26日からの写真展では、四川大地震のチャリティー活動も行います。出展作品から10点を選び、ポストカードを制作しました。それを10枚セットで1000円にて販売。収益を被災地へ寄付いたします。
左下はシカノの作品です。買って!買って!!
今回の出展メンバーには王達軍さんという四川省在住の写真家がいます。王さんは今回の写真展のために撮影へ向かう途中で震災に遭遇。しかもそのときいたのが、被害の大きかった北川(日本の国際緊急援助隊が活動を行った場所)でした。
というわけで王さんは急きょ予定を変更して震災の様子を撮影。四川省の美しい風景を収めるはずだったEOS-1Ds MarkIIIは、震災直後の生々しい様子を記録することになりました。
その画像がいま僕のパソコンのハードディスクに入っています。非常に価値のある映像です。写真展の会場にも数点プリントして展示する予定です。
ちなみに王さんは撮影できなかった風景の代わりに、「蔵地風情(チベットの風)」と題した作品を送ってきました。まるでチベットの空気が伝わってくるような写真です。
今回の写真展には王さんを含め、12名の中国人写真家が参加します。同じ中国を撮影しても、日本人はアウェイ、中国人はホームなわけで、写真からはなんだか「ふん、中国っていうのはこういうもんさ」という余裕?が感じられます。
でも日本人も負けちゃいられない。そのうち4名が写真展に合わせて23日に来日。24日には「東京24時」というフォトセッションを行います。日本人・中国人それぞれ4名ずつが、2人1組になって“6月24日の東京”を撮影します。その作品もすぐにプリントして、26日からの写真展で展示します。
なお日本代表のひとりは僕です……。っていうかプロジェクト全体の責任者なので、誰が誰と組んでどこを撮影するのか、プランを練っている最中です。
何が起こるかわからないので楽しみといえば楽しみだけど、不安といえば不安です。
北京・地安門にて■EOS-1D MarkIII+16-35mm
日本中国写真文化交流協会展「2008中国」
日程……6/26(木)~7/2(水)
時間……10:00~18:00(最終日は~16:00)入場無料
会場……東京国際フォーラム・ガラス棟
秋には北京・故宮博物院(紫禁城)でも開催の予定!