2014年8月31日日曜日

社会科見学じゃけん

一昨日はマツダさんのお招きで広島へ。本社工場の見学や試乗をさせていただきました。

本来であればカメラはもちろん、カメラが付いたケータイ・スマホですら持ち込めない場所も、ごく一部をのぞいてどんどんお撮りください…というなんとも太っ腹なツアー。他にも10数名の写真家さんが一緒で、よく知っている方も多かったのですが、皆さん熱心に撮影をしていました。それぞれ撮るポイントがその方らしくて、工場とともにそちらも興味深かったですな。


■SIGMA dp2 Quattro

海外へ輸出するための運搬船にも乗せていただき、そのデッキから撮った全景…といっても工場は端から端までなんと7km! 敷地内には一般道そっくりな構内道路が通り、なんと広い川を渡る橋まで専用(私道なのでGoogleマップには載っていない!)。そして走っているのはもちろん大型トラック以外すべてマツダ車。なんともおもしろい世界でした。

僕は初めて買った車はそんなマツダの代表作、初代ロードスター。本社内のミュージアムには名車・コスモスポーツと並んで、僕が乗っていたのと同じ真っ赤な初代ロードスターが飾られていました。お土産も初代ロードスターをあしらった、アンデルセンのクッキー(こんなかわいい缶!)。

ちなみに専用コースでの試乗では、現行ロードスターの競技仕様、アクセラのディーゼル、アクセラのガソリン、そしてもうすぐ発売されるデミオのディーゼルと4台を運転。ロードスターが楽しいのは言うまでもないんですが、アクセラのディーゼルが、マニュアルだったこともあるかもしれませんが「すげーっ!」という加速。そして快適な乗り心地。ヨーロッパでBMWやアウディと互角の評価というのも納得です。あれなら東京と山梨の往復も楽だろうなぁ…。

で昨日は尾道へ路地を歩いたり尾道ラーメンを食べたりして、最終便で帰京。高速バスが事故渋滞で遅れ、あやうく飛行機に乗り遅れるところでしたが、運転手さんが本社のOKをもらってルートを変更。なんとかギリギリセーフでした。

2014年8月28日木曜日

雨に煙る

3日間、身延山のお仕事で山梨へ行っておりました。前半は身延山久遠寺の宝物館で、研究者の先生方とブツ(仏)撮り。つまり文化財の撮影です。広い部屋に即席スタジオを組んで、500点ほどを撮影。

そして後半はいつもの早川町へ。久遠寺が発行している「Visualみのぶ」という観光案内の冊子で早川町を取り上げるそうで、普段は別のカメラマンが撮影しているのですが、早川町ということで僕にご依頼が。取材先も見知った方々ばかりで、取材として撮影するのは何とも不思議な感覚でした。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

身延山の五重塔は3か月ぶりかな。晴れた日もいいけど、やっぱり雨が似合いますな。

そして明日は朝イチの飛行機で某県某所へ。寝坊が心配…。

2014年8月25日月曜日

「一騎討」

昨晩は仕事でいろいろお世話になっている足立区の善立寺さんで、須藤元気さんプロデュースの柔術大会「一騎討」が行われました。というわけで善立寺の新倉住職にお声掛けいただき、僕も撮影に伺いました。人生初の格闘技撮影ですが…超難しい!

でも間近で男と男が取っ組み合う光景は、ガキの頃近所のスーパー屋上へプロレスを見に行ったくらいの格闘技観戦歴しかない僕にはなかなかエキサイティングでした。



■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

会場は境内の駐車場。まさに雰囲気はドラゴンボールの「天下一武道会」でした。

試合前には新倉住職導師のもと法要も行われ、「お寺で格闘技」はなかなかの趣。第2回はどこでやるのかわかりませんが、今後が楽しみですな。

2014年8月23日土曜日

秋?

外を歩いている人たちの装いはまだ夏ですが、一気に涼しくなりましたな。日差しや空も秋っぽいし。


■SIGMA dp2 Quattro

2014年8月22日金曜日

撮り過ぎ注意

今週は珍しく毎日撮影。しかも日帰りで山形へ行ったり、車で一日中移動したり…。今日も千葉の鎌ヶ谷で撮影。終わって一旦帰宅した後、夜は神保町で再来年に出す早川町写真集の打合せ。そしてまた明日も撮影…。レタッチもいっぱい残ってるし、ほんと千手観音ほど多くなくていいけど手が5本くらい欲しいです。

自分の手が今より2.5倍くらい早く動けばいい話なんですけどね。


■SIGMA dp2 Quattro

帰りの地下鉄にて。NO MUSIC, NO LIFE.というコピーを初めて聞いたのは大学生の頃だったと思いますが、かなり長いあいだ「音楽も生活もいらねえ」という意味だと思っていました。あまりのロックなコピーに僕はビビってしまい、なかなかタワレコに足を踏み入れることができませんでした。

そんなシカノは最近NO PHOTO, NO LIFE.です。後ろ向きな意味も含めて。

2014年8月20日水曜日

今月のお仕事

今日は20日ということで、カメラ雑誌の一斉発売日。

今月は「CAPA」9月号で、写真甲子園2014のレポートをしています。つい先日取材したばかりなのにもう発売。すなわち現地編集で頑張りました。扉はこんな感じです。さらに姉妹誌の「デジキャパ!」9月号では照英さんとの連載。今回は犬と猫の撮影に照英さんが熱くチャレンジしています。ハイ、この企画はガチなんです。

などと毎月告知をしていると「シカノはカメラ雑誌の仕事しかしておらんのか?」と時々聞かれ…。もちろんそんなわけはないのですが、なかなかお知らせするタイミングがなかったり、専門誌などご覧いただくのが難しい媒体でして。

今日も集英社から発売された「画楽.mag」Vol.3というマンガ雑誌で、巻頭の諸星大二郎先生と庵野秀明監督の対談を撮影しています。書店ではシュリンクされて発売されているかもしれないので、立ち読みできないかもしれませんが、興味のある方はぜひご覧ください。

しかしマンガ雑誌の仕事は実に約20年ぶり。浪人時代、ヤングナンチャラの活版ページのとてもとても小さな写真を撮ったことがあって、それが初めて写真でお金をいただいた“仕事”でした。モノクロプリントをうちで焼いて、S学館へ持っていったのですが、編集部へ入っていくのにヒジョーに緊張したのを覚えています。



■SIGMA dp2 Quattro

日差しは秋っぽくなったんですが、ジメジメな感じは依然として夏なわけで…。

2014年8月18日月曜日

残暑感

暑さと忙しさで目が回りそうで、気が付いたら8月もなにげに後半戦でした。残暑お見舞い申し上げます。

…っていうかオイ暑さ!いつまで残ってるんだよ!


■EOS 5D MarkIII+TAMRON150-600mmF5-6.3VC

2014年8月16日土曜日

早川の川供養

昨日書いた通り、今日は早川町で川供養を撮影。タイミングよく3つの集落を回ることができましたが、集落ごとに作法が異なるのが印象的でした。今なら車で5分10分走れば行ける他の集落も、今のおじいさんおばあさんが子供の頃は道も悪かったり、そもそも移動手段が限られていたり…。そんな環境と何百年という歴史の中で、各集落ごとに少しずつ変わっていったのでしょう。


■SIGMA dp2 Quattro

2年後の写真集に向けて早川町のあれこれを撮っている中で、シンボルである早川そのものも当然いっぱい撮影しています。ただ早川はもともと急流なうえ、今は水力発電所もあるので、川と家が近いわけではなく、泳いだり釣りをする人がたくさんいるわけでもありません。でも川供養を撮っていて、この町はやはり川とともにあるのだなと実感しました。


3つ目の川供養を午後2時半に撮り終わったら、そのまま東京へ。中央道の渋滞予測は最長45kmだというので下道も考えたのですが…。タイミングがよかったのか、正攻法で中央道と首都高を使って4時間40分。いつもの約1.5倍で自宅にたどり着きました。

たぶんUターンラッシュのピークに高速を走ったのは初めてですが、世の中のお父さんの苦労がよくわかりました。お父さんの皆さんご苦労さまです。

2014年8月15日金曜日

日本一贅沢な花火大会

今日はいつもの山梨県早川町へ。富士川流域には伝統行事としてお盆の川供養が伝わっていますが、富士川の支流である早川でも明日行われます。

その準備を撮らせてもらうため、約束の2時間前には着くよう自宅を出発しましたが、着いたのは10分前。今日の下りはさすがに渋滞も少なかろうと思ったら、事故渋滞で+2時間でした。早起きして大正解でしたな。

お寺と河原で準備の様子を撮らせていただいた後は、早川町唯一の花火大会「雨畑湖上祭」へ。厳密にいえば花火大会ではなく、早川町でも奥まった場所にある雨畑集落の納涼祭で、太鼓や踊り、歌謡ショーなどが続いた後、最後のアトラクションとして花火が打ち上がるのですが…。

これがまあ贅沢。観客はほぼ住民+帰省中の出身者で、ざっと数えても100人いるかなぁ…というくらいですが、打ち上げ花火のデカさは何万人規模の花火大会にひけをとりません。最後はダム湖にナイアガラ花火のおまけつき。まさに日本一人口の少ない町の、日本一贅沢な花火大会です。

もっとも昨年は「花火と観客」を狙ったら、ほぼ真上に上がって全然撮れず。それが今年はダム湖の水位が高いせいで離れた場所から打ち上げ。おかげできっちりフレームに収まりました。贅沢過ぎるのも難しいのよね(笑)。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

三脚にハッセルを載せてバルブ撮影している間、ムービー用に持ってきた5D3で手持ち撮影してみました。再来年の写真集に向けてフィルムで撮ってきた早川町ですが、最近はデジタルでも撮っているし、さらにハイビジョンムービーも撮っています。ムービーは写真集のプロモーション用に撮り始めたんですが、すっかりハマってしまいました。このままだとちょっとした短編映画ができてしまうかも…。

しかし2月の大雪では町全体が孤立した早川町の中でも、ひときわ不自由を強いられた雨畑集落。僕も除雪のボランティアに参加しましたが、こうして例年通り夏祭りが盛り上がって何よりです。

そして今は町内の旅館。明日は朝から川供養の撮影です。

2014年8月14日木曜日

【お知らせ】七面山でダイヤモンド富士を拝む会

6月に雨の七面山を登って撮影した、「身延山七面山修行走」のポスターが完成。地元・山梨をはじめ、都内でもアウトドアショップなどに貼られるようです。



ここしばらく身延山久遠寺のポスターを手掛けている「写真=鹿野貴司、デザイン=三村漢」のコンビでやらせていただきました。撮影はこんな感じでした。

「修行走」は昨年12月に第1回が行われ、今度の11/30が第2回。日蓮宗総本山である身延山と七面山を走って登るトレイルランレースです。距離は36kmですが累積標高差が2700m、つまりほぼフルマラソンの距離で、2700m登って2700m下るという、まさに修行僧も泣いて実家に帰ってしまいそうなレースです。

もうすぐエントリー開始だと思いますので、興味がある方はどうぞ。といっても並みの走力では参加できませんが…。ちなみに昨年の優勝タイムは4時間01分でした。僕も選手としてエントリーしたいのはやまやまですが、妥当にカメラマンで参加いたします。


そんな「修行走」のコースでもある七面山に、今年の秋分の日も皆さんで登りたいと思います。七面山山頂・敬慎院は富士山の真西に位置し、昼夜の長さが等しくなる春分の日・秋分の日にダイヤモンド富士を拝むことができます。

昨年は13名の方々と楽しく登りました(こんな感じ)。今年もいろいろな方と楽しく登れたらいいなと思っています。春分の日は昨年・今年と拝むことができましたが、秋分の日は僕も4連敗中なので今年こそ…。

9/22(月)朝に電車組・マイカー組ともに、最寄りのJR下部温泉駅に集合。4~5時間かけて七面山を登り、山頂の敬慎院で一泊。翌9/23(祝)は御来光を拝んで、朝食をいただいたら各自下山。希望の方は周辺の赤沢宿などをご案内いたします。車が便利なのは確かですが、電車でも大丈夫ですし、ひとりでも安心してご参加ください。

普段着+サンダルで登れるわけではありませんが、登山経験や人並み以上の体力は必要ありません。「距離のかなり長い高尾山」と思っていただけるとよいかと思います。問い合わせや参加希望は遠慮なくメールでどうぞ。

2014年8月12日火曜日

「The Human Portraits」

かねがねお世話になったり、お世話をしたりしているHARUKIさんの写真展「The Human Portraits」が、明日8/13から恵比寿のAmerica-Bashi Galleryで始まります。というわけで予想通り(?)「設営手伝ってくれぇ~!」というSOSが…。

ええ、カンカンコンコン釘を打ってきました。



■SIGMA dp2 Quattro

HARUKIさん、写真展に合わせて完成したばかりの写真集を抱えるの図。明日からはこうして会場内で立ち売りしているそうです。このままだとHARUKIさんの五十肩が大変なことになってしまうので、皆さん早く買ってあげてください。

と冗談はともかく、写真展も写真集も必見です。僕が大学生だった17~18年前はあらゆる雑誌に「写真=HARUKI」のクレジットが載っていて、当時は珍しい“名前だけ横文字”だけにどんな人なんだろう…と思っていたら、実はあんな人で、そしてこんな人だったという…。

不思議な縁でいろいろ仲良くなり、デジカメWatchの連載で取材してもらったり、一緒に北京へ遊びに行ったり、七面山にも登ったりしていますが、まとまったかたちで作品を拝見するのは初めて。個展は7年ぶり、写真集にいたっては意外にも初。というわけでお祝いに1冊フライングゲットしようとしたら「今日は特別価格3万円で~す」というのでやめました。明日からは10分の1以下の値段だそうなので…。

ちなみに展示は8/18までがPart1、8/19~8/25がPart2で内容が変わります。

2014年8月10日日曜日

東川町フォトフェスタ

一昨日まで写真甲子園一色だった写真の町・北海道東川町は、昨日から東川町国際写真フェスティバル、通称フォトフェスタへ。

僕も朝からウエノンさんこと写真評論家の上野修さん、日本カメラ編集部の村上さんとあちこちの展示を見学。しながらのグルメとか、思い出作り(こんな感じ)とか。上野さんと村上さんは取材らしいですけどね。

4年ぶりに写真甲子園を取材した昨年は、閉幕した翌朝の飛行機で帰京。なのでフォトフェスタは実に5年ぶり。その間にだいぶ規模も大きくなっていました。

昨日も町内をウロウロしていると、友人知人と多数遭遇。それも業界関係者だけでなく、レビューを受けに来たり、展示をしたり、はたまた展示を見に来たりと目的もさまざま。遡ると初フォトフェスタは20ン年前、まだ高校生だった自分としては、盛り上がりにうれしい限りです。

そんなフォトフェスタをじっくり見るため…ではないんですが、帰りの飛行機は念のため夜遅い便に。やはり大正解でした。



■EOS 5D MarKIII+EF16-35mmF4L IS

もう旭川空港に行かなくちゃ…というタイミングで、東川町が世界に誇るバント「飛呼露天(ところてん)」のライブを、ほんの2曲だけですが堪能することができました。

写真はリードボーカル、東川町が世界に誇る町役場職員・今野U太選手です。想像以上に歌がうまくてびっくり。さすが元お笑い芸人。そして写真の左側には5万人のファンが集まっています(シカノ調べ)。


…と昨晩遅くに帰宅して、送らなければいけない写真を送って、ブログも書いたところでアップせず、そのままソファーで爆睡。最近何かをやりかけで寝るというのがクセになってしまいました。あまりいいクセじゃないな。今日は洗濯しながら写真甲子園の原稿を書きます。夕方までに送らないとアカンので寝ないようにします。

2014年8月8日金曜日

写真甲子園(終)

火曜から取材している写真甲子園が無事終了。優勝は愛知県の津島東高校でした。監督(顧問)の森岡先生は僕も飲み友…いえ、よく存じ上げておりまして、たいへんすばらしい教育者であります。生徒のために東京まで身銭切って写真の勉強に来てしまうくらい、熱い写真部顧問であります。

まあ監督もすばらしいけど、その監督についてきた3人の選手もすばらしかったと思います。今年は18校がとても高いレベルで競っていましたが、その中から抜け出たのは、やはり地力の強さなんだろうなと。デジタルとはいえ、レタッチ禁止・撮って出しで勝負しなければならない写真甲子園では、偶然だけじゃ勝てないし、うまいだけでも勝てないんだな…と改めて思いました。

ともあれ選手・監督・関係者の皆さん、天気の悪い中お疲れSUMMERでした。津島東の河野くん・藤原くん・松井さん、そして森岡先生おめでとうございます。




■EOS 5D MarkIII+EF50mmF1.2L

以前の写真甲子園では取材の合間に関係ないものを撮ったものですが、今は取材がカツカツでそんな時間も余裕もなく…。でもなぜかこの曇り空はいっぱい撮っていました。大人になると目も心も曇るっていうしな。

今晩編集部へ画像を投げたら、明日はちょっと休息。東川町へ戻ってフォトフェスタを見て、夜の飛行機で帰ります。帰ったらしばらく連戦連投なので、最初で最後の夏休みになるかも。でもまあ写真でご飯が食べられるのはありがたいことです。

2014年8月7日木曜日

写真甲子園

一昨日から「写真の町」北海道東川町に来ています。昨年に続いて写真甲子園の取材です。いま資料を見たら、僕が初めて来たのは2004年の第11回で、途中間が空いて今回で8回目。そうか、あれは10年前=30歳だったのか。あのときはよもや10年後もこの仕事をやっているとは思っていなかったので、そういう意味では続けられる自分を褒めたいような、そうでないような。そして写真甲子園に出場する高校生は何年経っても高校生なので、10年も来ていると自分が歳をとったことを否が応でも痛感。そういう意味では精神的に過酷な仕事です(笑)。学校の先生はエラいよ。

しかし写真を仕事にしていると、写真甲子園というのは非常に考えさせられるものがあります。写真を仕事にしていれば、毎日が競技であり、審査を受けているわけです。でもみんなの前で褒められることも、賞状や賞品をもらうことも滅多にありません。あ、ギャラはいただきますが(笑)。まあ地道に自分の仕事を淡々と、でもプライドを持って仕上げているわけです。そういう意味では出場する高校生たちは幸せです。実にうらやましい

実際写真甲子園でも取材で多くのカメラマンが来ていて、僕はこっちから撮りてえな〜と思っても、高校生のカメラや他社のカメラに見切れそう(つまり写りそう)なら遠慮してるんですが…。それでもテレビ局のカメラマンには怒号を浴びせられ、新聞社のカメラマンには突き飛ばされ…大人の写真甲子園はなかなか過酷です。仕事熱心な皆さんはさぞかしいい絵が撮れたんでしょうね。それなら別にいいんですが、撮れてなかったらただのクズだよ。

■EOS 5D MarkIII+EF50mmF1.2L

今日の旭川市街にて。昨日は美瑛や富良野に行ったり、今日も自然豊かなエリアに行きましたが、僕にとって北海道というとこういうイメージなんですよね…。まだあっちこっちが昭和みたいな。

ところでおでかけ用のノートパソコンがもうすぐ買ってから4年で、何をしても遅いし、本体もガタがきていたので、こちらへ来る前日にMacBook Airを買いました。キーボードのあるアップル製品を買うのは16年ぶりで、いろいろ戸惑っていますが、でも仕事ははかどりまくりで買ってよかったです。

2014年8月2日土曜日

これはニャンとも

今日はいつもの山梨県早川町へ。町内にある「田んぼの学校・草塩分校」で案山子づくりをすると聞いて撮影に赴いたのですが。

いつもならひとりで行くところを、今日は犬猫写真家・新美敬子さんこと“ニャン蜜さん”…いや逆か? ともかくまあ新美さんをご案内しました。先日何かの話をしていたときに「早川町へ一度行ってみたいわ。ぜひ連れてってくださらない?」とお願いされ、それはもう万難を排してシカノは予定を組んだのであります。

新美さん、行きの中央道では「猫が3匹くらい撮れたらいいなぁ~」とおっしゃっていましたが、早川町は甲斐犬の故郷だけあって、ペットといえば圧倒的に犬。町内で猫の姿はめったに見ないし、住民の方に聞いても飼っている家は少ないと思うよという話でした。

しかし…


■SIGMA dp2 Quattro

ニャン蜜さんの行くところニャンあり。道を歩いていると、突如ニャンコが現れるのであります。

結果的に今日一日でニャンコ6匹、ワンちゃんはそれ以上撮影されました。さすが「職業犬猫写真家」というすばらしい自叙伝を出版されただけあって、驚きの撮れ高です。ニャー!

2014年8月1日金曜日

広島は今日も雨じゃった

今週は目が回るような忙しさで、都内のスタジオ、南アルプス、そして今日は日帰りで広島と撮影続き。…だけでなく、合間には書いても書いても終わらない原稿と、レタッチしてもレタッチしても終わらない画像の山。

この忙しさが1か月続いたらシカノは死にます。つまりシカノを殺すには仕事をたくさん発注すればよいのです。みんなこの野郎!って仕事発注してくれないかな。死なない程度に頑張らせていただきます。

明日も日帰りで早川町。でもちょっと楽しみです。詳細は明日のブログで…。



■EOS7D+TAMRON16-300mmF3.5-6.3DiII

しかし広島は蒸し暑かった。しかも天気予報ではくもりだったのに、取材が終わった途端に雨。飛行機まで時間があったので市街をブラブラしていると雨脚が強くなり、池のような歩道を布のスニーカーで歩くという罰ゲーム状態に。

そんな土砂降りの中、やっとの思いで辿り着いた久しぶりの「純喫茶パール」は、再開発で跡形もなくなっていました。市民球場もなくなるし、市電もバリアフリーの車両が増えたし、どこかで絶対ゲットするぞ!と思っていた「泣ける!広島県」はどこにもないし、そうやって街は変わっていくんじゃのう(最後は違うか)。取材途中に食べたお好み焼き(これ)と、帰りの空港で食べた汁なし担々麺(これ)がうまかったのが救いです。


そうそう、今週はお仕事させていただいたムックが2冊発売されました。玄光社からは「上手い!とほめられる写真を撮ろう」。秦達夫さんと萩原和幸さん、両先輩との共著です。僕はスナップのジャンルを担当していますが、基礎から応用までの撮影テクニックのほか、作品もちょこちょこ掲載されています。

そして学研からは「X-T1スーパーブック」。富士フイルムX-T1のあんなことやこんなことがよくわかる本ですが、僕は「撮影実践編」という章でスナップについて4ページ、作品+コメントを。この本を読むとX-T1が欲しくなります。そりゃそうだ。僕も欲しいもん。買っちゃおうかな…。