2014年6月6日金曜日

ああ修行

今日は七面山敬慎院の境内で、11/30に開催される「身延山七面山修行走」のポスターを撮影。雨のおかげでいい具合に霧がかかってくれて、大会の監修者であるトレイルランナーの石川弘樹さんと、七面山のお坊さんたちをモデルに、イメージ通りのカットが撮れました。撮影の様子はこんな感じ

忙しい石川さんは今朝早くに登ってこられて、撮影が終わったらすぐに下りられたのですが、なんと登りのタイムが55分。下りはさらにびっくりな23分でした。僕が誰かと登るときはだいたい登り5時間の下り3時間。単独行でも登り3時間の下り2時間弱がやっとです。まあそれくらい速いからプロのランナーとして生活できるわけで、そう考えると俺はプロの写真家として果たしてプロらしい何かがあるのだろうか…。



■OLYMPUS OM-D E-M5+LUMIX GXVARIO12-35mmF2.8

そんなことを考えながら下っていると、途中でお坊さんたちが荒れた参道を整備していました。僕の写真集にはちらっとしか入れていませんが、七面山のお坊さんは宿泊者の接客やこうした作業も大切な修行。格好はまるでナントカ工務店ですけど…。

七面山は信者さんに加えて一般の登山客も多いですし、昨年「修行走」が行われた影響で最近はトレイルランで走る人も増えています。でも標高2000m近い山が簡単に(距離は長いけど…)登れて、上で風呂やご飯がいただけるのも、お坊さんたちの修行のおかげです。そう考えるとやはり七面山は珍しいお寺ですな。

ちなみに石川さんが23分で下った道、昨日の僕は途中あちこちに引っかかり5時間かかりました。修行を積んだというのか、はたまた修行が足りないのか…。