歯医者でグリグリと虫歯を削ってもらった後(まったく無痛、最近の医療技術に驚愕)、カメラの点検&清掃に行ってきたんですが。
先週一緒に写真甲子園で北海道を駆け回っていたコザワさん、それから中国仲間の土屋さんと、時間を合わせて合流。こういうことができるのは自由業の特権ですね……。
コザワさんは月刊カメラマンの取材で写真甲子園に行き始めて今年で7年目か8年目、僕はCAPAの取材で同じく5年目になりました。つまり彼とは5年連続で同じ現場を取材していることになります。
でも普段の仕事はというと、コザワさんはタレントなどの人物撮影がメインで、僕は取材モノがメイン。と畑の違う者どうしで同じ出来事を取材していると、刺激になるし、参考にもなります。わかりやすくいうと「ほほう、コザワはこうきたか」「よっしゃー!勝った!」「ちくしょう!やられた!」などと内心思うわけです。それが写真甲子園の楽しみのひとつなんですけどね。
そして今日話していて、お互い意見が一致したのは「写真甲子園を取材すると、いろいろ考えちゃう」こと。写真について、そして写真家という職業について……。
そこにCAPAの表紙を撮っている“先輩”の土屋さんが加わって、点検待ちの3時間、隅田川を一望するカフェでとても濃い話になりました。
濃い話になったついでに、お互いのブログでコラボレーションをしようということになり、まずコザワさんがセルフで撮影。
さすがコザワ先生、瞬時にベストなポジションにカメラを設置。
でも撮り終わってカメラに戻ろうとしたら……
テーブルで腰を強打!
悶絶……。
お笑い芸人か。
というわけで土屋さんの撮影は「若手お笑い芸人」がコンセプト(ここ)。若手って、2人とも三十路なんですけどね……。
ちなみに人前に出ないときはメガネではなくコンタクトをするんですが、今日はうかつにもコンタクトで外出してしまいました。なので非常にのび太君な顔に……。
まあそれはともかくコザワさんも早く悶絶写真をアップしてくださいな。
帰ってからは荷造り。そう、明日から北京なのです。ついさっき最後の仕事……プリント作業が終わりました。
前回の北京で写真を撮らせてもらった人たちへプレゼントする写真です。
前回もその前に市場で撮った写真を持参し、場内を配って回りました。すると「私も撮って」「僕も撮って」と撮影依頼が殺到……。その中にかわいい女の子がいて(上の写真で、右上の赤ちゃんを抱えている子です)、これはチャンス!とばかりに配達用の三輪車にまたがってもらいました。カメラ目線で笑顔を何枚か撮影した後、彼女がふと遠くを眺めた瞬間に撮ったのが「2008中国」に出展した1枚です。
北京の人はだいたい写真を撮られるのが好きですが、言葉が通じない以上、こちらが思うようにはなかなか撮影できないものです。
でも前回撮った写真をプレゼントすると、言葉は通じなくても、言葉以上のコミュニケーションが生まれるものです。写真の力ってのはすばらしいですね。
なーんてたまにはきれいにまとめてみました。実は明日からの撮影で非常に緊張しています。北京そのものは慣れっこのつもりですが、やはり五輪の開幕に立ち会う(といっても会場に入るわけではないんですが)のは、何か期待と不安があります。
さっきも中国仲間の小竹さんから電話があり「いいねえ、俺も行きたいよ。最高にワクワクするよねえ」。中国渡航歴ン十回、自称「中国人より中国人」な小竹さんですらそう思うんですから、僕はなおさらです。
北京での宿泊先のネット環境がまだわからんのですが、どうやらなんとかなりそうなので、現地の様子もちょこちょこアップしていくつもりです。でも撮影で疲れて死了だったらゴメンナサイ。