ホームページには「式典」とありましたが、実際は多摩美らしく式典らしい式典はなし(笑)。学科ごとのイベントでは、僕が通っていた頃の助教授だったほしの先生が和太鼓を叩き、最後は学科長として挨拶と五本締め。そういえばほしの先生とは卒業後、小樽の漁港でばったり会ったこともあったっけ。っていうか自分が教わっていた頃の先生って、今の自分と同じくらいの年だったんだよなぁ。そうそうこのスタジオ、真ん中に井戸の蓋があって、ドリーを動かすのに難儀したんだよね…などいろいろなことを思い出し。学生時代はほとんど友達がいなかったのでひとりぼっち覚悟で行ったのですが、懐かしい顔がいっぱいで一気に20年前にタイムスリップしたひとときでした。
■X100F
しかし多摩美から映像系の学科がなくなったのも寂しいですが、それ以上に美術系の夜学という貴重な存在がなくなってしまったのが残念。学費も昼間部より全然安かったし、とはいえ高かったんですが、僕も昼間正社員として働くことで何とかそれを払うことができました。でもいろいろ社会や教育システムも変わって、夜間大学で学生を集めるのも難しいんだろうなぁ。