2014年10月7日火曜日

超超晴れ男

こないだの土日は早川町で運動会撮影。土曜は南小学校で、時にはリレーに参加してこんな顔になりながら撮影。日曜日は6つの地区それぞれで行われ、駆け足でなんとか4地区回ることができました。

撮影は再来年に出す早川町の写真集に向けてなわけですが、その写真集には(前も書いたような気がするけど)町民全員に登場してもらいたいと思っています。というわけで運動会でも競技風景はそこそこに、ひとりひとりのポートレート撮影を優先。まだ数えていませんが、2日間で250人くらい撮影できたはず。戸籍上の人口が約1200人だから、単純にいえば1/5。まずまずの数字です。

しかし日曜は台風の接近で大雨。運動会もすべて体育館での実施でした。晴れていればいろいろ撮れたのになぁ…とちょっと残念。気が早いですが来年に期待。


そして昨日は上智大学へ。先月七面山で出会った、メキシコ人考古学者ガルシア博士の講演会を聴きに行きました。午前中は東京も台風直撃で大荒れでしたが、講演会が行われる夕方は台風一過でいい天気。

会場に着いて博士と再会すると、挨拶もそこそこにカーテンがかかっていた教室の窓を指して「フヒ!フヒ!」。なんだろうと思ったら、西の空に富士山がくっきり。そうそう、七面山でも博士はフヒフヒ言ってましたっけ。



■FUJIFILM X30

そういえば博士と一緒だった秋分の日の七面山も、7年か8年ぶりに晴れて見事なダイヤモンド富士でした。さすが太陽信仰の研究者だけあって、博士は最強の晴れ男なのかもしれぬ。

講演はすべてスペイン語で通訳なし。会場でスペイン語がわからないのはたぶん僕だけで、博士のメキシカンジョーク(たぶん)も僕だけ笑えず。でもプレゼンテーションの映像と、時折聞こえる英語に近い単語、そして用意されていた日本語のレジュメで、内容はなんとなく理解できました。

ざっくり言うと、世界遺産にも登録されているマヤ文明のチチェン・イッツァ遺跡が、太陽の通り道を計算して設計されていて、春分の日や秋分の日を基準に暦の調整に使われていたこと。そんな遺構は世界にひとつだと思っていたら、日本にも七面山というお寺が、やはり太陽の通り道を計算して建てられていたこと。そしてなんと今も宗教施設として信者たちが集まっていること…などを話しておられました。

博士は明日メキシコへ帰国するそうですが、大使館の方の通訳で「今度はメキシコでお会いしましょう」と伝えたら「いつ来る? 今年中か? 来年?」。いささか気が早い博士ですが「絶対に来い! 近所には日本人のアミーゴもいるから心配するな!」と…。これはいつか必ずメキシコへ行かねば。