経ヶ岳がある場所は日蓮さんが百日間修行され、自ら書写した法華経を埋めたとされています。長らく荒れていましたが、戦後に身延山久遠寺の法主さまがそれを嘆き、富士急の会長さんとともに復興を目指しました。そして五合目まで道路を作り、日蓮さんゆかりの地に八角堂を立てたそうです。昨日も五合目駐車場は多くの登山客で賑わっていましたが、車で標高2300mまでアクセスできるのも経ヶ岳があったからなのです。
そんな経ヶ岳で、山梨県日蓮宗青年会のお坊さんたちが初めて読誦会(お経をぶっ通しで読み続ける会)を行うので、ぜひ撮りに来ませんか?とお誘いいただき、馳せ参じた次第。メンバーにはいつも身延山や七面山でお世話になっているお坊さんも多く、会長を務めているのも、かれこれ3年以上お世話になっている七面山の小松祐嗣執事さん。
■EOS 5D MarkIII+EF17-40mmF4L
右端で力強く団扇太鼓を叩いているのが小松執事さん。トレイルランの選手でもあり、今年の12/1(日)には身延山と七面山をぐるっと回るトレイルランレース「修行走」を企画されています。僕も参加しまーす…といいたいところですが、完走できるはずもなく、ふつうに撮影係としてお手伝いする予定です。走れる自信がある方はぜひ参加してみてください(詳しくはここ)。
読誦会は実に4時間にも渡りましたが、刻々と変わる光の中で一心不乱にお経を読む姿や、富士山の登山道を行脚する姿はとても絵になりました。皆さんありがとうございました。合掌。
その後寄り道せずに帰宅して、すぐに新宿へ。ペンタックスフォーラム…が名前が変わって、リコーイメージングスクエア新宿、で始まった“そさん”こと曽根原昇さんの写真展「エイレホンメ 白夜に過ぐ」のオープニングパーティーにおじゃましてきました。
■EOS 5D MarkIII+EF50mmF1.2L
赤城耕一先生にスピーチを頼んだら、なぜか泣きつかれる曽根原さん、の図。
パーティーではやれエイヒレホンメだ、白夜の過ちだとタイトルをいじられていましたが、白夜の時期に撮ったエストニア・キフヌ島の空気がプリントに淡々と写り込んでいます。大学院で植物を研究されていたそさんですが、なんかそれが写真に現れているような…。9/9(月)までです。是非。