とか、そこそこ都会な場所なんですけどね。まあとりあえず無事寝られるようでひと安心です。



2010年11月12日金曜日

「Beijingscape」大盛況のうちに終了いたしました

エプサイトで10/29から始まった写真展「Beijingscape」は、本日無事終了いたしました。12日間多くの方々にご来場いただき謝謝多謝です。
とくに今回は「ブログ読んでます」「Twitter見ました」という方が、僕自身ちょっとびっくりするくらい多かったです。


その原動力となったのが……



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西新宿の天安門広場。この2週間で3ケタの方が西新宿から北京へ瞬間移動したと思われます。
10月から設置できるようになったこの可動壁がなかったら、たぶん写真展はここまで盛り上がりませんでした。記念写真を撮ってもらおうというアイデアも、実は設営当日(つまりオープン前日)の朝に思いつきました。
昨年キヤノンギャラリー銀座で「甦る五重塔 身延山久遠寺」をやったとき、正面奥に仏様が並ぶ五重塔内部の写真をバーンと大きく展示しました。その写真の前で手を合わせる方が意外に多かったのがヒントです。次の写真展でも何かしたいな……。


って終わったばかりで次のことなんて思いつきませんが。なにせ……



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見に来た者は高校生でも使え、とばかりに女子高生に肩を揉んでもらう有り様。いやはや埼玉栄高校のタカハシ先生スミマセン、生徒をコキ使っちゃいました。


いや、でもほんと肩が凝りました。機材を背負っているときより凝った。



しかし終わって振り返ると手応えもあるし、足りなかったと思う部分もあるというか、うーん圧倒的に足りなかった部分のことばかり考えてしまいますね。だから終わってホッとしたというより悔しい気持ちでいっぱいです。ただの欲張りなのかもしれませんが。


でもまあ自分のベストは表現できたと思うし、喜んでくださった方も多いようなので、ひとまずめでたしめでたしです。反省点は次に繰り越します。
ちなみに天安門広場が出現したエプサイトには、明日から美しい海岸が出現します。


撤収後はその足でオリンパスギャラリー東京へ。今日から始まった写真展「She Has A "PEN"」のオープニングパーティーにお呼ばれしてきました。
ソロ活動ばかりしていると、こうしたグループ展がやりたくなるんですよね。でも一緒にやってくれそうな仲間もいないし、シカノを呼んでくれそうなところもないので、まあひとりで頑張りますかね。


というわけでバーチャル北京を撤収したばかりなのに、明日からはリアル北京です。5か月ぶりに大陸の空気を吸いながら、仕事ですが少し気分転換してきます。


その前に片付けなきゃいけない仕事がイー、アル、サン、スー、ウー……ウウ(涙)。



2010年11月11日木曜日

明日15時までです!

いよいよエプサイトでの写真展「Beijingscape」も明日11日が最終日……。


ここまで大勢の方に来ていただいて、そして実際の口コミをはじめブログやTwitterで広めてくださって、本当に謝謝多謝です。


今日もエプソンの広報の方が「Twitterでとても話題になっているので……」と様子を見にいらして、シカノが北京なう!な写真を撮ってくれました。


まあ実際に明後日(日付が変わったのでもう明日!)には本当に北京なう、になるんですけどね……。いかん、何も用意ができていない。


 


 


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■CX4/CROSS PROCESS


明日は15時で閉館です。お見逃しなく!



2010年11月9日火曜日

怒濤の写真展ラッシュ・第3弾は

写真展も一日お休みしていよいよ終盤へ。


日を追うごとに実感しているのが、口コミでやってくる方が増えていること。来てくれた方がブログで感想を書いたり、Twitterで「北京なう」「天安門なう」と投稿してくれて、それを読んだ方が「なんだかおもしろそう」「ちょっと気になる」と思って来てくれる……という連鎖ができつつあります。


あとリピーターも多いですね。2回目以降の人は芳名帳に回数を書く……というルールがこれまたブログやTwitterで広まって、再訪時は僕が説明する前に「(2)」と書く方がほとんどです。


それもこれもメーカー系ギャラリーの会期は1週間~10日が一般的な中、2週間もくれるエプサイトだからこそ。2週間あれば忙しい方でも都合をつけやすいですしね。


というわけでまだあと3日残っていますので、まだ見てないとか、もう一度見たいという方は是非。昨年のキヤノンギャラリーでの写真展は大阪、名古屋、そして11/18~11/27は再び銀座(こちらを参照)とリバイバルを続けていますが、今回の写真展はこのかたちでご覧いただけるのはこれが最初で最後かと思います。




そんなこんなで18:00に会場を閉めた後は、有楽町の外国人記者クラブ(日本外国特派員協会)へ。クラブ内で行われているライアン・リブレさん&高橋かつおさんの写真展のレセプションにお呼ばれしてきました。



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チアーズ!


ってなぜ呼ばれたのかというと……




来月は
僕がやるから。


外国人記者クラブでは古くから月替わりでさまざまな写真家の作品(主にドキュメンタリー)を飾っているのですが、2010年12月はシカノにお鉢が回ってきたのです。
内容はリバイバル展示が続いている「甦る五重塔」ですが、展示スペースが広いためプリントは新たに制作。でもまだ何も準備が……(汗)。
あとこの写真展は残念ながら記者クラブが会場なので、一般の方にはご覧いただけません(ですので今月下旬の銀座へどうぞ!)


それはともかく、レセプションには先々週の僕のオープニングパーティーにも来てくださった写真家の中道順詩さんや、僕の次の次の次の次にエプサイトで展示(しかもテーマは同じ中国!)するということで先日ご挨拶したばかりの佐藤俊和さんの顔も。しかもよくよく聞いたら佐藤さんと僕には不思議な接点が……世の中は狭いなあと痛感する今日この頃です。



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■CX4/Miniaturize


帰り道にもうクリスマスムードな丸の内をちょっとだけスナップ。最近、正面から玄関を撮るクセがついてしまいました……そう、写真展の作品のように。



2010年11月8日月曜日

家内安全商売繁盛!ヨーッ!

今日は久しぶりの休日。昼過ぎまで爆睡して、のんびり掃除やら洗濯やらを済ませた後、昨年買った熊手を持って近所の浅草酉の市へ行ってきました。


 



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■EOS 5D MarkII+EF35mmF1.4L


下はEOS学園コザワ教室に通っている福原さんと息子さんです。昨日も教室の皆さんと僕の写真展を見に来てくださったばかり(なぜか講師は来なかったけどね……笑)。しかし家族サービス中もしっかり首からはカメラが。さすがです。


そんな福原さんは10年以上同じところで熊手を買っておられるそうです。他にも浅草酉の市ではこんな方々が……。



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都知事・幹事長・天気予報。



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たぶん浅草でいちばん大きな熊手。どこか遠くから来たらしいおばちゃんが一生懸命「これいくらだんべ?」と聞いていましたが、もちろん教えてもらえませんでした。熊手の値段は定価のない“応相談”なのです。もっとも最近は観光客も増えたので、1000円とか2000円の“明朗会計”な熊手も増えました。


と、この2枚はリコーCX4の「ミニチュアライズ」で撮影。CX4は仕事がらみでいろいろ撮っているのですが、なかなかよいですね。


そんな感じでしばらくぶらぶらした後、新しい熊手を買いました。



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これ。値段は“応相談”でンニョンニョ円です。もっともこの大きさですんでたいした金額じゃあございやせんが……。
せめてもと少しばかりご祝儀を渡して、手締めと名札をもらいました。昨年からの1年間は写真集が出せたり、まさに今開催中の写真展ができたりとまあいろいろありましたので、これからの1年間もいろいろあるといいかなと。



2010年11月7日日曜日

満員御礼!

今日は会期中2度目の土曜日。先週は台風のせいでびっくりするくらいお客さんが少なかったのですが……



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一転今日は満員御礼! 

ってこれはとくべつ混んでいるときに撮ったわけですが、でもほとんど人が途切れることがありませんでした。なのでこのところ日課のスタバ休憩や讃岐うどん休憩はお預け。睡魔よりも空腹との戦いが辛かった(笑)。


土曜とあって会社勤めをしている友人知人も多かったのですが、ブログやTwitterをいつもご覧いただいている方のほか、仕事関係の方が休日なのにわざわざ来てくださったり、15年くらい連絡をとっていなかった方がひょっこり現れたり……いやはや今日も感謝。

しかし会期も終盤にさしかかって、質問や感想もかなりパターン化してきました。でもたまに予想外なものもあり……。
どんな質問や感想が多いのかは、これからご覧になる方のためにあえて書きません。ただ鑑賞のジャマをしない部分でいいますと、中国や北京に対する見方が変わったとか、自分が想像していた様子と違っていたとか、北京に行ったことはあるけど実はこんな場所だったのかという方が多いです。


もっとも北京自体が中国でもかなり特殊な町であり、そこをさらに僕のフィルターを通して切り取ったのが今回の作品群。たしかにふつうの観光旅行では見えない部分だらけですが、あれが今の北京であり、今の中国だというつもりはないと作者自身は思っています。
会場では中国に関する質問も多く、僕も知っていたり体験した範囲ではお答えするのですが、実際のところは中国は行けば行くほどわからない国というのが正直なところです。


なので尖閣の問題でも、僕は中国の味方をするつもりもなければ、批判ができる立場でもありません、と聞かれればお答えするつもりでいましたが……さすがにそんな政治的なことを聞いてくる人は今のところ皆無(挨拶代わりのように話題にする方はもちろんたくさんいらっしゃいますが)。少しだけ身構えていたのでちょっと拍子抜けです。
むしろ在日中国人や、駐在員などで中国に住んでいたという方がかなりお見えになります。そうした方々からみればヨソモノが撮った写真になるわけですが、皆さん懐かしんでいかれるので、めでたしめでたしです。


なんてことを考えながら、終了後は有楽町へ飲みに行ったのですが……


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駅前で中国への抗議デモが。


まあ抗議するのは自由ですからな。



なお写真展は明日はお休みです。僕もたまっている自宅作業を片付けて、夕方は浅草の酉の市へ行ってきます。商売繁盛を祈らないと。



2010年11月6日土曜日

初の海外旅行へ連れていく

おい写真展の会場はどうなっているんだブログでレポートしろというお叱りを全国からいただいてはいませんが更新サボってスミマセン……。
写真展はおかげさまで大盛況なのですが、大盛況のあまりネタを仕込んでいるヒマもなく、しかも帰宅するとぐったりとそのまま寝てしまい、夜中に起きて少し仕事をして、また寝るという今日この頃です……。


しかし入口の「バーチャル天安門広場」がとても好評で、土屋さん田中さんをはじめさまざまな方がブログやTwitterでネタにしてくださっているので、めでたしめでたしといったところ。
僕としてはそれで目的の8割は達成です。って肝心な展示はたった2割なのか?


そんな天安門広場……いえ写真展に、昨日は我が両親がやってきました。



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お約束の記念撮影。両親は人生初の海外旅行(?)です。

ちなみにこのシャッターを押してくれたのは、タイミングよく現れた川口正志さん(2度目、というか初日に2度来ているので3度目?)。川口さんは先日ブログですばらしい感想を書いてくださいました。いやはや、ありがたいことです。


今は午前5時半ですが、これからまたひと眠りして、10時半から“店番”です。先週の土曜は台風のせいで開店休業状態でしたが、今日は多くの方がいらっしゃるのではないかと。

なお明日日曜はお休みです。ですので平日お勤めの方は今日がラストチャンスですよ!



2010年11月2日火曜日

ほんの朝飯前

今朝は7時前に起きて、ある誌面に使うカットをうちの近所と新宿界隈で撮影……。その後なじみの老舗料亭「吉野家」で朝飯の牛鍋丼を食べてから、10:30の開館とともに我が写真展会場へ。4日目も無事に(でも実は激しい眠気と戦いながら)“店番”を終えました。


明日は文化の日。そう文化的に写真展巡りでもいかがでしょうか? 新宿西口エプサイトは祝日も開館です。もちろん僕も“店番”をしております。



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■PowerShot G12


上は高層ビルの壁に書かれていた謎の暗号(?)、下は通路に捨てられていた傘。無機質な高層ビルも、よく見るとあちこちに人の気配が……。



ショーウィンドーもお忘れなく!

今日も朝からエプサイトで店番……。


初日ほどじゃありませんが、でも土曜日よりもたくさん、まずまずのお客様がいらっしゃいました。仕事関係の方、出版社の方、カメラメーカーの方、前回の写真展に来ていただいてご案内を差し上げた方、中国関係のお仕事をされている方、そして……



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人民帽をかぶった少年……のようなオッサン。そう、この人民帽は僕の北京土産です。まだ持っていたのね。


なんと差し入れに新宿高野のセレブなクリーミーメロンパンを買ってきてくれたのですが、2個買って1個は自分で食べようとしているじゃありませんか。ギャラリー内は飲食禁止ですので、恥ずかしいけど外で食べてもらいました。っていうかクリーミーメロンパンのことをネタにしてくれとブログに書いているのでネタにしたよ。


そんな外のショーウィンドーも実は写真展会場の一部。ただ新宿三井ビルの正面玄関から出入りすると、ショーウィンドーを通らずに終わってしまうので、お越しになったらぐるっと外へ回ってみてください(会場にも案内が掲示されています)。


ショーウィンドーには5点を展示しています。テーマやコンセプトに微妙にマッチしないけど、でも外すのは惜しい作品たちです。ガラス越しで見にくいかと思いますが、こちらも見ていただけるとありがたき幸せです。



2010年11月1日月曜日

フィルム有ります

今日は仕事の撮影で浅草へ。天気が良ければ鎌倉のはずだったんですが……。


 


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■PowerShot G12


仲見世のカメラ屋さんではまだフィルムを売っていました。デジカメはショーウィンドウの隅っこで、フィルムが店頭の一等地。
確かに観光地のカメラ屋さんでカメラを買う人は少ないけど、フィルムはふつうに出先で買いますからね。でも今は浅草でもフィルムカメラで記念撮影している人はほとんど見ない気がします。どうなっていくんでしょう。


そういえば写真展の会場で一昨日・昨日といろいろ質問を受けたのですが、時たまあるのが「撮影はフィルムですか?デジタルですか?」。答えはすべてデジタルです、なんですが、質問をされる方は決まって意外といった表情をされます。
僕には質問もその反応も意外なんですが、たしかに見方によっては大判カメラで撮った写真に見えなくもない。大判カメラだったら、少なくとも僕の技術ではここまで撮れなかったでしょうが。


ちなみに僕は中国にフィルム自体持っていったことがありません。フィルムで撮らない理由はX線検査が厳しいとか、残り枚数やフィルム交換のタイミングに気を取られたくないとか、デジタルの方が後でツブシが効くとか、挙げるとキリがないんですが、結論とすれば「デジタルがこれだけ便利でこれだけ写る今、あえてフィルムで撮る理由がない」ってことでしょうか。


ハッセルかローライにモノクロを詰めて撮りたいと思うこともなくはないのですが、モノクロで撮ると「ステレオタイプな中国のスナップ」になる気がして、実際にはやらないでしょう。北京というか中国は被写体の宝庫ですが、人々の“中国ってこんな感じ”というイメージも強いので、それをどこまで裏切るか、あるいは取り入れるかのバランスが非常に難しいと思います。


それでいえば昨日一昨日と「こんな中国のスナップは見たことがない」といったニュアンスの感想をおっしゃる方が多く(こちらのブログが非常によくまとめておられます)自分の意図はとりあえず伝わっているのかなと思います。


さて明日から土曜までまた店番です。