2011年11月30日水曜日

定点観測

今日は朝から画像の整理→現像→レタッチ→プリント……座っているだけなのに、なぜかとても疲れます。疲れ過ぎて一瞬座ったまま眠ってしまったのですが、電車に財布の入ったカバンを置き忘れ、駅員さんに調べてもらったけど見つからないという夢で目が覚めました。


起きた直後、慌てて財布を探したのはいうまでもありません。もちろんありましたけど。


北京の写真を整理していて、今年の7月と9月に同じ建物を撮った写真がありました。上が7月で「カメラ・ライフ vol.11」の特集に掲載された写真です。そして下が9月。


 



111129_A111129_B■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 14-42mmIIR


7月の時点で周囲は更地になっていたので、壊されるのかと思いきや、左側は謎の増築。でも建物の中はもぬけの殻でした。その後どうなったんでしょう?


来年の春頃(?)また確かめてみたいと思います。



2011年11月28日月曜日

遠慮なさらず

もうすぐ師走ですね。仕事で日比谷と銀座へ行ったのですが、街はすっかりクリスマスムード一色でした。シカノは敬虔な仏教徒ですからクリスマスはとくに関係ございませんが、プレゼントは年中無休で受け付けております。よろしくどうぞ。


馬鹿話はさておき、仕事でも来年に関する打合せがぼちぼち。そして再来年に関する打合せも……。でも再来年なんてあっという間に来るんでしょうね。


まあ来年はいろいろやりますよ(予定)。


 


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■GR DIGITAL IV



修行の道

昨日お知らせした次の写真展に関して、さまざまな方からさまざまな反響が……いやはや、ありがとうございます。
どんな写真展にするかはおおよそ考えていますが、むしろこれから何が撮れるのかにかかっていると思っています。切り札の一枚を生かすために、全体を変えることもあります。逆に全体を考えると、お気に入りの一枚を泣く泣く切ることもあります。


まあ早い話が、半年後の写真展を考えるより、まず目先の仕事を片付けろということです(汗)。


 



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■GR DIGITAL IV


敬慎院まではこのような道(といってもここは傾斜がゆるい場所です)を4~5時間登ります。登るということは当然下りもあります。
七面山は登ること自体が修行なので、ロープウェイなどはありませんし、決して楽な道のりでもありません。でも月に一度森の中を歩くのはいい気分転換になります。これで機材がなければなぁ……と毎回思うのですが。まあそれも修行ということです。



2011年11月27日日曜日

次の写真展のお知らせ

今日は七面山から自己ベスト!2時間ちょうどで駆け下りてきました。下り始めたのが午後1時で、のんびりしていたら真っ暗になってしまいますのでね。


しかし今朝の七面山は気温マイナス8度。もう冬でした。


おかげで朝日もきれいだったし、何より昨晩は新月だったこともあって、頭上は満天の星空。寒さに負けず、真っ暗な空にぼんやりと浮かぶ富士山を撮っていたのですが、見上げると天の川が。


 



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■GR DIGITAL IV


ポケットに入れていたGRを、地面に“仰向け”で置いて撮影。モノは試しでやってみたのですが、意外にちゃんと写ってびっくり。


 


ところで来年の話をすると鬼が笑うとか、いやその前に早く手帳買えよとか、ともかくまあ来年の話というか、次の写真展のお知らせです。


鹿野貴司写真展『感應の霊峰 七面山』
2012/5/22~5/31
コニカミノルタプラザ・ギャラリーB(新宿)


そう、今日下りてきたばかりの七面山がテーマ。昨年春から撮影してきた山の風景や、山頂近くにある敬慎院の日常をご覧いただける……はずです。来年春までは撮影しますので、乞うご期待!ということで。



2011年11月26日土曜日

もう真冬

先月は外が氷点下だった七面山ですが、今日はお堂の中も0度近くまで下がっています。もう寒いのなんの。

でもってこれから外で撮影…日没直後はマイナス5度でしたが、今は何度なんだろう。念のためeneloopカイロを持ってきて正解だった…。



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2011年11月25日金曜日

もともと軽いのだが

今日はあちこち打合せに回ったり、合間に写真展見たり、納品をばぁーっと済ませたり、メールをがぁーっと返したり、2日分くらい仕事をした感じ。


明日・明後日は月一恒例の七面山です。先月すでに氷点下でしたが、果たして明日の夜はどれだけ寒いんだろう。夜中も外で三脚を立てて撮るつもりなので、リュックには防寒着代わりの雨具に加えてユニクロのウルトラライトダウンを入れました。


そういえば今年のウルトラライトダウンは商品名に「新」が付いていて、何が新しいんだろうと思ったら7gも軽いんだって! 一円玉なら7枚、パチンコ玉なら1.5個分も軽いんです!!


まあ7gがどれだけ効果があるのかは定かでありませんが、レンズも頑張って軽くしてくれるとうれしいんですけどねぇ。キヤノンさん。


好きこのんで重たいレンズばかり持っていくのは自分なわけですが。


 


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■GR DIGITAL IV



2011年11月24日木曜日

20年前にタイムスリップ

今日は都内某所のスタジオへ。勤労感謝の日だから感謝しながらお仕事……といいたいのですが。


人ひとりを撮るにはもったいないくらい広い白ホリ(いわゆる白い壁のスタジオです)の中で、「親子の日」などでおなじみのブルース・オズボーンさんに撮っていただきました。ハイ、シカノを撮っていただいたのです。
ブルースさんについては、デジカメWatchでHARUKIおじさんが書いたインタビューが良記事なのでどうぞ。


20年前、ブルースさんはボストンのチルドレンズミュージアムという博物館の企画で「Teen Tokyo」という撮影を行いました。東京のさまざまな10代を撮影+インタビューして、それを博物館で展示するというもの。
そのモデルというか取材対象になった10代の中に、高校3年生のシカノ少年もいたのです。それが僕とブルースさんの出会い。だからもう20年のお付き合いなのです。


そして20年を機に「Teen Tokyo」で撮影した“元10代”たちを再び撮ろうということで昨年からコツコツ準備を開始。連絡がついたり、Facebookなどで見つかった人などを撮ることになりました。で今日がその1回目の撮影だったわけです。


 



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まさにシカノを撮影中の図。つまり撮られながら撮った写真です。20年前もカメラを持っているところを撮ってもらったので、今回もカメラを持ってみたわけですが。20年前はフィルムの入っていないカメラでしたが、今回はフィルム……もといメディアを入れて僕も撮ってみました。


しかし20年後はフィルムを使わなくなるなんて、高校生のシカノ少年は想像もしなかったですよ。ブルースさんも想像しなかったそうですけど。


 


僕は撮られるのはもちろんですが、データをMacに取り込んだり、カメラのセッティングをしたり、撮影のサポートもさせていただきました。これも20年前には想像もしなかったことです。
今日は6人の“元10代”を撮影しましたが、スタジオはなんとなく同窓会の雰囲気に。20年前の撮影で面識があったわけではないのですが、同じ世代で同じ体験をした者どうし、なんとなく話が盛り上がり……。


そしてブルースさんはスキャンした20年前の写真と、今日撮った写真をその場で組み合わせていました。いわば定点観測的な企画なので、20年の歳月を隔てた2枚を揃えるわけです。



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シカノの写真を合成中……いや、20年間の変化にいろいろな意味でびっくりです。びっくりなのでモザイクをかけています(笑)。まあこの結果は来年どこかでお目にかかることでしょう。


というわけで20年前にタイムスリップしたような一日でした。20年って振り返るとあっという間だけど、でも長いよなぁ……。



2011年11月23日水曜日

ヒカリ

最近会う人会う人に「忙しい?」と聞かれるのですが、うーん忙しいのかな。あまり外に出掛ける仕事が少ないのですが、なんやかんや自宅作業が多く、コツコツ仕事をしていると朝になっていることが……。いかんな。


今日は雑誌のインタビュー撮影があったのですが、そんな最近のシカノの生活リズムに合わせてくれたのか、始まりが夜6時。いやカメラマンに合わせちゃくれないか。


撮影を終えた後は、目黒のギャラリーコスモスへ。今日から始まったデジ侍写真展「Lighting 光」のオープニングパーティーにおじゃましました。12/4までロングランでやっていますので是非どうぞ。


 


 
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■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH.


というわけで今朝、うちの廊下から見た「光」。



2011年11月22日火曜日

乗りすぎ注意

新宿で人と会って飲んで、さらにその後渋谷でも人と会って飲んで、帰りの地下鉄は珍しく爆睡……。


寝過ごさなくて本当よかった。我孫子で一晩を過ごす方法を僕は知らない。っていうか、たぶんないと思いますが。


 


 


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■GR DIGITAL IV



2011年11月21日月曜日

雨上がり

ちょっと買い物で外出したら、夕焼けがきれい……と思いきや、急に夕立ち。すぐやむだろうと思って、商店街で雨宿りをして正解だった。


しかし雨が降ると何が困るって、肩が痛くなります(笑)。いや笑いごとじゃないんだけど。


 


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■GR DIGITAL IV



2011年11月20日日曜日

漏れていません

今日発売の「デジキャパ!」12月号こんな企画をやっています。早い話がカメラ持ってチャリで走ろうぜ、という企画です。


ちょっと前からチャリでウロウロすることを「ポタリング」というそうですが、締まりのない言葉で、僕は使うのにちょっと抵抗があります。「昨日ポタリングしてさぁ~」って、まるで何かが漏れてしまったみたいじゃないですか。


まあそんなことはともかく、サンプルだとわかりにくいですが、モヒカン頭の男は僕です。一緒にいる女の子は誰? 詳しくは買って読んでみてください。


 


111119_1265■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 14-42mmIIR


このロケではいろいろスナップを撮りましたが、僕はコーチ役なのであまり誌面には載っていません……。まあ載らないのがわかっていても、つい撮っちゃうわけで。



2011年11月19日土曜日

新入部員に

今日から東急世田谷線沿いにあるギャラリー世田谷233で始まった写真展「recorded」へ。


233写真部の有志メンバー4名によるグループ展で、「写真業界の裏ボス」と呼ばれている小林貴さんが参加されているというか、「18日は夕方から飲んでいます」とご丁寧にお誘いをいただいたので、大福を買って馳せ参じました。酒盛りへの差し入れが大福……まあ僕が食べたかったからなんですけどね。


 


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■EOS 5D MarkII+SIGMA 20mmF1.8


小林さんはボジョレーヌーボーを飲みながら、うまそうに大福をつまんでくれました。


今回小林さんが展示されていた作品は、雪の日におやじさんの形見のニコンFで撮ったという愛娘。写っているのは明らかに小学生の女の子ですが、小林さんの娘さんって中学生か高校生じゃなかったっけ……と思ったら、ちょっと前に撮ったんだそうな。「もう撮らせてくれないんだよぉ……」とパパはちょっと寂しそうでした。


しかし自宅の庭で撮ったという6枚組が実にいいんですよ。親バカに写真バカが加わったというか。雪景色なのに温かみがあって、六切くらいのプリントだけど奥行きがあるというか。


……なんて思ったら、プリントを焼いたのはフォトグラファーズ・ラボラトリーの平林さんと聞いて納得。日本一の達人が焼いているんですもん。


 


ちなみに233写真部というのは僕もかなり前から存在は知っていたのですが、よくわかりません(笑)。今日は部長がいらっしゃったのでお聞きしたところ、部員は300名だか400名だか、とにかくたくさんいらっしゃるそうです。でも入部に資格や審査があるわけではなく「今日からわしは部員じゃ!」といえば233写真部員なのだとか。


というわけで小林さんと部長にそそのかされ……いえ、とても紳士的に勧誘されまして、シカノも新入部員となりました。とりあえず会員登録します>小林さん。


「recorded」は11/30(水)まで。同時にポストカード展も行われています。三茶から世田谷線沿いをぶらぶらしながら行ってみてください。


 


そういえば小林さん、今日Twitterに


ある本に書いてありました。展示会期間中は、ギャラリーに住めと


とつぶやいていましたが……今晩は泊まっているのでしょうか? 泊まるのはいいと思いますが、来客のためにもちゃんとお風呂に入ってください(笑)。



2011年11月18日金曜日

2011年11月17日木曜日

8時間休憩

今日は朝と夜に打合せ。実に8時間のインターバルです。まあ先方の都合だから仕方ないわけですが……。


そんなとき真っ当な大人は一度帰宅する、そして仕事や用事を片付けるという選択肢をとるものと思われますが、面倒くさがり屋のシカノは迷わず「時間をつぶす」わけです。


でも8時間って、よく考えたら普通の会社の労働時間だよ(笑)。


しかもこういうときに限って、会えそうな友人に連絡しても都合が悪く、新宿や銀座のギャラリーもほとんど見終わった展示ばかり。そんなこともあろうかとノートパソコンを持っていたので、スタバで仕事を片付けたりしつつ、タイミング悪いな……と思っていたら。


土壇場になって夜の部、キャンセル。ちゃんちゃん。


 


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■GR DIGITAL IV


ヒマ過ぎて普段なら地下鉄に乗ってしまう距離も歩いちゃいました。まあいい運動とロケハンになったかな。



2011年11月16日水曜日

自粛だけど禁止じゃないし

今日は外出したついでに、やっとインフルエンザの予防接種を受けました。何年か前、仕事が超忙しいときにかかってしまったことがあって、それ以来毎年欠かさず受けています。もうあの苦しさは経験したくないので……。


 


111115_1773■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH.



夕方に急いで帰宅して、W杯3次予選……の消化試合だけど、別の意味でもっとも注目の一戦・北朝鮮×日本をテレビ観戦。北朝鮮からハイビジョンで生中継なんて、それだけでワクワクするじゃないですか。


以下、開始直前~終了後の我がTwitterより。ちなみに試合中はテレビに夢中になって、何もツイートしていません(笑)。



■すごいなエスタディオ・キムイルソン…。完全にアウェーというか完全に異空間だよ。ほとんど変な集会。早く90分終わらせて帰りましょう。


<この間、試合>


■まあ日本代表はケガをしなくてよかったですよ。でも北朝鮮から離れるまでがアウェーですからね


■観客はあれが何の試合かわかっていたのでしょうか…。 RT @st_Gatto: @ShikanoTakashi テレビをつけていると、わあーっと、歓声が聞こえて、つい見てしまうと、そこ、歓声を上げるとこじゃないよ。と。


■入管でバナナが没収されたらしいです(冗談抜きで) RT @Mental_Note_Z: はーい、先生!北朝鮮にバナナは持ち込めるんですかー? RT @ShikanoTakashi まあ日本代表はケガをしなくてよかったですよ。でも北朝鮮から離れるまでがアウェーですからね。


■遠足というより社会科見学かな。金日成スタジアムの見学。しかも5万人の人民が大歓迎…。 RT @rain_trout: @ShikanoTakashi 遠足かよ!


■今日の北朝鮮は少し異常だったが、アウェーの代表戦ってあんなもんじゃなかろうか。前にレバークーゼンで見たドイツ×日本の親善試合も、観客の99.9%はごっついドイツ人で、スタンドの地鳴りが半端じゃなかった。日本のホーム戦だって相手国は相当イヤだろう。



今回の遠征は入管でちょっとイジワルをされたくらいで、あまりハプニングはなかったようですが。そんなアウェーの洗礼をモノともしないタフさがないと、W杯でベスト8、ベスト4、あるいはそれ以上はいけないと思います。
もっとも今回は日本もメンバーをかなり入れ替えてきたし、何より「平壌社会科見学」をケガ人もなく終わってよかったんじゃないでしょうか。これが最終予選進出のかかった試合じゃなくてよかったですよ。


しかし行ってみたいな、北朝鮮(笑)。



2011年11月15日火曜日

お城も近かった

そういえばエプサイトでの写真展からもう1年だな……と思って自分のブログを見返したら、1年前の今日はもう写真展が終わって、仕事で北京に行っていました。


来月は久しぶりに上海へ行くのですが、バーゲンプライスのホテルを見つけたので「ここでいいや」と適当に予約したら、実はとても好立地だったことが判明。上海の地理はいまひとつ詳しくないので、不便な場所だから安いんだろうと勝手に思いこんでいたのですが。
いや正確にいえば万博跡地に近い=外灘や南京路は遠いので、一般観光客の方にはかなり不便なんですけどね。だから安いわけですが、まあ僕には便利なのです。そもそも地下鉄の駅とタクシーが拾える大通りがあれば、どこでもいいわけで。


おまけに10分ほど歩けば撮影器材城。これはカメラ屋さんがいっぱい入居しているテナントビルです。中関村(北京の電気街)の撮影器材城に比べるとこぢんまりとしていたけど、それでも結構な規模。トンデモなテナントとかトンデモな商品もあるはずなので(少なくとも一昨年はあった)また行ってみようと思います。


でも寒いんだろうなぁ……。


 



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■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 12mmF2.0


これは上海……じゃなくて、うちの近所です(笑)。



2011年11月14日月曜日

ラーメンの具?

今日は天気がいいのに自宅警備……もとい自宅作業で外出できず。


 


111113_0316■SIGMA SD1+17-50mm


お昼に食べた秋刀魚。


ちなみに神奈川に行くとよく看板などで見かける「サンマーメン」って、秋刀魚が入ったラーメンだと思っていたら、そうじゃないんですね。最近知りました。秋刀魚の入ったラーメンって、そりゃないわな。



2011年11月13日日曜日

#SD1

昨日公開された「SIGMA SD1フォトギャラリー」鹿野貴司の巻、Twitterで「解像度がすげー!」的な反響がちらほら……。


SD1についてはときどき「どうなのよ?」と聞かれるのですが、他社のデジカメとは比較のしようがないんですよね。まあそれは他のシグマのデジカメもそうなんですが。
しいていえばSD1はフィルムカメラに限りなく近いデジカメ、でしょうか。あるいは年俸5億円くらいで大リーグから呼んできた助っ人外国人選手。三振も多いけど、当たるとホームラン、そしてときどき場外ホームランみたいな。そういえばシグマのFoveonセンサーはもともとアメリカ生まれでしたね。


まあいずれにせよじゃじゃ馬なわけですが、フィルムで写真を撮るときには、同じくらい手間や技術が必要だったわけですからね。それを考えたらこれくらいじゃじゃ馬なカメラがあってもいいんじゃないかな。


 



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111112_B_0216
111112_C_0245■SIGMA SD1+17-50mmF2.8


全然話は変わりますが、ここ10日ほど悩まされている四十肩について、さまざまな方からアドバイスや心配の声をいただきましたが……今日はいい加減病院に行こうと思ったら、なぜか痛みがなく。夜になって少し痛くなってきましたが、昨日までのような「腕があること自体が苦痛」という状態でもありません。


昨晩のアルコール消毒((C)山本おじさん)が効いたのでしょうか? すごいぞアルコールの力。



2011年11月12日土曜日

書行無常!

今日は朝から夜まで打合せ・打合せ・打合せ……ヘビーだったけど、充実した一日でした。


その打合せの合間に、先月僕も出展した『写真家60人の「瞬間と永遠」』の会場・3331 Arts Chiyodaへ。11/5から始まった「藤原新也の現在 書行無常展」を見てきました。


もともと週刊プレイボーイの連載だったものが写真集になり、そして巨大プリントによる展示に。その連載で藤原さん“を”撮っていた写真家の戸澤さんから招待状をいただいていたのですが……会場に着くとエントランスにその戸澤さんが。あ~、戸澤さぁ~ん!ってその横にぐぇっ!! 藤原さん!!
巨匠がほぼ毎日会場に詰めておられるとは噂で聞いていたのですが、いきなり遭遇するとは。


人生初の生フジワラシンヤだよ。


あの本とかあの本とかあの本を書いたフジワラシンヤだよ。


あの写真とかあの写真とかあの写真を撮ったフジワラシンヤだよ。


 


どうしよう。


 


でもどうしようもないので、急いで逃げるように展示スペースへ。


戸澤さんは藤原さんの高弟であり、僕がヘッポコ編集者時代、全国津々浦々を一緒に回って数々の無茶ぶりをこなしてくださった頼れるアニキです。「書行無常」では藤原さんと中国やインドへ行き、かなり無茶なことをしたとかしなかったとか。
そんな裏話を聞きながら展示を拝見しましたが……もう圧巻。それしかいえないです。


展示に圧倒されていると、戸澤アニキは藤原さんに僕を紹介してくださり、僕はちょっと……いや、かなりビビりながら、今になって思い返すと何をお話ししたのでしょうか。よく覚えておりません(笑)。だって相手はフジワラシンヤだぜ。



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そんな藤原さんは「書行無常」の写真集にサインをしてくださいました。そういえば今日は11年11月11日なんだな。


ちなみにデジカメWatchでHARUKIさんが連載中の「Photographer's File」にて、今日藤原さんのインタビューがアップされました。こちらを読んで「書行無常展」を見ると、さらにいろいろなものが見えてくると思います。


僕も今日は「ご招待」で見せていただきましたが、改めて500円払って見に行きたいと思っています。11/27(日)までのロングラン展示です。



そして全然関係ないのですが、今日シグマのホームページにある「SIGMA SD1 フォトギャラリー」というコンテンツで「鹿野貴司編」が公開されました。SD1で撮影した北京の光と影を、24点・ピクセル等倍でご覧いただけます。
本当は「書行無常展」のようにプリントでお見せしたいところですが……。でもモニターでも4600万画素が生み出す精細感や質感は十分伝わってくるはずです。



2011年11月11日金曜日

月はどっちだ

ここ1週間ほど、右肩が四十肩(たぶん)で激烈に痛くて、夜は腕ごともぎ取ってベランダから投げ捨てたくなるのですが……何かいい方法はないでしょうか。


 


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■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH.


※写真はイメージです(何のイメージだ)。


 


ところで今日はオリンパスギャラリー東京で始まった写真展「She Has A "PEN"」のオープニングに、プロデューサーである日本カメラの吉野副編集長から直々にお呼ばれいたしましたが……しゃべってばかりでまともな写真を撮っておらず。ま、まともな写真はトンボ日記でどうぞ。


でも今日もいろいろとプレッシャーをかけてくる飯田鉄おじさんや、実は会場に行く前こっそりデートをした新美姐さんや、約束通り「すがきやラーメンふりかけ」を買ってきてくれた意外と律儀なたいちゃんや、なぜか昨日も会ったばかりのニャンコ曽根原先生や、Wikipediaで検索すると同姓同名がいっぱい出てくる上野修大先生、などなど久しぶりにたくさんの方々とおしゃべりして楽しいひとときでした。半分くらいはとてもマジメな話で、残り半分はとてもフマジメな話でしたが。


まあ日本カメラさんにはHe Has A "?"も是非企画していただきたい今日この頃ですが、とりあえず写真展は11/16(水)までです。



2011年11月10日木曜日

エストニアと印度西蔵

今日は急に思い立って、濃い写真展をふたつハシゴしてきました。


 



111109_A_2310111109_B_2331■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 12mmF2.0



【上】渋谷区文化総合センター大和田で開かれている曽根原昇さんの写真展「KULGKORVIGA」にて。どんな状況なのかというと、この写真を撮影した直後です。iPhoneで撮っている人は顔出しNGなのだそうですが、そんなことよりも顔認識じゃなくて「床認識」になっているのが気になります。


KULGKORVIGAを何と読めばいいのかわからないのですが、会場にはエストニアの小さな島で撮影した、穏やかな写真の数々が飾られています。ちなみに僕が知っている数少ないエストニア情報は、首都がタリンだということです。
エストニアは僕が高校生の頃に独立したのですが、政治経済の先生が「バルト三国は旬の話題なので、大学入試に出る確率が高いです」「エストニア、ここの首都はタリンです。独立したばかりなのでお金がタリン、と覚えましょう」と教えてくれたので、覚えていました。残念ながら僕が受けた入試にバルト三国は出てきませんでしたが、今日初めてその知識が役に立ちました先生。
ちなみに実際にはお金がタリンわけではないようで、僕も大陸との交信で重宝しているSkypeはエストニア生まれなんだそうです。ありがとうエストニア。


そんな「KULGKORVIGA」は12日(土)までやっています。



【下】先日エプサイトギャラリーで拝見した写真展「Calico Factory Artisans」の作者・吉田亮人さんが、エプサイトが閉館した後、同じ新宿で夜な夜な(?)もうひとつの写真展をやっているというので行ってきました。


同じ新宿といっても、こちらはゴールデン街の「洗濯船」というバー。「Encounter Journey」というタイトルで、店内にインドとチベットの作品を展示しています。
エプサイトは17日(木)までですが、洗濯船もこれまた12日(土)まで。夜7時から終電くらいまで、吉田さんも毎晩お客さんをお迎えしているそうです。というわけで写真は、帰るお客さんを見送る、いい具合にデキあがった吉田さん(もちろん右)。左にいるお客さんたちが揃ってスマホをいじっているのは、吉田さんの写真をTwitterやFacebookにアップしているからです。


エプサイトでも毎日“店番”をする予定だそうですが、この調子だと最終日まで体が持つのかが少し心配です(笑)。



2011年11月9日水曜日

価値って何かね

企業の価値って何かね?……と「北の国から」で菅原文太も言ってましたっけ。言ってないか。


時価総額が減ったり、もし上場廃止になっても、いい社員がいいものをつくる会社は復活するものですよ。僕が愛する老舗料亭みたいに……。


 



111108_A_1930111108_B_0795■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 12mmF2.0



2011年11月8日火曜日

急がねば…

ショーウィンドーが、なんとなくクリスマス……。いかん、もう年末ではないか。


というよりもまず目の前の締切が(汗)。


 



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■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH.



2011年11月7日月曜日

新しい家

近所でリノベーションした古い民家の見学会、兼地元のアーティストの方々によるイベントがありました。高校生の頃からの付き合いになる写真家のヒロヤスくんが、このあたりを撮影した作品を展示をしているというのでおじゃましてきました。


すると来客の中に、あるカメラメーカーの方が……。初めてお会いしたのですが、聞けば会社で向かいの席に座っているのは、僕がよくお世話になっている広報担当者さん。オフィスでもバナナを食べているのか聞けばよかったな(笑)。


会場の家はかなり魅力的で、値段も相場を考えると割安。仕事部屋によさそうなスペースとか、たっぷりな収納とか、機材庫にも暗室にもなりそうなウォークインクローゼットとか、見学しながら自分が住む様子を妄想したのですが……。
シカノがン千万円の物件をポンと買えるはずもなく。しかも見学会の最中に売約済になったそうな。


 


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■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 12mmF2.0


うちの両親も超古民家をリノベーションして住んでいますが、木造家屋って手入れをすれば持つんですよね。次に引っ越すときはそんな物件もいいかな……と思ったり。



2011年11月6日日曜日

更紗と鐵道

今日は久々のスタジオ撮影。大型ストロボをバンバンたきながら撮影するのは、なかなか気持ちがいいものですな。


被写体のタレントさんも関係者の皆さんもとてもお忙しいようで、撮影が思いのほか早く終わってしまったので、時間にとても余裕のある僕は新宿→渋谷と写真展をハシゴしてきました。


 


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111105_B_11264■GR DIGITAL IV


【上】エプサイトで昨日から始まった、吉田亮人さんの写真展「Calico Factory Artisans」。インドの更紗工場とそこで働く職人を、ガーン!と濃厚なプリントで表現されています。エプサイトの会報誌を見て期待していたんですが、期待以上の展示でした。


吉田さんとはまったく面識はなかったのですが、意外な共通の知人がおり、「昨日来てくれて、シカノさんがここで写真展をされたときの話をしていたんですよ」とのこと……。そうか、昨日のくしゃみの原因は風邪じゃなくてそれだったか。


吉田さん、東京滞在中にぜひ飲みましょう!


 


【下】ギャラリー・ルデコでJAPAN LEICA CLUBの皆さんによる写真展「ライカ鉄道」。今日はオープニングでもなければクロージングでもないけど何となくパーティーで、僕もお呼ばれしたので(実は昨日も拝見していたのですが)おじゃまいたしました。


僕もフィルムで作品を撮っていた頃(=職業写真家になる前)は、ライカがメインカメラだった時期もあったのですが……また手にすることはあるんでしょうか。まあ手にするとすれば、さすがにデジタルだと思いますが。


こちらは残念ながら明日17時までです。鉄ちゃんもしくはライカが好きな方には、とくに強くおすすめしたい写真展です。



2011年11月5日土曜日

嗚呼遺伝

シグマの「SIGMA SD1フォトギャラリー」というウェブサイトにて、近々シカノがSD1で撮り下ろした作品が公開されます。ということでトップページには顔写真とComing Soonの文字が……。


しかし客観的に自分の顔を眺めていて、「お母さんにそっくりですね」「お母さんのコピーだね」と言われてきた自分が、意外と父親にも似ていることに気付きました。足して2で割ったということなんでしょうか。まあ世の中にはこんなサービスがあるくらいですからね。


そんなことよりも作品を乞うご期待。


 


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■SIGMA SD1+17-50mmF2.8



2011年11月4日金曜日

タイムスリップ

春は閑古鳥が鳴きまくっていた浅草も、いつの間にかすっかり賑わいを取り戻し……。でもよく見たら江戸時代からお越しの方々も。


 



111103_A_11154111103_B_10992■GR DIGITAL IV



2011年11月3日木曜日

来年は明るく…

関東以外の方にはピンとこないかもしれませんが、今日は「一の酉」。というわけで近所の浅草鷲神社へ。昨年買った熊手をお納めして、新しい熊手を買ってきました。


今年は境内の照明の大部分が、電球からLEDに替わっていました。昨年も一部のお店が使っていましたが、これがかなり暗いんです。実際の露出を見ると、全体の明るさは電球とそれほど変わらないんですが……。「今年は節電で暗いねえ」なんて声も聞かれました。酉の市は11月だけに、電球の明かりに温もりを感じたのですけどね。


でも撮った写真を見ると、電球のときに比べてホワイトバランスがよく合うし、ハレーションも少なくて(まあカメラもレンズも今年初めて使うものだから、一概にはいえませんが)LEDの境内も悪くないのかも。


まあそれよりも何よりも家内安全商売繁盛ですね。家内は僕ひとりなので、自分安全というべきかもしれませんが……。



111102_A_2122111102_B_2181111102_C_2163111102_D_2212■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH.



2011年11月2日水曜日

NOVEMBER

やばい! もう11月だ!!


って何がやばいのかよくわかりませんが、なんとなくやばい気分。こんなときに外で撮影していると、あっという間に太陽が見えなくなって、違う意味でやばい気分になったりします。外ロケをする同業者の皆さん、日没時間には気をつけましょう。ふつう気をつけるか。


 


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■OLYMPUS PEN E-P3+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH.



2011年11月1日火曜日

よく撮れましたで賞

今日は先週僕が審査を行った、茨城県高等学校芸術祭・写真展の表彰式&講評会。早起きして再び水戸へ行ってきました。


茨城県中から集まった高校写真部員を前に、選んだ28作品について、1点ずつ撮影者に話を聞きながら講評……のはずでしたが、いささか漫談になってしまった感は否めず。まあおかげで多少は退屈せずに聞いてもらえたのではないでしょうか。


展示の一角には僕の作品も4枚貼らせていただいたのですが、せっかくなので“シカノ賞”の表彰状として、上位4名の皆さんにそのプリントを進呈いたしました。


 


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おめでとうございます!


最優秀賞(一番上の彼女)には、ふと思い立って水戸駅の本屋さんで買った「カメラ・ライフVol.11」もプレゼントいたしました。いやぁ売っててよかった(笑)。



ちなみに会場は、先週来たとき作品が展示されていたスペース。作品も可動壁も片付けて、数百人が収容できる即席ホールに変身していました。


このスペース、白い壁にわずかな自然光が差し込んでいて、ちょっとしたスタジオに使えるよなぁ……なんて思っていたら、いくつかの学校がやはり仲間や顧問の先生をモデルにして“勝手に撮影会”をしていました。
何もない真っ白な壁も、真っ白だからこそ生きてくることもあるのだよ、高校生諸君!



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■OLYMPUS PEN E-P3+M.ZUIKO 12mmF2.0