2016年7月26日火曜日

写真の町

「写真の町」東川町で写真甲子園1日目。写真を撮っている高校生を撮る、という仕事ですが、今日は開会式や歓迎会でとくに血眼になる状況もなく。しかしながら別の宿題を大量に持ってきてしまい、インターバルは道の駅やカフェを転々。


EOS-1DX+EF24-70mmF4L IS

初めて東川町に来たのはかれこれ25年前。その頃は店といえば蝦夷ラーメンくらいしかなかった気がするけど、今じゃおしゃれなカフェやレストランも増えて、いろいろ楽しくなりました。楽しくない宿題も、少しは筆が進んだかな。

2016年7月25日月曜日

ポケモンはどこですか

野暮用のため出掛けた浅草でポケモンを探していたら、ポケモンじゃなくてポケモンみたいな寄席終わりの某師匠に遭遇。しかしポケモンGO、なんとなくやっているけど、もっとゲーム性がないと日本では飽きる人が多いんじゃないかなぁ。余計なお世話か。

明日から仕事で毎年恒例の「写真の町」北海道東川町、そして帰京したら七面山の別当交代式のため、羽田から身延山へ直行です。身延山→七面山→身延山で所要20時間くらいかな。自主トレして臨むつもりでしたが、そんな時間もなく…。こんなに慌ただしい夏は久しぶりですわ。東川町のモンベルでサポーター忘れずに買わなきゃ。


■a7II+Westron35mmF3.5

2016年7月21日木曜日

「写ルンですWALKers!」

ギャラリー世田谷233で7/23(土)~31(日)に行われる写ルンです30周年企画展「写ルンですWALKers!」にシカノも出展します。写ルンですで撮った神楽坂のスナップを、L版にプリントしてペタペタ貼っています。




同ギャラリーでは9/3(土)~9/11(日)に蛭田英紀さん、emlyさんとの3人展「三茶三様」も行います。こちらは文字通り、ギャラリーのお膝元・三軒茶屋をテーマにした競作です。よろしくどうぞ。

2016年7月20日水曜日

思い出も遠く

山梨で写真集打合せ→撮影→イベント打合せ→撮影→撮影とこなして帰ってきたら、大橋巨泉が永六輔を慌てて追いかけて、また少し昭和が遠くなっていた。倍率ドン、さらに倍。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA50mmF1.4DG

2016年7月18日月曜日

宿題?


■a7II+Vario-Tessar T*FE24-70mmF4ZA



この夏の自由研究。そこに人が住んだ理由を考える。

2016年7月14日木曜日

稲又

9月に出す写真集の撮影も、いよいよデッドラインが(見たくないけど)見えてきました。昨日は2つある小学校で、まだ撮っていない今年の転入生を撮影。そして昨年秋に雑穀の収穫を撮影に行った、稲又という集落に行ってきました。

山奥にある早川町でも、稲又はさらに山奥にあって、道路事情が悪いので町役場でカギを借りないと入れません。住民票を置いているのは4人。そのうちの2人は80代のご夫婦で、広大な畑で雑穀やとうもろこし、じゃがいもなどを栽培しています。その様子は昨年撮影しているんですが、長めのあとがきを書かなくてはいけないのでお話を伺ってきました。社会学的にいえば稲又は「超限界集落」らしいのですが、そういう外の基準で勝手に測るのが失礼なほど、おじいさんとおばあさんは知恵と生命力のある暮らしをされていました。でも自分の文章力で果たして伝わるんだろうか…。


■a7RII+Vario-Tessar T*FE24-70mmF4ZA

今度の日曜は町役場の駐車場で「はやかわ大トラねこ市」。いわゆる朝市ですが、明日からもう入稿が始まるので、これがほぼ最後の撮影かな。寂しい気分ですが。

2016年7月11日月曜日

水の中の宇宙

いつもの早川を魚の目線で撮ってみよう! というわけで写ルンですの防水モデルを使ってみたものの、川の中は思いのほか暗かったようで…。水面より上はきれいに撮れたんですけどね。


■写ルンです New Waterproof

たぶんボツだと思うけど、ちょっと宇宙を感じるのでアートディレクターに送ってみよっと。何でもやってみることが大事。

2016年7月10日日曜日

四万六千日

選挙の日ってウチじゃなぜか投票行って外食するんだ…っていう歌がありましたが、投票行って外食したついでに浅草のほおずき市へ。終わり間際で2500円の鉢を1000円で叩き売りしていたけれど、枯れない植物も枯らす男なので買わずに眺めるだけにして、四万六千日分のお参りをして帰ってきました。普段の浅草寺はなぜか二礼二拍手一礼をしている人が多いけど、今日はさすがにほとんどいなかったな。


■a7RII+Topcor4.4cmF2

2016年7月8日金曜日

千人力

1000人ちょっとしかいない、日本一人口が少ない町。そこに4年間通って、行事、畑、お店、温泉、役場、町内のどこに行っても、会う方はほとんどが顔見知り。でも実際には存在は知っているけど会ったことがない方や、存在すら知らなかった方もたくさんいるわけで、今週はその方々を訪ね歩いてきました。

改めて1000人ちょっとしかいない町の「千人力」みたいなものを感じて、数字に惑わされてはいけないのだと痛感。世界は自分が思っているよりずっと広いのです。たとえ小さな町の中でもね。

そして写真集の発行まで残り2か月となって、もっと撮影時間が欲しくなり…。前の写真集のときも、前の前の写真集もそうだったな。粘って結果につながった記憶はないんだけど、そういう気持ちがあるから踏ん張れるのかも。


■a7RII+Vario-Tessar T*FE24-70mmF4ZA

2016年7月7日木曜日

日本一暑い!

なんだか最近、日本で一番暑いことが多い山梨県。今日も安定の日本一でした。


■D750+SIGMA50mmF1.4DG

野良仕事をしていたおじいさんおばあさんたちも、日陰でややお疲れのご様子。挨拶代わりに「写真屋さんも飲めし」とコップに注いだポカリをくれました。例年なら甲府は暑くても早川まで来ると涼しいんだけどなぁ…。

2016年7月6日水曜日

世界はビール色

今日は高校の出勤日。前期最後の授業でした。3か月にわたって卒業制作の個別指導をしてきましたが、全員がそれぞれのいいところを表現してくれて先生ひと安心。まあ来週は講評会、そして夏休み明けはさらに長丁場の集団制作もあるけんね。

学校帰りは乗換駅の池袋で“自習”をするのが習慣ですが、昨日一昨日と早川町で撮ったフィルムを現像に出さないといけないので有楽町へ。夏の夕方の有楽町といえば、夕陽に照らされた街並みがビールの色に見えて仕方がないわけですが、仕事があって飲んでもいられないので我慢して退散。ああ、ビアガーデン行きたいな…。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA35mmF1.4DG

2016年7月5日火曜日

町の洋服屋さん

先週に続いて1泊2日で早川町。9月発行の写真集に向けて、町役場の職員さんとともにまだ撮ったことがない方を撮るべく“家庭訪問”をしてきました。

はじめましてな方とか、しょっちゅう会っているのにまだ撮っていない方とか、生後9日目というもっとも若い町民とか、2日間で100人弱を撮影。急におじゃましてもポーズを決めてくれた町民の皆さんと、選挙前なのに対応してくださった町役場に感謝。また明後日から後半戦ですが(汗)。

その合間、以前から撮る約束をしていた診療所へ。すると向かいに洋服の移動販売が。昨年秋に撮らせてもらった写真を持っていたので、プリントを差し上げるとおじさんは僕のことを覚えていました。買いに来たおかあさんたちを、まるでみのもんたか綾小路きみまろのようにあしらうおじさんに、只者ではないな…と思っていろいろ話を聞くと、本当に只者ではありませんでした。話を盛っている可能性はありますが(笑)。


■a7RII+Vario-Tessar T*FE24-70mmF4ZA

早川町へ嫁いで48年というおかあさんが「ウラ(私)が嫁に来たときは、この人もう売りに来てたずら」と言っていたので、おじさんは早川町にもう50年以上来ている計算。いやはや僕なんぞ足元にも及びませぬ。

2016年7月3日日曜日

印刷つながり

金曜から今日まで、神保町で行われていたイベント「活版TOKYO」へ。昨年「Bicycle Photo magazine」の取材でお世話になり、今使っている名刺を印刷してもらった九州活版印刷所がはるばる熊本から出展。代表の長島さんと1年ちょっとぶりに再会しました。

長島さんのファクトリーがあるのは早野ビルという熊本最古のビルですが、関東大震災の直後に建てられたので頑丈で、あと一回くらい大地震が来てもOKだそうな。もっとも長島さんからは「また名刺を発注するときは少し時間を下さいね」。保存していた版が地震でバラバラになってしまったそうです。いろいろ大変だと思うけど、名刺はとても好評なので、応援も込めてまた近いうちにお願いしようかな。

その後は新宿のオリンパスギャラリーで行われている若子jetさんの写真展「キッチュaGo!!Go!!も一丁☆浪花」へ。展示に合わせて発売された写真集が、今僕も早川町の写真集をお願いしている三村漢くんのデザイン。で、その2人の制作裏話トークショーを拝聴しました。僕の方も大方の構成は決まったけど、いろいろ参考になりましたよ。明日からまた撮影じゃ。


■a7RII+Vario-Tessar T*FE24-70mmF4ZA

2016年7月2日土曜日

現地編集

一昨日~昨日と早川町・奈良田温泉の白根館へ。昨秋マツコさんの番組で「日本一肌にいい湯」と紹介されたら、しばらく電話が鳴り止まなかったそうで。僕も日帰りで何度か入らせてもらったことがありますが、初めて泊まってみました。お湯がいいのは体験済だけど、料理もうまいのなんの。そして秘境・奈良田の静けさ。

今回はデザイナーの三村漢くんが一緒。9月に出す早川町の写真集の構成を決めに行ったわけですが、静けさ漂う宿で夜遅くまで床にプリントを並べ、「これがアリならそれもアリじゃね?」「それがこっちならあれはサヨナラでしょ」的な、傍から見れば神経衰弱状態。でもさほど意見が分かれることもなく、翌朝にはすんなり構成も決まってひと安心。

先週からすべてのネガを見返し、スキャンとプリントを繰り返して、うーんこれで足りるかなぁ…と不安だったけれど、さすが漢くん。見事な「日本一小さな町の幸せな日常」を編んでくれました。彼とは前職時代からの長い付き合いで、身延山の仕事をもう6~7年ほど一緒にやっているけど、これだけのボリュームの仕事は意外にも初めて。撮った僕がいうのもあれだけど、おもしろい一冊ができそうです。

といいつつ撮影はまだちょっと続きます。構成合宿が終わった後もカメラを持って川へ行ったり、某所へ行ったり…。来週も学校がある水曜日以外はずっと早川町。ギリギリまで粘りまっせ。



■a7RII+Vario-Tessar T*FE24-70mmF4ZA