2014年11月16日日曜日

高校生諸君!

今日は山梨県立美術館で行われた高校芸術文化祭へ。山梨県内の高校写真部が参加する写真部門の審査員を仰せつかってきました。

山梨では一昨年も年3回ある審査会の審査をやらせていただきましたが、今回は今年度の審査会で選ばれた作品+新作の約220点から、来年の全国大会や関東大会へ進む作品を選ぶ作業。前回にも増して責任重大です。

すでに3回の審査を通過してきた作品が多いので、全国行きの5作品と関東行きの20作品はわりとすんなり決定。直感でいいなと思った作品と、惜しいけど次に期待したい作品を、なんとなく自分の中のバランスで選んでみました。

何人かの先生に「シカノ先生の審査の基準は何ですか?」と聞かれたのですが、僕の場合は着眼点やタイミングももちろんあるんですが、構図と光もかなり基準にしています。この2つで損をしている作品が多く、逆にいえばほとんどの高校生はこの2つを意識すれば劇的に写真がうまくなるんじゃないかと思います。いきなりかっこいい構図を決めるのは難しくても、ファインダーの四隅を確認することはできるはずです。


■SIGMA dp1 Quattro

授賞式は書道部門や美術部門とともに屋外のステージで。天気に恵まれ、紅葉もきれいでした。しかしなぜみんな行儀よくこちらを向いているかというと、演壇からしゃべりながら撮っているから。そしてこれは客席の一部。あまりの人数でさすがにちょっと緊張しました。

表彰式の後は写真部門の展示室に戻って、受賞作品を作者本人に持ってもらい、ひとりひとりに講評&インタビュー。シャイな生徒が多くて僕が勝手にしゃべり倒してしまいましたが、少しでも参考にしていただければ、山梨に縁のある人間としてはうれしい限りです。