2014年8月15日金曜日

日本一贅沢な花火大会

今日はいつもの山梨県早川町へ。富士川流域には伝統行事としてお盆の川供養が伝わっていますが、富士川の支流である早川でも明日行われます。

その準備を撮らせてもらうため、約束の2時間前には着くよう自宅を出発しましたが、着いたのは10分前。今日の下りはさすがに渋滞も少なかろうと思ったら、事故渋滞で+2時間でした。早起きして大正解でしたな。

お寺と河原で準備の様子を撮らせていただいた後は、早川町唯一の花火大会「雨畑湖上祭」へ。厳密にいえば花火大会ではなく、早川町でも奥まった場所にある雨畑集落の納涼祭で、太鼓や踊り、歌謡ショーなどが続いた後、最後のアトラクションとして花火が打ち上がるのですが…。

これがまあ贅沢。観客はほぼ住民+帰省中の出身者で、ざっと数えても100人いるかなぁ…というくらいですが、打ち上げ花火のデカさは何万人規模の花火大会にひけをとりません。最後はダム湖にナイアガラ花火のおまけつき。まさに日本一人口の少ない町の、日本一贅沢な花火大会です。

もっとも昨年は「花火と観客」を狙ったら、ほぼ真上に上がって全然撮れず。それが今年はダム湖の水位が高いせいで離れた場所から打ち上げ。おかげできっちりフレームに収まりました。贅沢過ぎるのも難しいのよね(笑)。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

三脚にハッセルを載せてバルブ撮影している間、ムービー用に持ってきた5D3で手持ち撮影してみました。再来年の写真集に向けてフィルムで撮ってきた早川町ですが、最近はデジタルでも撮っているし、さらにハイビジョンムービーも撮っています。ムービーは写真集のプロモーション用に撮り始めたんですが、すっかりハマってしまいました。このままだとちょっとした短編映画ができてしまうかも…。

しかし2月の大雪では町全体が孤立した早川町の中でも、ひときわ不自由を強いられた雨畑集落。僕も除雪のボランティアに参加しましたが、こうして例年通り夏祭りが盛り上がって何よりです。

そして今は町内の旅館。明日は朝から川供養の撮影です。