2014年10月11日土曜日

台風にお待ちいただき…

明日は早川町の「はやかわとらネコ市」(町の名産を集めた大きな朝市です)で、シカノも移動写真館を行います。午前9時から午後1時まで西山自然農園・湯島の湯にてお待ちしております…って、多くの方々にはなかなか遠い場所ではありますが。

7月の前回とらネコ市は雨でスタジオセットが組めなかったのですが、今回は台風が時間稼ぎをしてくれているようで、なんとか組めそうです。なおとらネコ市で500円以上の買い物をすると、くじを1回引くことができます。町内の温泉旅館の宿泊券などが当たりますが、シカノ賞も(小さなサイズですが)額入りのプリントを3点用意しています。



■FUJIFILM X30

絵柄は迷ったのですが、早川町内で撮った風景の中からこれにしました。先日白峰三山に登ったときに撮った、西農鳥岳からの御来光です。

明日はさらには隣の身延町へ移動して、夜は身延山の御会式を撮影。なんとか夜まで天気が持ってくれないかと願いつつ、準備準備…。

2014年10月8日水曜日

ただの写真

■EOS 5D MarkIII+TAMRON150-600mmF5-6.3VC

ハイ、皆既月食撮りました。

本当は撮るつもりなんてなかったんだけど、うちで仕事をしながらニュースを見ていたら気になってしまい…。マンションの廊下に出て、カメラ+1超望遠レンズを三脚を立てて撮影していると、同じ階の住民の皆さんが次々と廊下へ。皆さん「見えない」「撮れない」と四苦八苦されていたようなので、「アップで見られますよー!」と叫ぶと…同じ階だけでなく、上の階や下の階からも住民がわらわら。

代わる代わる僕のカメラのライブビュー映像を見て、ご満足いただけたようでした。もう6年か7年ここに住んでいるけど、最上階に住んでいるオーナーさん以外のご近所さんとこんなに会話をしたのは初めてです。しかし小学生の子供たちがみんなスマホを持っていて、「この画面を撮ってFacebookにアップしていいですか?」と聞いてきたのには驚きました。スマホを持っているのは珍しくもないんだろうけど、Facebookまでやってるんですね…。

そんなFacebookやTwitterでは「なんでみんな上手くもない月の写真をアップするんだ」とか「月とスカイツリーなんて芸がない」といった同業者さんの書き込みがちらほら。まあそう言いたい気持ちもわからなくはないけど、写真なんて所詮そんなもんでしょ。本当に上手く撮れて芸のある写真なら、Facebookなんかにアップしないでamanaとかgettyに預けた方がいいしね。

というわけで上の写真もさほど上手くないし芸がないというか、多重露出つまり合成です。ちゃんちゃん。

2014年10月7日火曜日

超超晴れ男

こないだの土日は早川町で運動会撮影。土曜は南小学校で、時にはリレーに参加してこんな顔になりながら撮影。日曜日は6つの地区それぞれで行われ、駆け足でなんとか4地区回ることができました。

撮影は再来年に出す早川町の写真集に向けてなわけですが、その写真集には(前も書いたような気がするけど)町民全員に登場してもらいたいと思っています。というわけで運動会でも競技風景はそこそこに、ひとりひとりのポートレート撮影を優先。まだ数えていませんが、2日間で250人くらい撮影できたはず。戸籍上の人口が約1200人だから、単純にいえば1/5。まずまずの数字です。

しかし日曜は台風の接近で大雨。運動会もすべて体育館での実施でした。晴れていればいろいろ撮れたのになぁ…とちょっと残念。気が早いですが来年に期待。


そして昨日は上智大学へ。先月七面山で出会った、メキシコ人考古学者ガルシア博士の講演会を聴きに行きました。午前中は東京も台風直撃で大荒れでしたが、講演会が行われる夕方は台風一過でいい天気。

会場に着いて博士と再会すると、挨拶もそこそこにカーテンがかかっていた教室の窓を指して「フヒ!フヒ!」。なんだろうと思ったら、西の空に富士山がくっきり。そうそう、七面山でも博士はフヒフヒ言ってましたっけ。



■FUJIFILM X30

そういえば博士と一緒だった秋分の日の七面山も、7年か8年ぶりに晴れて見事なダイヤモンド富士でした。さすが太陽信仰の研究者だけあって、博士は最強の晴れ男なのかもしれぬ。

講演はすべてスペイン語で通訳なし。会場でスペイン語がわからないのはたぶん僕だけで、博士のメキシカンジョーク(たぶん)も僕だけ笑えず。でもプレゼンテーションの映像と、時折聞こえる英語に近い単語、そして用意されていた日本語のレジュメで、内容はなんとなく理解できました。

ざっくり言うと、世界遺産にも登録されているマヤ文明のチチェン・イッツァ遺跡が、太陽の通り道を計算して設計されていて、春分の日や秋分の日を基準に暦の調整に使われていたこと。そんな遺構は世界にひとつだと思っていたら、日本にも七面山というお寺が、やはり太陽の通り道を計算して建てられていたこと。そしてなんと今も宗教施設として信者たちが集まっていること…などを話しておられました。

博士は明日メキシコへ帰国するそうですが、大使館の方の通訳で「今度はメキシコでお会いしましょう」と伝えたら「いつ来る? 今年中か? 来年?」。いささか気が早い博士ですが「絶対に来い! 近所には日本人のアミーゴもいるから心配するな!」と…。これはいつか必ずメキシコへ行かねば。

2014年10月3日金曜日

農鳥小屋のタダシさん

2泊3日、南アルプス・白峰三山の縦走より無事帰還しました…というのは昨日の話。一旦東京に戻ったものの、急遽身延町で撮影が入ったため、今日再び山梨へリターン。明日明後日は早川町で写真集用の撮影があるので、明日泊まるはずだった旅館に、一日早くチェックインして、今日自宅で仕上げるはずだった原稿を書いたり。

3000m級の峰々をひたすら歩き通す縦走は、人生で最高に苦しい体験でした。途中で862回くらい「二度とここには来るまい」と思いました。でも時間が経つたびに稜線からの眺めや、日常では味わえないスリルを思い出し、もう一度行ってもいいかな…と思い始める始末。

今回の縦走の目的は、出発前に書いた通り、再来年の早川町写真集の撮影のため。間ノ岳と農鳥岳のそれぞれ山頂から東側が早川町なのです。というわけで縦走2日目、日本で2番目に高い北岳を下って、3番目に高い間ノ岳に辿り着くあたりから本格的に撮影開始。北岳では視界を遮っていた霧がそのあたりから消え、雲海の上に稜線が浮かぶようになりました。おかげで撮影も進み、マミヤ6MFでフィルムを12本か13本くらい。あとはフジのX30でもちょこちょこ。

何より収穫だったのは、一番の目的だった農鳥小屋の名物主人・タダシさんをじっくりたっぷり撮れたこと。登山愛好家なら恐らく知らない人はいないタダシさんですが、ネット上には「おっかない」「怒られた」というエピソードと、「いい人だった」というエピソードがあり、どっちがホントやねんという感じですが、きっとおっかなくていい人なのだろうと思ったら、やはりそんな感じでした。僕が滞在している間は終始ご機嫌でしたが。

今回撮影したフィルムの半分以上は、そんなタダシさんのポートレート。50年以上も標高2800mの山小屋を守ってきた主は、やはり絵になるんです。最初は「フィルムで撮ってるのか。一枚一枚大切に撮らないといけないから大変だな」と感心していたタダシさんも、次第に「おい、そんなに撮ってフィルムがもったいないだろ」と呆れる始末。でもタダシさんを撮るためにここまで来たんで…と言ったら、「そうか。じゃあ俺が死んだら黒枠付きで使わせてくれよ。正面を向いてないやつで頼むぞ」と苦笑い。



■FUJIFILM X30

西農鳥岳を背景に“定位置”で佇むタダシさん。ここから正面の間ノ岳を眺めているのですが…「ほら、あそこに2人いるだろ?」と言われても僕には何も見えず。最初は疑っていたのですが、その後本当に2人連れが。僕が驚いていると「俺には全部見えるんだよ。あのへんで君は初老の男性とすれ違いざまに立ち話をしただろ?」。ハイ、立ち話していました…。視力は4.0で、でもまだまだ足りないそうです。視力検査では0.1の輪もまったく見えない僕には、何とも想像できません。

タダシさん以外にもいろいろな思い出の残った縦走ですが、当然ひとりで行けるはずもなく、同行してくれた上流研(早川町観光協会)の鞍打さんと加藤くんに感謝。そして人を無理矢理誘っておきながら、勝手に白峰三山よりはるかに高い天国へ行ってしまった日本出版ネットワークの藤田さんにも。はいシカノはちゃんと登ってきましたよ。昨日下山したときは脚がただの棒でしたが、今日は全然平気。筋肉痛もほとんどナシです。

2014年9月29日月曜日

いざマークスの山へ

今日から3日間、南アルプス・白峰三山を縦走…するはずだったんですが、台風接近との予報で明日からにスライド。結局台風はそれてしまって肩透かしですが、今日出られないはずの打合せに出られたのでよかったかなと。

というわけで今晩東京を出て、玄関口の奈良田で車中泊。明日の朝から登ります。北岳(標高日本第2位)→間ノ岳(同3位)→農鳥岳(同15位)と3000m級の尾根を歩く、まさに縦走の黄金ルート。これは楽しみ…といいたいんですが、いつもインフラの整った七面山ばかり登っているので、果たしてどうなりますやら。経験者に聞くと「傾斜のきつい七面山をあれだけ登っていれば、北岳なんて楽勝ですよ」というんですが、ヤマレコなどを見ていると農鳥岳からの下りがえげつないという話も…。

しかも現地は気温がもう氷点下、紅葉も終わりがけだそうです。そんな時期に3000mオーバーの稜線で天候が荒れたら…想像したくないな。でも想像して準備しないとマジで死ぬので、ハードシェルにダウン、念のため軽アイゼンも用意しました。

縦走の目的はというと、再来年に出版する早川町の写真集のため。間ノ岳と農鳥岳の山頂はそれぞれ早川町にまたがっているのです。というわけで写真集の企画が持ち上がった1年前からこの縦走を計画していたのですが、言い出しっぺだった当初の担当編集者・藤田さん(ワンゲル部出身、山と渓谷社の偉かった人)は北岳はおろかエベレストよりも高いところへ行ってしまい…。まあ天国から笑われないように頑張りますよ。



■FUJIFILM X30

今回の縦走、カメラは20年以上使ってきたマミヤ6MFと、買ったばかりのX30の2台体制で行く予定。X30はようやく慣れてきたというところです。

話は変わって宣伝。学研から「キヤノンEOS7D MarkII スーパーブック」が発売されました。巻頭のギャラリーに撮り下ろしの作品が掲載されています。肝心な7D MarkIIの発売は11月ですが、気になって仕方ない方はどうぞ…。

そして玄光社からは「写真が上手くなりたいなら覚えるべき50の掟」と、ちょっと舌を噛みそうなタイトルのムックが。「街角スナップ」と「日常写真」の本編を担当しましたが、ちょこちょこ作品も掲載されています。よろしくどうぞ。

というわけで明々後日までごきげんよう!

2014年9月27日土曜日

鯨ヶ丘

昨日今日と茨城の鯨ヶ丘というレトロな町へ。カメラのオリオンさんという茨城の老舗カメラ店さんが主催する写真教室で、講師を務めてまいりました。シカノはなぜ茨城のカメラ店さんに呼ばれたかというのは、説明すると長くなるので割愛。まあ人間の縁って不思議なものです。

鯨ヶ丘は存在自体、今回の仕事で初めて知ったのですが、平野にポコっと盛り上がった小高い丘です。遠くから見るとクジラのようだから、鯨ヶ丘なのだそうな。丘の上には昭和な町並みとたくさんのお寺や神社が残っていて、写真教室をやるにはぴったりなロケーション。実際よく使われているみたいです。



■EOS 6D+EF24-70mmF4L IS

お宮さんの境内で子猫を抱いた女の子に遭遇。捨て猫を拾ったんだそうです。その前に立ち寄ったお寺でも、同じくらいの小さな捨て猫がいて、かなり弱っていたので撮影教室に参加されていた方が中抜けして動物病院へ連れていってくれました。たぶん2匹は兄弟ですが、どこではぐれてしまったんだろうか。

天気にも恵まれ、楽しかった撮影会の後は急いで東京へ。夜は今月2度目の寄席の撮影でした。まだ詳細はヒミツのアッコちゃんですが、今撮っている寄席の写真は来年本にまとめられる予定です。お楽しみに。

2014年9月25日木曜日

暑さゆえ

今日は朝からスタジオ撮影。とても楽しい現場で、毎日こんな仕事ならいいのになぁ。後処理する時間も必要なわけですが。

機材も少ないし、その後外回りもあったので交通の便が悪いスタジオまで電車+徒歩で行ったのですが、うっかり長袖を着たばっかりに暑いのなんの…。おまけにスタジオも温室みたいだし。

その後、打合せで入ったスタバでは「どうせ冷房ガンガン効いてるだろ」と思ってホットを頼んだら、故障してるの?ってくらい冷房効いてないし。こうしてこの時期は決まって体調を崩すのであります。皆さまもご自愛くださいませ。



■FUJIFILM X30

先週から使っているX30ですが、肩の力を抜いて撮るにはちょうどいい感じ。これ持ってアメリカかヨーロッパでもぶらっと旅したいなぁ…。でもその前に明日明後日は納豆の国で仕事。NATOの国だったらよかったんですけどね。