2015年4月15日水曜日

乙女たちと乙女グラフィー展

この春から埼玉県立芸術総合高校で、写真を専攻する3年生の卒業制作を指導させていただくことに。週1回、午前午後の長い授業が来年1月まで続きます。進路も左右しかねないことも考えると、自分でいいのかとも思ったのですが、これも何かのタイミングだと思ってお引き受けすることに。レギュラーで講師をしたことがないので楽しみですが、気を引き締めないとな。

で今日が初出勤。校長先生より生まれて初めて辞令というものを受け取り、授業に挑みましたが…今年度の生徒はなんと全員女子。挨拶代わりに熊本土産のくまモンポッキーを配ってつかみはOKでしたが、その後は女子たちのプレゼンを褒めたり斬ったりフォローしたりの真剣勝負。終わるとサッカーを延長120分さらにPK戦までやったような疲労感でした。学校の先生ってすごいですね。

次の授業は僕の都合とGWで少し先なので、その間生徒たちが何を撮ってくるのかが楽しみです。

その後は東京に戻ってサイト青山で行われている山本春花さんの写真展「乙女グラフィー展」へ。山本さん…と呼ぶのは、彼女がまだ初々しいOLだった頃から知っている身としては違和感があるんですが。そんな彼女がカメラマンとして独立しつつ、身を削って創りあげた作品は、荒削りだけど何かを伝えようという意思が感じられました。男の僕にはいまひとつわからない部分もあるけど、その意思が大切なんじゃないかな。


■FUJIFILM X30

会場では200部限定の写真集を2000円で売っていて、個人的には展示よりもこっちがよく伝わってきました。好きなモデルの子に体当たりでアポをとって、お互い仕事抜きで撮った作品、なかなかの見応えですよ。展示は4/19(日)までです。