2008年11月27日木曜日

老北京なひととき

今日は午前中に明日から始まる写真展「2008中国」の打合せ。午後はフリータイムになったので、写真展メンバーの土屋さん清水さんと3人で琉璃廠(ルーリーチャン)へ。ここは昔ながらの北京の街並みが残る文具街です。



目指すはその胡同(フートン=路地)の奥にある篆刻職人・韓さんの工房。9月にもうすぐ出版されるある本のロケをした際、探していたイメージ通りの風情ある工房を偶然発見。撮らせてくれるかな……と思いつつ交渉するとあっさりOK。作業風景をバシバシ、しかも光線状態が悪かったため後日再び撮らせてもらいました。



で2度目の撮影のとき、以前から中国の判子が欲しいなあと思っていたのもあって、お礼がてら判子を注文しました。3日で仕上げるとのことでしたが、そのときは忙しくて受け取りに行けず。
そこで今日ようやく受け取りに行ったわけです。工房を訪ねたら不在の札がかかっていて、隣の筆屋のおばさんに聞いたら「吃飯!(チーファン=食事)」だそうですが、1分も経たずに韓さん帰宅。もちろん僕のことも覚えていて、やっと受け取りに来てくれたかと喜んでくれました。



ちなみに彫ってもらったのは1.5cm角で、なんとなく「鹿野」より字面がいいかなと思って「貴司」。口コミでたまにやってくる日本人客も、下の名前を彫ってもらう人が多いそうです。





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見事な出来。ちょっと値段は高かったんですが、頼んでよかった……。







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早速押してみる。







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で押したのは自分の名刺。ちょうどいい余白があったので、頼んだときからここに押そうと思っていました。写真は工房のオイルヒーターの上で乾燥中の図。







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韓さんに茶とたばこを供され一服。とっても老北京な雰囲気で心が和みますなあ……。ちなみに今日も僕の友人と、さらに土屋さんの判子をお願いしてきました(ツチブログ参照)







081126_e_4655 まるで茶館のよう■EOS-1D MarkIII+16-35mm





その後3人で胡同を探索しながら天安門広場へ。夕焼けがきれいで今まで撮ったことのない天安門広場が撮れました……がそれはネタとして温存。



夜は写真展メンバーたちと四方山話。でもうこんな時間です。寝なくちゃ……。