再び北京珍道中記。
8月8日の五輪開幕日は、市街をひたすら歩いた後(たぶん20kmくらい……)夕方に天安門へ。北京の、そして中国のシンボルともいえる天安門。地方に暮らす中国国民は「一生に一度は天安門が見たい」と思うのだとか。
五輪に合わせて天安門で何が行われるのかはわかりませんでしたが、人が集まることだけは間違いないので、迷わず向かった次第です。
到着したのが午後6時頃。天安門広場は封鎖されており、長安街を挟んだ向かいの天安門前がとてつもない混雑状態でした。
そして日没の国旗降揚式(については旧ブログのここを参照)が近付くと……。
武警と警察が「ほらほら、どいたどいた!」。でも高圧的な態度ではなく「頼むからどいてくれよ~」といった感じ。
そしてこんな状態に。シカノ最前列ゲット。
ケータイからブログをアップしたのがこのときです。だって待ってるだけでヒマなんだもん。
ケータイからブログをアップしたのがこのときです。だって待ってるだけでヒマなんだもん。
ちなみにこのとき人民がザワついた瞬間がありまして。
みんな一斉に上空を見上げています。その理由は……3機のヘリコプター。
中国では民間が空を飛ぶものを保有することはできません。つまり空を飛べるのは旅客機か空軍だけ。しかも北京市街は厳しい航空管制が敷かれているので、上空に何かが飛んでいるということは極めて稀です。
なのでみんな驚いているのです。
日本の五輪中継を見ていると空撮の映像がときどき使われていますが、あれも北京市民には衝撃の映像です。恐らく空軍のヘリ+中央電視台のカメラで撮影しているのだと思いますが。
とまあそんなこんなであたりが暗くなると……。
天安門から出てきた武警が、長安街を横切って天安門広場の国旗掲揚台へ。
そして降ろした国旗を持って天安門の中へ……。
続く。