2012年5月31日木曜日

いよいよ明日は最終日

写真展9日目。


今日は展示作品にもたびたび登場される、七面山敬慎院の第119代・長谷川寛清別当(ご住職です)が奥様とともにお見えになりました。





120530_0434■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3


僕がここまで七面山を撮影することができたのも、ひとえに別当さまのおかげです。七面山の前は身延山久遠寺に勤務されていて、五重塔復元の撮影でたいへんお世話になりましたが、よもや七面山でもお世話になろうとは……。縁というのは不思議なものです。


他にも身延のお坊さんや旅館のご主人、さらに敬慎院の山務員さん(山に勤めるお坊さんです)などなど、山梨からは大勢のお客さまが。さらにさらに山梨以外の遠方からも多くの方がお見えになりました。


朝イチの新幹線で来ましたとか、飛行機でまさに飛んできましたなどと言われると、ありがたい一方なかなか席を外せません。というわけでここまで僕も皆勤賞で絶賛受付中ですが、展示をご覧いただけるのも明日の15時まで。残り4時間半です。


まだの方は是非。仕事だよ~という方は、身内の誰かに一日だけ“不幸”になっていただくとか、“エア高熱”を出すとか、いろいろ方法はありますがくれぐれも自己責任で。



2012年5月30日水曜日

よく覚えておられ

写真展8日目。


……が終わって、とことん飲むのがわかっていたので、今晩も会場近くのホテルです。昨日ネットで適当に予約したんだけど、ここは穴場。難を言えば歌舞伎町の外れにあって、辿り着くまでにキャッチを15人くらい振り切らないといけませんでしたが。


今回の写真展では、だいぶ前に同じコニカミノルタプラザでやった写真展を見たという方がチラホラいらして、「もう東京は撮らないんですか?」と聞かれるのですが……撮っているといえば撮っているし、撮っていないといえば撮っていないし。でもまあ生まれも育ちも東京なんだから、撮らないわけにはいかないよな。


まあそれはともかく、「感應の霊峰 七面山」は、あと1日半です。まだの方は急げ!と叫びたい気分。届かないか。




120529_0343■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3



2012年5月29日火曜日

写真家冥利

写真展7日目。


今回の写真展で毎日数人いらっしゃるのが「昔はよく七面山に登ったんですが……もう二度と登れないと思っていたけど、ここで御来光を拝めました」というおじいさんおばあさんです。


写真家というのはだいたいエゴの塊であって、自分の何かを満たすために写真を撮っているわけです。だから出版社や広告代理店の方が「ぜひお仕事を……」と言ってくれたり、ブログやTwitterやFacebookに「とてもよかったです」と書かれるのはもちろんうれしいのですが、見知らぬおじいさんおばあさんが「人が多くて大変だったけど、新宿まで行ってよかったねえ」と思って、せめて今日一日でも幸せな気分になってくれれば、それに勝る写真家冥利はないわけです。


あとうれしいのとはちょっと違うんですが、写真展をやってよかったなと思うのは「日本にこんな世界があったんですね」「こんな場所があるのを初めて知りました」という感想。まあこの話はまた改めて。

まあ今日もそんなこんなでいろいろな方がいらっしゃったのですが、いいね!なお土産を持ってきてくれたのがタ~ネこと種清豊先生です。


120528_0424■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH


手にしているのはオリンパスOM10。僕が中学2年生のとき、鈴鹿のF1グランプリを撮るために、友人から借りて初めて使った一眼レフがこれ。それを「日本カメラ」4月号のインタビューで読んだタ~ネが、中古で探してくれたのです。


タ~ネは「電池が入っていないので、動くかどうかわかりませんよ」と言ってたけど、いま電池入れたら動きました。タ~ネもなかなかセンスがあるじゃねえか……。


せっかくだからフィルム入れて撮ってみないとね。OMレンズも24mmとか35mmとかゴロゴロあるし。



2012年5月28日月曜日

ギリメシ

写真展も6日目、いよいよ終盤戦です。


気付いたこととか感じたこととか、書きたいことはあるんだけどね。キリがないし、人様に聞かせるべき話なのか、自分が記憶しておくべき話なのかが整理できていないので……。


しかし今日もひっきりなしのお客さまでした。というわけで何が楽しみって、閉館後の夕飯!
もう4時頃になると「今日は何を喰うべ……」という食欲で頭の80%くらいは占拠されています。っていうのは嘘ですが。


今日は閉館時にテキトー・ギリーさんがテキトーにいたので、テキトーに存在だけは知っていた、アルタ裏の昭和な大衆レストランへ一緒に行きました。


120527_0405■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3


あんたユリ・ゲラーか!


しかし新宿とは思えない安さと雰囲気でしたな。ときどき行きたくなる感じ。



2012年5月27日日曜日

満員御礼&明日もよろしく!

今日は予告通り、14時から上野修さんを聞き手にお招きし、ギャラリートークを行いました。おかげさまで立ち見も多数出る満員御礼でしたが、とりわけ遠方から来てくださった方が多かったのが何よりうれしかったです。


トークの方は上映も話も想像していた7割くらいしか披露できませんでしたが、そこそこ笑いがとれたのでよかったかな。って目的が違うか。ともあれ聞き手役(というかツッコミ?)に上野修さんをお招きして正解でした。僕がボケてばかりいたせいで、ちょっと上野さんにお話しいただく時間が短かったような……でもやはり写真のわかる司会役がいるのは心強かったです。


これをトークライブとしてレギュラー化できないかな。ネタがもたないか(笑)。




120526_0387■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3


閉館後の“夜のギャラリートーク”も集まった顔ぶれに恵まれて、なかなか楽しい宴になりました。ひとりひとりとゆっくりお話しできなかったのは申し訳ない限りですが、集まってくださったのは昼同様、大感謝です。


明日は日曜ですが、コニカミノルタプラザは平常通りの展示です。僕も絶賛店番中……のはず。二日酔い気味かもしれませんが、皆さまをお待ちしております。



2012年5月26日土曜日

御祝なのか御見舞なのか

明日は14:00~15:00から、コニカミノルタプラザのイベントスペース(僕が写真展をやっているギャラリーBの前です)にて、写真評論家・上野修さんをお招きしてギャラリートークを行います。ほぼぶっつけ本番なのが心配ですが、ぜひご来場くださいませ。


それから閉館後、近くの居酒屋で行う「夜のギャラリートーク」も、現在16名で残りあと4名参加可能です。現在の参加者の顔ぶれを見ますと、写真やカメラの好きな人たちで盛り上がりそうな雰囲気です。
20名に達するか、ギャラリートーク終了の15時の時点で締め切りますので、迷っている方はお早めにこちらでエントリーを。



120525_A_0329120525_B_0330■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3


【上】受付や応対で立ちっぱなしだろうということで、こんな気の利いた手土産を持ってきてくれた御仁が。幸い足腰は七面山で鍛えているので、立ちっぱなしでも苦にならないんですが、それより肩が凝って仕方ないのでそちらに使わせていただきます。って肩こりに使えるの?


【下】オープンからクローズまでは何も食えないので、夕食はがっつりと豚珍館でとんかつ。


1日くらいは楽というか贅沢をしようということで、今晩は大都会・新宿のシティホテルに泊まっています。といっても改装中につき超格安のプラン。全然贅沢じゃないじゃん。



2012年5月25日金曜日

トークだよ!全員集合

何度も告知しているのでしつこいよ!と怒られそうですが、懲りずにしつこく告知しますと26日(土)14:00~15:00は「感應の霊峰 七面山」ギャラリートークを行います。場所はいまコニカミノルタプラザ内で僕が展示をしているギャラリーBの向かいのイベントスペースになります。


Facebookを見て「もういっぱいなんですよね?」と尋ねる方が多いのですが、あくまで当日12時から整理券配布ですので、現時点でいっぱいということはありません。また座席は50席ですが、もしいっぱいの場合は立ち見の整理券も50人分発行します。それもなくなっちゃった!という場合も、スペースの外から10~20人ほどは立ち見でご覧いただけるはずです。


というわけで素材を鋭意セレクト中……。




120524■EOS 5D MarkII+EF70-200mmF4L IS


これは2年前の春、別当交替式に向かう第119代・長谷川寛清別当ご一行。いわば今回の写真展の「撮り始め」です。このときはここまで撮影を重ねるとは思わず……。2年間の撮影は思ったよりもずっと大変だったし、反面ずっと楽しいものでした。土曜日はそういう話ができれば。



2012年5月24日木曜日

Photographer's File #14

写真展2日目。


展示作品に登場しているお坊さんのお母さまや、田舎が七面山の麓だという方や、高校に入学して写真部に入ったときの部長(20年振りの再会!)などなど、こういう機会がないとお会いできなかった方々が。


写真展を開く意味というのはいろいろあると思うんですが、人との出会いや再会もひとつの大きな目的です……と思っているんですが、最近は在廊しない作者が増えてるんですよね。時節柄そうなっていくのもわからなくはないんですが、もったいないような……。


そんな人との出会いについて、HARUKIさんが東京・山梨・北京で1年間にわたって取材してくれたロングインタビューがデジカメWatchに掲載されました。そう、名(迷)物企画の「Photographer's File」です。今回の写真展についてのこともたっぷり語っております。



120523_11407■GR DIGITAL IV


昨年秋、北京でのHARUKIさん。


思えばHARUKIさんとの出会いも不思議というか何というか。



2012年5月23日水曜日

写真展始まりました

今日から新宿・コニカミノルタプラザで、我が写真展「感應の霊峰 七面山」が始まりました。


初日といっても雨の平日だから、来客はぼちぼちかな……と思ったらとんでもない。ひっきりなしにお客様がやってきて、終わったときはホセと戦って力尽きた矢吹丈のようでした。初日から灰かよ。


しかしギャラリーでの個展も4回目ですが、やっと「ほぼ」納得のいく展示ができるようになったかなと思います。「ほぼ」ですけどね。あるいは写真というものがわかってきたような気もします。一生わからないと思いますけどね。


 


120522_0311■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3


今回の被写体である七面山敬慎院からも、非番の方々がいらっしゃいました。写真は板倉本諭上人……って作品と実物の差が激しいな(笑)。でもオンオフがはっきりしているのは、修行生活が厳しい証拠でもあるわけで、そこが七面山の人々の魅力だったりします。

ちなみに昨日、ブログ・Twitter・Facebookで


■ご来場いただく際の手土産は一切不要、お越しいただくだけで十分結構です。一昨年の写真展ではうちにお菓子の山ができ、さすがの糖類王も糖死しそうになりました…。手土産を買うつもりだったお金は、被災地へ募金していただくなり、有効にお使いください。


と書いたところ、「甘いものはダメなんでしょ?」とお酒を持ってきてくれた方がいました。ありがたいけどそれ違うから(笑)。



2012年5月22日火曜日

明日から写真展です

今朝は金環日食を見ようと、7時に起きたのですが。


日食を伝えるワイドショーを見ていたら、あと10分で金環……というところで時空が歪み、テレビからは「ステキな金環日食でしたね!ではまた明日!」という、めざましテレビのエンディングが。


つまり……


 


 


二度寝。


 


日食グラスを目の前に置いたまま。



慌てて東の空を眺めると、三日月のような太陽が見えました。はぁ。


非常につまらない理由で一生に一度しか見られそうにないものを見逃したということに、自分のテンションは下がる一方でしたが……凹んでばかりもいられず、明日からの写真展の準備。持っていくものなどをバタバタと用意して、約束の午後4時半ちょうどに会場入り。


120521_A_0292すでに用意されていたパネルを展示順に並べます。



120521_B_0293高さを決めたら、業者さんがどんどん飾りつけてくれます。そしてあっという間に終了……



120521_C_0297……と思っていたら、今回はちょっと時間がかかりました。理由は会場に来ればわかります(たぶん)。



120521_D_02993時間近くかかって終了! の一枚を撮ったのですが、見事にピンぼけでした。もうこの頃はヘロヘロ。



120521_E_0307ヘロヘロなあまり、大事なことを忘れて帰りそうになりました。挨拶ボードへの署名です。壁に掛けてから書いたので、めちゃめちゃ字が汚いです。掛かっていなくてもたぶん汚いと思いますが。



それから今朝TwitterとFacebookに書いたお願い&お知らせです。一部は繰り返しになりますが。


■ご来場いただく際の手土産は一切不要、お越しいただくだけで十分結構です。一昨年の写真展ではうちにお菓子の山ができ、さすがの糖類王も糖死しそうになりました…。手土産を買うつもりだったお金は、被災地へ募金していただくなり、有効にお使いください。


■26日(土)14~15時のギャラリートークですが、当日12時から整理券(着席50枚・立ち見50枚)をプラザ受付でお配りします。よほど混雑しない限り、整理券がなくてもスペースの外からご覧いただくことは可能だと思います。ご都合に合わせてお越しいただければ幸いです。


■26日(土)19時からは、写真展会場近くの居酒屋で「夜のギャラリートーク」を行います。“調整さん”にページを作りましたので、シカノに会いたい、一言いいたい、一緒に飲みたい、っていうか酔い潰したいという方は遠慮なくご参加ください。つまり飲み会です(笑)。近くの居酒屋でコース料理+2時間飲み放題で3500円、19名の早いもん勝ち。面識のない方も大歓迎です。登録ができないという方はメールをください。


 


というわけで明日から31日まで10日間、基本的にオープンからクローズまで在廊の予定です。「いま会える写真家」SKN38(シカノ38歳)に会いに来てください。っていうかSKNはどうでもいいので、作品を見に来てください。よろしくお願いいたします。



2012年5月21日月曜日

ここにも時代の波が

今日はUEFAチャンピオンズリーグ決勝の生中継を見るために午前3時半起床。延長PK戦まで見届けた後、そのまま浅草へ向かいました。そう、今日は三社祭の本番です。





120520_A_8999
120520_B_9524■EOS 5D MarkIII+TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD


時代を感じる2枚を。上の写真はノーコメントですが、まあそういうことです。三社祭もだいぶおとなしいというか、すっかり観光イベントになってしまいました。実際に観光客は僕が見た限りでも相当増えているのがわかるし……。浅草の経済を考えるとそれはそれで悪くないんだけど、一方で地元在住の担ぎ手が明らかに減っていたりして、被写体としてはどうなのかなと思いました。
でも毎年そう思いつつ、翌年もその日が来ると行かずにはおれないわけで(笑)。今年も3日間で相当いろいろな場面や人が撮れましたしね。


下の写真はついにこれが来たかと。実はGWに行った台湾の夜市では、そこかしこでiPhoneのデコ屋台を見かけました。しかもどこも人気の様子。中華圏らしいなぁ……と思ったら、よもや近所の祭で遭遇するとは。


そういえば前回(2年前)の三社祭ではまだ建設途中だったスカイツリーが、なんと明後日にはグランドオープン。早いもんですね。宮入りの頃には、ほんのわずかな間ですがライトアップもしていました。今までの試験点灯とはまったく違う雰囲気です。


 


しかし宮入り後の9時過ぎまでみっちり撮影したら、さすがに眠いのなんの。明日も早起きして金環日食を見ないとだし、午後はいよいよ写真展の設営です。


その写真展についてですが、よほどの事情がない限り、毎日10:30のオープンから19:00のクローズまで会場におります。あまりじっくりお話する時間はないと思いますが、ぜひ会場にお越しください。



2012年5月20日日曜日

いろいろ発売されました

今日も朝から三社祭。日差しは強くて暑いけど、カラッと過ごしやすい天気で、まさに祭日和でした。そして三社が終わると東京に夏が来るんだよねぇ。





120519_A_8345
120519_B_8571■EOS 5D MarkIII+TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD


そして今日はいろいろな掲載誌が発売されました。


フォトテクニックデジタル6月号……シカノ初登場です。巻頭グラビアで「感應の霊峰 七面山」が6ページ掲載されています。つまり写真展の内容を先取りできます。


CAPA6月号……
写真展紹介のコーナーで、作品とインタビューが1ページ掲載されています。


デジキャパ!6月号……
こっちにも写真展の紹介はあるんですが、注目はシカノがなぜかコスプレ(?)をしている特集「スゴ技写真の四大奥義を伝授します!」。なぜこの格好をさせられたのか、掲載誌を見てもわからん(笑)。
でもそれ以上にキツかったのが“シャボン玉が割れる瞬間を撮れ”という注文でした。ええ、ちゃんと撮りましたとも。


コマーシャル・フォト6月号……
表4(裏表紙)のPhaseOne広告に作品が使われています。中判デジタルならではの空気感をご覧ください。



2012年5月19日土曜日

2年振りの三社祭!

今日から浅草では三社祭が始まりました。まあ昨晩から行事は始まっていますが、神輿が出るのは今日の夕方から。というわけでもちろんシカノも行ってきました。昨年は東日本大震災で史上初の中止となってしまいましたが、今年は700周年ということで、町は例年以上に賑々しい雰囲気でした。


打合せ先から直行したので、機材は5D MarkIIIにタムロンの新しい24-70mmF2.8とEF70-200mmF4L ISの2本という軽装備。でも祭を動き回って撮るなら、これくらいがちょうどいいんですよね。三社祭ではヘビー級のカメラやレンズをいっぱい抱えて、おまけにデカい三脚まで担いでいるおじさん(というかおじいさん)をよく見かけますが、よく体力が持つもんだと感心します。何か秘密のトレーニングをしているんでしょうか。


明日明後日ももちろん浅草へ行きますが、機材は今日の装備プラス広角ズームかな。普段は単焦点派の僕も、三社祭はさすがにズーム・ズーム・ズームです。



120518_A_6135
120518_B_6815
120518_C_7704■EOS 5D MarkIII+EF70-200mmF4L IS


しかし5D MarkIIIを使い始めて約2か月になりますが、今日はいつも以上にその威力を実感しました。下の写真はISO3200ですが、フィルムで撮っていた頃は「なんとなく写っていればマシ」な感度です。暗い場面の写真を引き伸ばしたら、見た目の粒状性はISO100のポジフィルムとそんなに変わらないか、むしろ細かいんじゃないでしょうか。


超高感度のザラザラした描写も好きだったんですけどね。デジタルでも擬似的に再現できるけど、何か違うんだよな……。



2012年5月18日金曜日

パリ市18区神楽坂

今朝はやっとこさ、写真展のDMハガキを郵便局で発送。来週火曜から始まっちゃうというのに……。日頃からデータベースをしっかり更新していれば、もっと早く出せていたのにな……って毎度思うんですけど改まらず。


僕が住所を把握している方には明日明後日あたりに届くと思います。遅くなってスミマセン。届かなかったらデータベースから漏れているか、住所わからなくて物理的に出せないか、どちらかなのでスミマセン。

お昼からは“ほぼ月一”のワークショップの講師役。神楽坂の路地裏をぐるぐるっと回ってきました。20歳から6年半を過ごした思い出の町ですが、最近は行くたびに景観が変わってビックリです。そしてフランス人の姿が前にも増して目立つようになりました。パリの下町っぽい雰囲気のお店も増えたし。パリ行ったことないけど。


おフランスな神楽坂も悪くないけど、15年前ののどかな神楽坂が懐かしいなぁ。





120517_A_5899
120517_B_5872
120517_C_5865■EOS 5D MarkIII+EF35mmF1.4L


ブログの表題は、ついさっきちょうど見かけたこれをパクり……いえ、リスペクトしてみました。モンマルトルなら渋谷よりこっちの方が似てますぜ、ムッシュHARUKI。パリ行ったことないけど。


今日持って行ったレンズは35mmと50mmの2本だけ。使ったのはほとんど35mm。町を散策しながら撮るときは、これくらいの焦点距離がちょうどいいですね。っていうと発表されたばかりのライカX2はレンズが36mm相当なわけで、かなり気になる……。買わないけど。っていうか買わないのが目標。なんじゃそりゃ。


でも来月の上海行きにこれがあればなぁ。



2012年5月17日木曜日

超高校級写真部

ニコンサロンbis新宿で昨日から始まった、栃木県立栃木工業高等学校写真部による写真展「わが故郷 とちぎ」に行ってきました。


栃工は昨年まで5年連続で写真甲子園に出場していて、なので僕も取材をしているのですが、部活では一貫してバイテンで蔵の町・栃木の街並みや人を撮り続けています。バイテンといっても売店じゃないですよ、8×10(エイトバイテン)、つまり8インチ×10インチのシートフィルムです。まあA4よりちょっと小さいくらいですね。
ひと昔前は「バイテンで撮る」というと「気合いを入れて作品を撮る」とか「超大物のポートレートを撮影する」みたいな、ひとつのわかりやすいフレーズだったのですが……。


ちなみに僕もちょっとだけ撮った経験があります。大学時代だから15年以上前ですけどね。今撮れといわれたら、たぶん栃工の生徒たちの5倍は時間がかかるんじゃないかな。いや5倍じゃ効かないか(笑)。


そんな超高校級の5年間にわたる作品が展示されています。



120516_0288■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH


栃工OBで今回の出展作にも携わっているヤナギサワ君と、作品を撮影したバイテンのカメラ。今使っているのは3台目だそうですが、すべて自作なのだそうです。それもすごいワ。


写真展は来週21日(月)までです。



2012年5月16日水曜日

いよいよあと1週間!

今朝は4時起きで朝のお勤めに出てから、七面山を下山。あいにくの天気で御来光は見えず、下り道も冷たい雨の中でしたが、敬慎院でありがたい御札をいただきました。


 


120515_ofuda
いよいよ来週火曜から始まる、写真展「感應の霊峰 七面山」の成功祈願です。身が引き締まりますな。


下山したその足で、富士山をぐるっと回って(といっても雨で見えなかったけど)山中湖へ。デザイナーさん、コピーライターさんと合流して、来月撮影するお仕事のロケハンをしてきました。本番は晴れてくれないと非常に困る感じで、それだけが気がかりですが。


120515_A_0238120515_0244■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3


帰りにせっかくなので山中湖を見に行ったら、スワンボートの脇に“本物”がいてビックリしました(笑)。



2012年5月15日火曜日

成功祈願!

写真展「感應の霊峰七面山」までいよいよあと1週間ですが、今日明日とその七面山…ええ、ギリギリまでチャンスに賭けています。そして最後の一枚を撮るのです。

…っていうのは嘘で、まあカメラは持ってきていますが、今回は写真展の成功祈願です。これから御祈祷を受けて、御札をいただきます。

写真は偶然一緒になった仲良しの小田原のお坊さんです。若住職、ちょっと運動せなあかんよ…(笑)。



rps20120514_173150.jpg



2012年5月14日月曜日

脱がされるかと思った

今日は恵比寿のHARUKIおじさんが、うちにやってきました。写真展の準備に追われる僕の陣中見舞い…のつもりだったようですが、果たして本当に見舞いだったのか、単に邪魔しに来たのか(笑)。


昭和な雰囲気が好きなおじさんは、うちのあたりも結構お気に入りのようで、以前は町中でよくロケをしていたそうです。「そうそう、そこの空き地で“そこなら脱いでも大丈夫大丈夫”とか言って服を脱がせてさ……」などと懐かしんでいました。


ちなみに僕はとりあえず脱がされませんでした。



120513_A_0189120513_B_0194120513_C_0212■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH



2012年5月13日日曜日

2012年5月12日土曜日

何か違う

台湾で撮影したデータの整理がようやく完了。


GRで撮影した遊び写真の中に、九份行きの高速バスの車窓から撮ったものがありました。バスに乗った瞬間、高梨豊さんが今年の土門拳賞を獲った「IN'」を思い出して、降りるまで結構な枚数を撮ったのだった。


一見日本とあまり変わらない雰囲気の台湾だけど、車窓からずっと風景を見ていると、やっぱり違いますよね。右側通行っていうのもあるけど。




120511_A_15470120511_B_15489120511_C_15500120511_D_15504120511_E_15518■GR DIGITAL IV



2012年5月11日金曜日

ご近所カメラ

一昨日までの台湾では、オフショット用にGRD4を持っていき、食べたものとか食べたものとか食べたものを撮りまくりました。最近あまり出番がなかったGRD4だけど、旅の記録には本当にいいカメラだなと再認識。まあ旅だけじゃなくて普段でも使えるんですけどね。


というわけでランチ&買い物で近所に出掛けたついでに、ちょっとだけスナップしてみたり。


しかし帰ってきたと同時に嵐がやってきて、危なかったです。もう出掛けるときは折りたたみ傘は必携ですね。


 



120510_A_15866
120510_B_15824■GR DIGITAL IV


追記:昨日(というかもう一昨日ですが)RING CUBEで曽根陽一さんの写真展を拝見して、展示がとてもよかったのでGRの話を書こうと思ったのに(展示作品はすべてGRで撮影)、そのことに触れるのを忘れてしまい……。芳名帳の僕のサインを見たらしい曽根さんから、先程Facebookで丁寧にお礼のコメントをいただいて思い出しました。


というわけでGR持っている人や、欲しいと思っている人は、ぜひRING CUBEへ急いでください。今度の日曜までなので。



2012年5月10日木曜日

いいワクチンがあるらしい

今日は午前中、先週に続いてエプサイトで写真展のためのプリント作業。先週終わらなかった分を仕上げました。まあ追試というか補習というか居残りというか、まあそんな感じです。
でも時間をかけただけの仕上がりになったので、ひと安心……。その足で額装をお願いする山ノ手写真製作所さんへ届けてきました。これでひとまず写真展は黙っていてもスタートできる状態に。


でもね……作品をプリントするだけでは終わらないんですよ(汗)。まあ個展も4回目になれば何が必要かはわかるんですけど、慣れたからといって楽にはならず……。


その後は新宿御苑そばのアイデムフォトギャラリーシリウスで行われている国境なき子どもたちの写真展「岩手 この空の下、明日への道を探して」へ。
展示作品を主に撮影しているのは、『ファインダー越しの3.11』の著者である安田菜津紀さん、佐藤慧さん、渋谷敦志さん。その安田団長が会場にいるとTwitterでつぶやいていたので、これは会いに行かねばと。団長いなくても行ったけどね(笑)。



120509_A_0014でもまあ久しぶりに団長といろいろお話しできて、よかったですよ。今月16日までやっていますので是非。団長は大変お忙しい方なので、毎日会場にいるわけではないようですが。


実はその足でとても久しぶりな方にばったり遭遇して、一緒に四谷のトーテムポールフォトギャラリーへ。こちらでは大西みつぐさんが「近所論・臨海に曝す」を今月20日まで開催中です。会場には大西さんはもちろん、次にここで「TOKYO STREAM」を行う甲斐啓二郎さんもいらっしゃいました。そうか、甲斐さんは専門学校で大西先生に教わっていたのね……。



120509_B_0015大西さん……と後ろに久しぶりな方が。


ちなみに大西さんとの話題は、もっぱらラオスで犬に咬まれてしまい、狂犬病の恐れがあるという小さなおじちゃんのこと。僕は最初その話を聞いて、本人が狂犬になったのかと思いましたが、そうではなかったようです。よかったよかった。ってよくねえか。


まさか直後にその狂犬と会うとは思いませんでしたが、ワクチンを打ったとかでとても元気そうでした。あと6回ワクチンを打つらしいので、来月あたりは相当ハイになっているかもしれないですね。俺もワクチン打とうかな。


■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH



2012年5月9日水曜日

謝謝台湾再見台湾

台北から夜10時過ぎに羽田へ着いて、無事帰宅しましたが……たまっていたメールの返信とか、明日の準備とかをしていたら、もう朝5時です。ああ寝る時間がない。っていうか明日起きられるのか?


というわけで今日は“なんちゃって食べログ”書いている時間がありません。楽しみにしていた方ごめんなさい。いるのかどうかわかりませんが。




120508_A_15736
120508_B_15802■GR DIGITAL IV


今朝登った台北101からの眺めと、お昼に露店で食べた“ラストかき氷”です。余った台湾ドルは日本円に換金しちゃったけど(笑)今度はのんびりグルメ旅行で行ってみたいですな。


まあ今回も限りなくグルメ旅行だった気がしないでもありませんが。



2012年5月8日火曜日

今日は★★★連発

今日は台北を離れて、いま台湾有数の観光地として有名な九份に行ってきました。天気も良くていいロケになりました。


というわけで今日も私的食べログを。


まず朝食は昨晩セブンイレブンで買ったドラえもんどら焼き。そして九份行きのバスで、バス停前のコンビニで買ったおにぎりを。


そして九份……のはずでしたが、乗ったバスはその先の金瓜石行き。金瓜石は九份の隣町で、日本統治時代に金鉱山で栄えた町。廃村寸前だったのが、映画のロケ地になって九份とともに名所になったのだとか。


というわけで時間もあるので金瓜石まで行ってみたのですが……これが大当たり。観光客もまばらで、昔の台湾にタイムスリップしたみたいでした。日本でいうと夕張みたいな感じかな。
ちなみに歩いている地元の人も服装が戦前みたいだな……と思ったら、ドラマのロケをやっていて、その役者さんたちでした(笑)。


そしてバスで少し戻るかたちで九份へ。


 



120507_A_15617メインストリートでひときわ混んでいる魯肉飯(そぼろご飯)と魚丸湯(つみれ汁)の店に入ってみました。混んでいるだけあってうまかったです。とくに魚丸湯は激旨。おかわりしたかったよ。★★★


九份は金瓜石とうってかわって原宿竹下通り状態だったのですが、店が並ぶ通りから一歩裏へ行くと静かで生活臭が……。眺めもよくて、観光客が全然いないのが不思議でした。九份に行かれる方は、ぜひ坂の上にも行ってみることをおすすめします。かなり迷路ですが。



120507_B_15674その後夕暮れまで時間があったので、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったという「阿妹茶酒館」へ。海を見下ろすテラスで中国茶をいただきました。一杯目だけ片言の日本語を話すきれいなお姉さんがいれてくれたのですが、さすがのGRでもこのアングルが限界でした。★★


夕暮れの九份を撮って、バスと国鉄で台北に戻って饒河街夜市へ。昨晩の士林夜市と並ぶ大きな夜市ですが、士林が迷路状なのに対して、饒河街は長い商店街をホコ天にして、露店をずらーっと並べた夜市。路地好きとしては一直線だし……と期待していなかったのですが、とんでもない。こちらも士林に負けない雰囲気でした。



120507_C_15707というわけで夜市の入口で行列ができていた胡椒餅。パリパリの皮の中に、肉とネギの餡がぎっしり。現時点で台湾で食べたもののベストワンです。★★★




120507_D_15715そういえば台湾に来て辛いものを食べていなかった……と思っていたら「麻辣麺」の看板が。露店じゃなくて商店街のお店です。味はまずまずでしたが、辛さがちょっと弱かった。★★




120507_E_15724その隣に露店のかき氷屋が。氷を削るお兄ちゃんと、トッピングを盛るおばさんの二人三脚でやっているのですが、おばさんがとてつもなくフォトジェニックで……。おまけにかき氷もうまそう。
というわけで席に着いて、マンゴー・いちご・練乳のかき氷を。ネタ的にはプッチンプリンをのせたかき氷が最高だったんですが、果物食べたかったんだもん。
ちなみに味のあるおばさんは、喜んでモデルになってくれたのですが、仕事用カメラで撮ったので別の機会で……。★★★


やっと町にも慣れてきたんですが、明日の夜帰国します。


■今日もすべてGR DIGITAL IV