2014年7月4日金曜日

雨雲を呼ぶ

昨日は日帰りでいつもの早川町へ。町内でもひときわ山奥で、もっとも標高の高い茂倉(もぐら)という集落に行ってきました。山の斜面に集落があって、下には深い谷。入口から全景を見るとマチュピチュみたいです。

目的はそこに伝わる雨乞いを撮らせていただくためだったんですが…。もともと天気予報も夜から雨だったものの、雨乞いを始めたら予報よりかなり早く、本当に降りそうになったのですぐ終了。そして本当に降りました。恐るべし。



■SIGMA dp2 Quattro

集落のシンボルでもあるお宮さんにて。雨乞いは男性も加わるときもありますが、基本おかあさんたちの仕事。何年か前に日照りが続いたときは、お宮さんで10日間雨乞いをして、それでも降らなかったので山を3日間歩きながら雨乞いをしたそうです。

この建物はおかあさんたちが小さな頃からあって「鬼ごっこのときは、あの屋根裏に登ったのよ」「ここでいつもケンケンパするんだけど、そこのお寺さんに怒られてねぇ」などなど、子供の頃のエピソードを聞かせてくれました。

茂倉の人口は今は30人くらい。普段甲府などに住んでいる人を入れても60~70軒くらいだそうですが、昭和40年頃までは鉱山があって、ピーク時は300~400人が暮らしていたそうです。その頃は鉱山のトラックが交通手段。修学旅行も荷台に畳を敷き、みんなで乗って身延線の駅まで向かったそうです。厳しい時代だったんだろうけど、楽しそうに話すおかあさんを見ていたら、少しうらやましく感じてしまいました。


そんな話を聞いた後は東京へトンボ帰り。日本写真学院で行われたウエノンさんこと写真評論家・上野修さんのセミナー「写真芸術論を学ぶ」を聴講。2週連続の講義の2回目だったんですが、ウエノンさんから「2回分の受講料払っちゃってるから、急いで戻ってきたんでしょ?(笑)」と聞かれ、ハイその通りですと正直にお答えしました。でも急いで戻ってよかったです。

講義もさることながら、近くの居酒屋で行われた“補講”がたいへん勉強になりました。いや、あれ勉強になるのかな。まあよくわかりませんが、車だったから飲めなかったのが残念です。今度また飲みましょう。