2011年10月31日月曜日

花電車(再)

先週うまく撮れなかった都電の花電車、今日は3回狙ってみました。昼も撮りましたが、やはり夜のほうがいいですな。


  


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■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH.


途中、荒川車庫近くの友人宅で夕食をごちそうになったのですが……3歳児のテンションの高さとiPhoneの操作能力にびっくり。おじさんすっかり疲れたよ(笑)。いやはや子育てって大変ですな。



2011年10月30日日曜日

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うちのベランダから。


 



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■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 12mmF2.0



2011年10月29日土曜日

隅田川的愉快自転車旅

今日は「デジキャパ!」12月号の企画で、隅田川沿いを自転車で走りながらスナップ……というロケをしてきました。お供をしてくれたのは海外のレースにも出場しているロードレーサーの方で、カメラをまともに触るのは初めて。そこで僕がかっこいいスナップの撮り方をレクチャーします、というのが企画の趣旨だったのですが。


ロードレーサーさん、飲み込みが異常に早くて、構図やアングルも完璧だし、教えていない機能まで使いこなすし……。自転車競技って(なんとなく想像ですが)理屈より感覚が大切なので、いきなりカメラを持っても感覚でどんどん撮ってしまえるのかも。


しかし佃島で夕焼けを撮っていたら、じーっと見ている少年がいて、なんなんだ……と思ったら、先日僕の課外授業を受けてくれた佃中学校の生徒でした。彼もGIANTのすごいロードバイクに乗っていました。ロードバイク欲しいなぁ。


ちなみに今日ご一緒したロードレーサーさんは、僕よりひと回りも若くておしゃれな女の子です。なので誌面が暑苦しくなる心配はございません(笑)。



誌面が暑苦しいといえば、昨日玄光社から「カメラ・ライフ」Vol.11が発売されました。特集「写真家・鹿野貴司が北京を撮り歩く 北京的愉快撮影旅」で、16ページにわたって僕の写真とエッセイが掲載されています。
「カメラ・ライフ」に掲載される作品といえば、クールだったり、ゆるかったり、おしゃれだったりするのが普通なのですが、シカノの特集は期待を裏切らない暑苦しさです。いや僕にしてはかなり抑えたつもりなんですが、それでもやっぱり暑苦しいな(笑)。


北京の写真が出版物でこれだけまとめて掲載されるのは初めてなので、ぜひ書店にて暑苦しさをご確認ください。ただし北京に行ってみたくなっても当方は責任を負いかねます。


 


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■GR DIGITAL IV


これは昨日の七面山にて。昨日は山、今日は川、とくれば明日は海? いえいえ休ませてください(笑)。



2011年10月27日木曜日

もうすぐ夜が…

明けるぜよ。


只今マイナス3度です。こんなに寒いとは思わなかった…。でもおかげでこの空です。


 



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2011年10月26日水曜日

ああ帰省

今日は久しぶりに千葉の実家へ帰省しました。実家といっても僕はそこに住んだことがないので、帰省という気分ではないのですけどね。しかも今日の目的は、マンションの更新書類に印鑑を押してもらうという……そんなときくらいしか帰ってこない親不孝ですみません。


親不孝の罪滅ぼしに調子の悪かった無線LANの設定を直しつつ、夕食をごちそうになって、実家の車を借りて帰宅。明日・明後日は毎月恒例の七面山登山です。というわけで明後日も車を返すためにまた帰省だ(笑)。


 


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■GR DIGITAL IV


これは実家ではありません、うちの近所のちょっとアートな家。



2011年10月25日火曜日

厳正なる審査…

今日は納豆、デーブ大久保、そして水戸泉の故郷……そう水戸へ。茨城県高等学校芸術祭の写真展にて、作品の審査をしてきました。そう、これの続き(?)です。


茨城県内の高校写真部員たちの力作300点以上から、来年の全国大会へ出展する作品を8点、今年の関東大会へ出展する作品を20点、それぞれ選ばせていただきました。



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シカノ、審査するの図。顧問の先生方に囲まれて、なんだか自分が審査されているみたいです(笑)。


すでに一次審査を突破した作品ということで、展示作品はどれもなかなかのレベル。あと「青春している作品」が多かったですね。まあ詳しいことは来週の講評会で話しますので、生徒の皆さんは待っていてくださいね。


 


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111024_E_10509■GR DIGITAL IV


常磐線の車窓から……。



2011年10月24日月曜日

100歳おめでとう!

うちの目の前を通る都電荒川線ですが、100周年ということで今月は週に1度、花電車が走っています。運行日になると踏切や沿線には人だかりが。今日は踏切ごとに警備員さんが立っていました。


たまたま外出したらやってくるタイミングに当たったので、撮ってみました。


 



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■EOS 7D+TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 DiII VC PZD


……って、俯瞰だとどこが花電車なのかわからんな(笑)。


これは新美姐さんに乾杯……いえ完敗です。ちなみに姐さんが撮った「がんばろう日本!」の行き先表示は、早稲田側の頭にあります。


来週の日曜が最後の運行なので、再チャレンジですかな。



2011年10月23日日曜日

たぶんいい湯だな

銭湯が気持ちいい季節になってきましたな。


……と銭湯の前で思いつつ、風呂道具がないことを悔やむ下町の宵。


 


 


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■GR DIGITAL IV



2011年10月22日土曜日

祝!GR DIGITAL IV

今日GR DDIGITALの4代目が発売されました。はい、シカノも待っておりました。


 



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■GXR+A12/50mm


ゲッツ!(古)


すでにブログでも書いていますが、先月はベータ機をお借りして、北京へ持っていきました。別に仕事というわけでもなかったので、なんとなく撮っていたのですが……撮影枚数は4日間で1500枚。一眼レフだと1日に2000枚は撮りますが、コンパクト(しかも一眼レフと併用)でこの数字はかなり多め。GRD4はそれくらい快適に撮れるんです。


でもそれよりも何よりも気に入っているのが……


 


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■GR DIGITAL IV


「デジキャパ!」11月号のレビューでもちらっと書きましたが、画像設定の中にあるブリーチバイパス。画像設定ブラケットを使うと、1枚撮影するだけで好みの画像設定で3枚記録されます。僕はマイセッティングの1番に、ノーマル・ブリーチバイパス・クロスプロセスのブラケットを登録しています。


……てな具合でいろいろカスタマイズできるのがGRなんですな。でもこのブリーチバイパスを選ぶとRAWで撮影できないんです。他にハイコントラスト白黒、クロスプロセス、ポジフィルム調もJPEGのみ。RAWと同時記録のJPEGに、これらが選べるようになるといいんだけどなぁ。


これはもうGRのお約束(?)であるファームアップに期待!



2011年10月21日金曜日

炒飯山を登れ

昨年の夏だったか、暴風雨でテレビがまったく映らなくなったことがあって、それ以来テレビの映りは著しく悪かったのですが、一昨日ついにまったく映らなくなりました。


マンションなので今まではなんとなく放置していたのですが、昨晩「これはマズかろう」という結論に達し、明日もダメなら管理人さんに……と思っていたら、今朝電気屋さんがやってきました。うちにも確認にきたので「もう1年以上映りが悪かったんですよ」と話したら、そんなに放置していたのかといった感じで驚いていました。そりゃそうだわな。


昼はなんとなく炒飯が食べたくて、近所の特盛炒飯で有名な中華料理屋へ。ときどき訪れるのですが、並でも結構なボリュームです。それが今日はつい口が滑って「大盛で」と言ってしまったら……大皿にこれでもかと盛られた炒飯が。まるで富士山。


冷や汗が出ましたが、店内には残したらいかんぜよ的な張り紙があり、たぶん残したら厨房の頑固オヤジから説教くらうんだろうな……。いや、これ食べきるより説教くらう方が楽かな……。などと考えながら食べていたら、なんとか完食できました。でも、


 


食っても食っても炒飯の山。


 


胃もさることながら精神的にもきつかった。そして異常に喉が乾くのに、もはや水分を吸収する余地なし。ネットで調べたら大盛炒飯は3合あるそうです。特盛が5合っていうのは知ってたけどさ。ちなみに3合の炒飯で650円、5合でも750円。下町どんだけデフレなんだ(笑)。


腹が猛烈に膨れたまま、来週の仕事のロケハンで谷中へ。ちょっと撮らなければいけないものがあったのでそれも撮って、そんなことをしたら少しは炒飯も消化されるかなと思ったら、ちっとも消化されませんでしたね。


 


 


111020_B_1197111020_C_1185111020_D_1210■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4 ASPH.



夜になっても一向に胃から腸にかけての渋滞はおさまらず、晩飯はいたただきもののリンゴ。朝飯もこれだったんですけどね。いろいろとお世話になったりお世話をしたりしている、宮城県の柴田農林高校から先日送られてきたものです。


その柴田農林高校の写真部の1年生・安藤さんが、今日発売の「CAPA」11月号のフォトコンテスト・学生の部で一席になっていました。おめでとう!&リンゴありがとうございます。
そのCAPAには、なぜか僕の高校生の頃の写真が載っています。作品じゃなくて顔写真です(笑)。よく探してみてください。
弟分の「デジキャパ!」11月号では、ニコンのあれとか、リコーのあれとか、いろいろいじっております。こちらもよろしくどうぞ。



2011年10月20日木曜日

夕焼け空は赤いけど

今日の我がTwitterより……


夕焼け空は赤い、炎のように赤い…って
ブルーハーツの歌だっけ? そんな感じで空が赤い。


これをスマホからツイートしたのは、御茶ノ水で中央線に乗り込んだ直後。神田川や東京ドームの向こうに見える空が真っ赤に染まっていました。


目的地は2駅先の飯田橋だったので、降りたら撮っちゃるぞ……と思ったのですが。駅を出たらすでに日が沈み、空はディープパープル。まさにナントカ心と秋の空……。


飯田橋で打合せの後、丸の内で用事を済ませて、さらに新橋で愉快な方々としこたま飲んで帰ってきました。


 



111019_A_1066111019_B_1116111019_C_1127■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO ED12mmF2.0


ピロシ、約束通り写真使ったよ。



2011年10月19日水曜日

CROSSROAD

今日から四谷のCROSSROAD GALLERYで、飯田鉄さんの写真展「KAMERA」が始まりました(CAMERAじゃなくてKAMERAです)。このギャラリーに行くのは初めてなんですが、リンク先のページをご覧いただければおわかりの通り、すぐそばにあるRooneeの弟分です。先日Rooneeのオーナーの篠原さんとお話ししたら、いろいろ実験的なことをやってみたいとのことでした。小さいけどなかなかおもしろそうなスペースです。


で、そのオープニングパーティーに馳せ参じた次第。飯田さんとは昨日の新美さん同様「瞬間と永遠」でご一緒させていただきましたが、最近我がブログの準レギュラーとなりつつあり、お会いするたびに「あら~、こないだのブログ見ましたよぉ~」といわれるのがお約束になっております。なので今日も登場していただきます。


 



111018_A_1033111018_B_1048■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO ED12mmF2.0


上の写真はこれまた「瞬間と永遠」つながりの朋友・赤城耕一さん(右)に、自分の作品が載っている「日本カメラ」のページを探させる飯田さん。赤城さんも必死に誌面を遠ざけていました……。
ちなみに左でおふたりを撮っているのはトンボの田中さんです。


下の写真はギャラリーの非常階段から見下ろす“CROSSROAD”。ギャラリーは四谷4丁目交差点の角、かつてサンミュージックが入っていたビルの右隣です。アートフィルターのドラマチックトーンで撮っていますが、これって本来は夜景撮影用のモードとして開発されたとか。たしかにいい感じ。


写真展は10/30まで。なかなか遊び心のある、一風変わった内容です。トークイベントやワークショップも企画されているので是非。



2011年10月18日火曜日

鬼子母神の宵

先日の「瞬間と永遠」写真展でもご一緒だった新美姐さんが、昨日Twitterで「御会式なのになんだか静かだわ」てなことをつぶやかれていました。


御会式とは日蓮さんの命日(10月13日)に日蓮宗のお寺で行われるものが有名で(他の一部宗派でも、同様に宗祖の方のご命日にやるようです)、日蓮さんが亡くなった東京の池上本門寺の御会式はとても盛大だそうです……そう、盛大らしい。
僕は2007年に身延山五重塔の取材を始めてから、ずっと日蓮さんのお墓がある身延山の御会式を撮っていて、先週行ってきたばかりです。なぜ毎年撮影に行っているのかというと、翌年のポスターに使う写真をご依頼いただいているからで、つまり池上本門寺の御会式は物理的に行けないのです。身延山の御会式もなかなか盛大で、撮り甲斐はあるのですけどね。


そんなわけで他の御会式は撮りたくても撮れなかったのですが、新美姐さんの近所にある鬼子母神の御会式は、なんと毎年10月16~18日だったのです。これは行くしかあるまい。


というわけで今日は新美姐さんと撮影に行ってきました。


 


111017_A_0851■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4 ASPH.



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■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO ED12mmF2.0




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そしてこの半纏は……鳥にマス、鳥にマス、鳥マス、撮ります!?


そう、新美姐さんです。半纏は特注だそうな。なんて粋なんだ!


そんな粋な姐さんは、酒の肴がうまいうどん屋に連れていってくれました。なぜかメニューにあるうどんは激辛中心で、辛いもの好きの僕は0~5まで6段階ある激辛うどんの「1」を頼んだのですが、姐さんによると顔が紫色に変色するほど辛かったです。横になぜか「四川」と書かれていた「5」は、いったいどれくらい顔が変色するのでしょう?


姐さんとはいろいろなところでお会いはするのですが、サシで飲むのは初めて。自分がこの仕事を始める前から名前を知っている方と、飲んだり食ったりしながら話を聞けるのは幸せなことです。


そして今日はせっかくなので、うちの本棚にあった姐さんの著書『旅猫』を持参。サインをいただきました。



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姐さんがフリーになって初の仕事が雑誌「野生時代」の連載で、それをまとめた初の著書がこの『旅猫』だそうです。


僕はこれをかなり昔、どこか出張先の古本屋で買いました。そのときは新美敬子さんというお名前も知らず、冗談抜きで「アラ・ミケコ」と読んだ記憶があります(正しくはニイミ・ケイコさんです)。奥付には古本屋の主人が鉛筆で「絶版」と書き込んでいます。そう、もう古本を探すしかないのです。


以前僕は地方での仕事が多かったのですが、どの地方都市も中心街には夜遅くまでやっていて、しかも品揃えに個性のある古本屋がありました。そこでホテルや帰りの車中で読む文庫本を買うのが、なんとなく習慣になっていました。
リーマンショックで地方での仕事が激減し、あるいは地方に行っても古本屋さんがなく(代わりにブックオフがあるけど、旅先で寄りたいとは思わないのです……)、最近は文庫本といえば成田空港の書店で買ったものばかりです。


まあ新刊もいいんだけど、旅先で買う古本っていうのがいいんですよ。どこかでたまたま寄った古本屋さんで、著者の名前は知らないけど気になった本があって、数年後その著者と一緒に酒を飲んだりできたらおもしろいじゃないですか。



2011年10月17日月曜日

撮影会

なぜ人は写真を撮るのだろう。


 


 


 


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■SIGMA SD1+17-50mmF2.8


そういう自分もなぜ写真を撮るのだろう(笑)。



2011年10月16日日曜日

ちょっと(?)ピンぼけ

今日は中央区佃中学校にお招きいただき、一日講師をしてまいりました。もう3回目か4回目かな? 毎回1年生を相手に写真家という仕事について話すのですが、一番生徒たちが食いつくのが……



一眼レフを触ってみること。



どんなに深い話をしても、やっぱりこれにはかないませんわな(笑)。連写は最速に設定し(とくに男子が喜ぶので)、押せば写るだけにしてカメラを渡すのですが、決まって……


 


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ちょっとピンぼけ。


うーん。来年はスライドショーはやめて撮影講座をやろうかな。1コマ2時間くらいあると、いろいろできるんですけどね。


  



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111015_B_4810■EOS 7D+TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 DiII VC PZD


生徒に渡したのは「瞬間と永遠」の撮影で使った↑この組み合わせ。まあ中学1年生にいきなり渡しても難しいですかね。


今年は40人くらいの生徒にお話をしたのですが、ひとりでもいいから3年後に高校で写真部に入ったりしてくれるといいなと思います。



2011年10月15日土曜日

懐かしのチャオプラヤ川

ニュースでも報道されていますが、僕も取材に行ったことがあるニコンのアユタヤ工場が大変なことになっているようです。行ったのはいつだっけ……と思って前のパスポートをひっくり返したら2004年10月でした。


当時僕もまだデジタル一眼レフを持っておらず、唯一持っていたデジカメがニコンのCOOLPIX 5400。取材に持っていったのはこれとライカ。工場では当時のヒット商品・D70を作っていました。懐かしいなぁ。早く生産が再開されることを祈るばかりです。


 


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■LEICA M6 TTL+SUMMILUX 35mmF1.4 ASPH.



2011年10月14日金曜日

Moonlight

昨日今日と身延山の御会式を撮ってきました。最近なぜか祭の撮影が続いていますが、やっぱり祭はいいですな。


 



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■EOS 5D MarkII+SIGMA 50mmF1.4



2011年10月12日水曜日

見れば見るほど

今日で写真展“Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」”も最終日。ということで夕方仕事を片付け、3日連続ですが行ってみました。なにせタイミングよく地下鉄が来れば、3331 Art Chiyodaはうちから15分で行けるのです。


結局会場には5回行ったのですが、行くたびに違った見え方がした、というのが大きな発見でした。最初写真展の企画を聞いたときは、ウェブで発表するものを展示して、果たしてお客さんは喜ぶの?と疑問に思いました。でも結果として(少なくとも僕自身は)写真というメディアの奥の深さを実感しました。これは次に写真展をやるときの参考になるような気がします。


ちなみに僕が出展した2点はこれとこれでした。


 


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たぶんカラフルな作品が多いので、モノトーンでまとめてみたかった……というのもあるのですが、撮影した北京は京都や札幌のような、平坦で碁盤の目状の町です。そこでその世界観を感じさせる2点を選んでみました。


……というのはたぶん誰にも伝わっていないはずですが、作者の本当の意図っていうのは聞いて「ああそうなんだ」くらいがいいんじゃないかな、とも思ったり。


 


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111011_C_3646■EOS 7D+TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 DiII VC PZD


これも北京。とくにいいとは思わないけれど(笑)なぜかちょっとだけ気になる写真。



今回はタムロンの千代田さんや市川さん、ジョフィーコミュニケーションズの板見さん、ダイヤモンドエージェンシーの川島さんをはじめ、関係者の皆さんに謝謝多謝です。次は70周年で!



2011年10月11日火曜日

瞬間と永遠(と刺激)

今日は朝6時半にうちを出て、午前中は暴走…いや房総の鴨川で仕事。昼に終わって一旦帰宅し、用事を済ませてから、昨日に続いて3331 Art Chiyodaで開催中の“Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」”へ。


いやー、今日はちょっとびっくりする混雑ぶり。


でも混んでいればいるほど楽しくなってくるのは、3331にカフェと芝生の庭があるから。そこで展示を見終わった人や、家族連れ、近所の人たちが思い思いの時間を過ごしているのです。


 


IMG_3975■EOS 7D+TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 DiII VC PZD


ちなみに右上のベンチに座っている帽子の男性は、今日17時からトークショーの飯田鉄さんです。270mmにズームしてみると、何やらペンとメモ帳らしきものを持っていました。トークショーのネタを考えておられるのでしょうか……恐るべし高倍率ズーム。


実は今回出展している写真家の中で、僕がもっともお付き合いが長いのが飯田さん。不思議な縁なのですが、もうすぐ20年になるのです。そんな飯田さんから「トークショーに来てくれるかな?」といわれたら、鴨川にいようが南極にいようが「いいとも!」と答えるしかありません。


そしてトークショーで飯田さんとともに登場されるのは大西みつぐさん。下町生まれの僕は高校生の頃、オープンしたばかりの東京都写真美術館などで、東京の街を撮った飯田さんや大西さんの作品を見て「こんな写真が撮りたいなあ」というか、やや自信過剰だったので「オレにもそのうち撮れるはず」と思いこんでいました。
実際には20年経った今も飯田さんや大西さんのようにはなかなか撮れないわけですが(笑)こうして同じ土俵で相撲がとれるようになって、まあシカノも少しは頑張ったかなと。


そんな偉大なる先達のトークショーは期待通りにおもしろく、さらにその後の打ち上げまでご一緒させていただき、いい刺激になった夜でした。


どれくらい刺激になったかというと……


 



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※写真はイメージです



飯田さん、大西さん、中里さん、そしてお誘いくださった千代田さん市川さんありがとうございました。


“Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」”はとっても残念ですが、明日までです。ウェブでも作品は見られますが、プリントはまた違った印象を受けるはずですので、お近くでまだの方は仕事帰りにでも是非!



2011年10月10日月曜日

ふんばる一馬力

夜、新宿で用事があったので、その途中で“Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」”へ寄ってみました。3回目かな? 閉館間際でしたが、今日もたくさんのお客さんがいました。


イベント自体の反響も大きいようですが、僕の作品についても直接・間接いろいろなかたちでご感想をいただいております。ありがたい限りです。


 


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■EOS 5D+EF24-105mmF4L IS


これは初めて北京に行ったときに撮った写真。といってもほんの4年前。ごくたまにではありますが、幹線道路や路地裏をお馬さんがパカパカ走っていました。


この頃だったか、中心街に馬車が乗り入れるのは禁止になったのですが、これ以降もときどき高層ビル街をパカパカしている姿を見かけました。今でもときどき侵入してくるそうな。


北京はそろそろひと段落……と思っていましたが、今回の「瞬間と永遠」でもうちょっと通おうかなと思うようになりました。運がよければ(?)また馬車が撮れるかもしれないし。



2011年10月9日日曜日

大阪は濃い

昨晩に前乗りをして、今日は大阪府熊取町の熊取地車祭へ行ってきました。「地車」と書いて「だんじり」と読みます。だんじりって漢字で書くと「男尻」ではないんですね(アホか)。


江戸の三社祭を撮り続けている僕に、CAPAの石田編集長が「大阪のすんげえ祭も見てみないかい?」と誘ってくれました。って仕事なんですけどね。
しかも主役はつい最近、熊取のだんじりをテーマに写真集を出版した田頭真理子センセー。まあ僕はアシスタントのようなものです。


田頭とはもともと中国つながりで知り合ったのですが、僕が中国にどっぷりな間に、彼女は男尻……いえだんじりを追いかけていたのでした。さすがイケメンには少々うるさい田頭だ。


だんじり祭といえば岸和田が有名ですが、熊取もなかなかのものでした。日本にはまだまだ自分の知らないものがあるのだということを再認識。詳しくは11/20発売のCAPA12月号を。


 


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■LUMIX G3+G VARIO 7-14mm


しかし大阪って、やっぱり目立ってナンボなのかな(笑)。広告主がすべて同じ業種というのも気になりますが。



2011年10月7日金曜日

Think different.

先日北京で見つけた、路地裏のアップルストア……


 


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■GR DIGITAL IV


……んなわけないか(笑)。


しかしスティーブ・ジョブズがこの世にいなかったら、今日も写真家たちはみんなフィルムを使っていたのかも。



2011年10月6日木曜日

Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」

今朝は学校へ行ってきました。


まずは朝礼!



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千代田先生のお話でーす。生徒のみんなは静かに聞くように!


……というのはもちろん嘘で、これは今日から3331Arts Chiyodaで始まったタムロン60周年記念写真展“Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」”のオープニングレセプション。挨拶されているのは、このプロジェクトを企画した執行役員広報宣伝室長の千代田さんです(会場の名前とは関係ありません)。


なぜ背景が学校っぽいのかというと、3331Arts Chiyodaは廃校になった中学校跡だから。ここは職員室だったと思われます。


写真展については仕事の早いデジカメWatchさんや、今日レセプションに来られていた写真家の皆さんがすでにいろいろレポートしてくださっているのでそちらをどうぞ(横着)。
なおデジカメWatchにも掲載されている「タムロンどら焼き」は2群2枚構造、非球面カステラを使ったなかなかの味でした。



そういえば大好きな新美姐さんが、ブログで僕のことをネタにしていました。いわくシカノが「光が回ってて、まるでにーみさんがきれいな人みたいに撮れます」と言い放ったとか……おかしいな。「にーみさんがきれいに撮れます」と言ったはずなのに(笑)。


なにせこの会場、光が回りまくってきれいな人は本当にきれいに撮れるんです。



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ほら。右で撮影しているのは中里和人さんで、このときの写真が姐さんのブログに載っている写真です。
ちなみについ数日前までパラオにいた姐さんからは、お土産に「ホテルにあったシャワーキャップ」をいただきました。なぜパラオ土産がシャワーキャップなのかは、説明すると長くなるので割愛。


ではシャワーキャップが似合う、あまりきれいではないシカノを撮るとどうなるかというと……こちらこちらこちらこちらをどうぞ。


それはともかくとして、壁も天井も床もすべて真っ白なので、掛けられた作品をじーっと眺めていると、まるで“無の空間”に浮遊しているように見えてきます。


 


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多種多彩な60人の写真家が同じレンズで競作しているのもおもしろいのですが、それを十分に生かす展示形式で、何度見ても発見のある奥の深い構成でした。


ちなみにシカノの作品はわりと目立つところにあります。会場で探してみてください。



■写真はすべてEOS 7D+もちろんTAMRON 18-270mmF3.5-6.3 DiII VC PZD



2011年10月5日水曜日

小さな旅

今日は朝から浅草花やしきでロケ。慣れないカメラで、特殊なモードを使って、しかもモデルは3人……。でもモデルの女の子たちのノリの良さに助けられました。


昼過ぎに終わって帰宅すると、先週一緒に北京へ行ったHARUKIさんがスーツケースを引き取りにやってきました。


バックパック派だったHARUKIさんはスーツケースをひとつしか持っておらず、北京で「もっと大きいのが欲しいんだよなぁ」と話していたので、うちに眠っている大きなやつを差し上げることに。5年前ドイツW杯の撮影に行くために買って、それ以来使っていないやつです。でそれに荷物を詰めて今週末からニュージーランドだそうです。


一時うちにはなぜかスーツケースが5個もありましたが、ひとりでそんなに必要なわけもなく、今日でジュラルミンの大きなリモワと、プラの小さなリモワの2個に減りました。小さい方は酷使してボロボロなので、そろそろ買い替えたいなあと思うのですが、日本で買うとエラく高いのでヨーロッパへ行く機会を伺っている今日この頃です。


 


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■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO14-42mmIIR


駅までHARUKIさんを送った帰り道にて。いつも自転車で通る道も、歩いて通ると違うものが見えてきたり。



2011年10月4日火曜日

ハイ勉強します

今日もバタバタした一日でしたが、そんな合間にキヤノンギャラリー銀座でやっている川津英夫さんの写真展「舞い降りる妖精たち」へ。ネット上で「よかった」という反響が多くて、気になっていた写真展ですが、完全に予想を裏切られました……もちろんいい意味で。


 


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川津さんというか川津先生は、僕の大学時代の恩師……のはずだったんですが、僕の入学と入れ違いで“卒業”されてしまいました。僕がのんびり2浪もしていなければお世話になっていたのですが。


というわけで「代わりにこれで勉強したまえ!」とかっこいい写真集をくださいました(注:川津さんはそんなしゃべり方はせず、とても穏やかな方です)。ありがとうございます。


実は銀座に来た本当の目的は、2階のプロサービスへ機材の修理を出すためだったんですが、閉まる時間を勘違いしていてタッチの差で間に合わず……でもいい展示を拝見できたのでよかったです。銀座で妖精(と川津さん)に会えるのは水曜の15時までですので、ぜひ。


 


しかし今日は半袖アロハで出掛けたら、会う人会う人「寒くないですか?」。ええ寒くないというかむしろTシャツでいいくらいなんですけど……。


と思っていたのは昼間のことで、夜になって駅からうちまで自転車で帰ったら、やはりちょっと寒かったですね。ええ、ちょっとです。ちょっとですとも。


 


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■EOS 7D+TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 DiII VC PZD


こりゃどう見ても完全に秋の光ですね。明日のロケはさすがに長袖を着ていくべ。



2011年10月3日月曜日

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いよいよ今週水曜から、秋葉原の3331 Arts Chiyodaで写真展『Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」』が始まります。会期が1週間と短いのですが、会期中は休まずオープンしているのでぜひお越しください。僕も自宅から近いので、ちょこちょこ遊びに行こうと思っています。


ちなみに写真展で展示されるのは1人2点。同じレンズで撮影した120点が一堂に会するというのは、なかなかおもしろいんじゃないかと思います。僕はウェブで公開されている5点のうち、あれとこれを展示します。いったいどれなのかは見てのお楽しみですが、ウェブとは違った印象を受けるはず……。


 


111002_3584■EOS 7D+TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 DiII VC PZD


夜のスクランブル交差点を焦点距離119mm、ISO1600、1/10秒、手持ちで撮ってみました。こんな条件でちゃんと写真が撮れるようになるとはね。