2015年4月30日木曜日

春の総人足

昨日は朝4時起きで早川町へ。茂倉の総人足(一斉作業)を撮ってきました。茂倉(もぐら)はその名前に反して、標高900mと町で一番高い場所にある集落です。以前初めてGoogle Earthで見たときは、こんな山奥に集落がある!とびっくり。実際に車で行ってみると本当に大変な場所にあったのですが、雲海の上の傾斜地に家が立ち並ぶ光景はまるでマチュピチュのようでした。それから何度かおじゃましていますが、茂倉の人たちはひときわ陽気というか元気というか、とにかく明るいのです。


■EOS 5D MarkIII+EF35mmF2 IS

昔は鉱山で栄え、昭和30年代には300人くらいいた人口も、今は20人ちょっと。でも年2回の総人足では家屋を残して甲府などで暮らしている方や、出身の方も帰省して、みんなで道を整備します。昨日も40人以上が集まり、作業の後は元小学校の校庭でバーベキュー宴会。僕も「まだいいずら~」と何度も引き止められ、結局日が暮れるまでジュースでお付き合いしました。

6月の写真展のDMに大きく使っているのも、茂倉のおかあさんたちが談笑している場面。昨日お配りしたら「◯◯さんはなんでこんなに笑っているかね」「そうそう、□□さんも◎★&#@☆!」…茂倉語につき聞き取れず。するとおかあさんたちは「日本語で話しているだけどね。シカノ先生は日本語苦手でしょ? キャッキャッキャッ!」とまた盛り上がり…。

今度の日曜、5/3には早川町で最大のイベント「南アルプス早川山菜祭り」があります。そんな茂倉のおかあさんたちもお店を出すそうなのでぜひお越しください。ええ僕も行きます。