2015年2月15日日曜日

行者の顔

今日は山梨で世界三大荒行のひとつ、中山法華経寺の百日大荒行を成満した荻沼教裕上人の帰山式を撮ってきました。荒行とは11/1から2/10までお堂に籠って、1日に水行を7回、食事はお粥と味噌汁を朝夕2回、睡眠は2時間、あとは読経三昧という厳しい修行。それを終えて自分のお寺に無事を報告するのが帰山式です。

荻沼さんは昨年1年間で七面山を100回登られた猛者。僕が登っているとすれ違い、追い抜かれ、またすれ違い、そして同時に山頂へ着く、みたいなことが何度もありました。その猛者をもってしても荒行は楽ではないわけで。



■EOS 5D MarkIII+SIGMA50mmF1.4 DG

荒行では剃髪をしないのでボサボサの髪と髭は修行の証。七面山でよく会っていた頃よりも、さらにいい男になっていました。

ちなみに住職であるお父上は荒行を10回、つまり千日荒行を積んだ阿闍梨さん。さすが読経に迫力がありました。荻沼さんは今回が2回目。檀家さんへの挨拶で「まだまだ修行が足りません」と話していたので、僕もあと8回帰山式を撮ることになるのか…?