2008年9月20日土曜日

己の限界を知る

昨日は標高1982mの霊峰・七面山に登り、古式ゆかしい大祭を撮影。そして今朝下山しました。

七面山の登山道はほとんどが急斜面&段差。僕は半分くらいの地点で脚が1cmも上がらなくなってしまいました。日頃階段を登ることが少ないうえ、機材や防寒着で10kg以上の荷物を抱えていたため……いや単なる体力不足? 結局残り半分は“先達”にザックを背負っていただきました。それでも山頂まではまさに這々の体。ああ情けなや。
なお所要時間は7時間。地元の人は平均4時間、若い人は2時間くらいで登るようです。



日暮れとともに始まった大祭はとても厳かで、そしてどこか懐かしい雰囲気。僕も疲れを忘れて夢中でシャッターを切り続けました。そして狙い通りのカットを撮影。合間には地元の人たちと囲炉裏を囲んだりと、貴重な一夜を過ごすことができました。
またこの時期、晴れていれば富士山の向こうにご来光が拝めるのですが、今朝はあいにくの曇り空。でも幻想的な雲海を見ることができました。これもベストとはいえないものの、まずまずの収穫。

そして下りは荷物を整理して、最低限の機材や荷物だけを“先達”にお借りした小さなリュックへ。残りの機材は防寒着でくるみ、登りで使ったザックに積めて、貨物用のリフトで下ろしてもらいました。
膝がかなり笑いましたが(本当にゲラゲラと笑っているかのように痙攣)大きなトラブルや他人への迷惑もなく、3時間で無事下りることができました。それでも地元の人たちは僕の1.5倍くらいのスピードで駆け下りていましたが……。
また今回の大祭では92歳と95歳のおばあさんが参加されていました。たまたま下り道でお会いすることができたのですが、とても90歳代とは思えぬ軽快な足取りでした。



午後6時に帰宅すると、荷物を玄関に置いてすぐに打合せのため外出。11時半に再び帰宅して、P-7000に落としてあったデータをハードディスクにコピー。まとめてドボンで済んでしまうのは、疲れたとき最高に助かります……。



明日・明後日は根津神社の大祭を撮りに行きますが、天気が心配です。でも雨は雨なりの写真が撮れるので、あとは天にお任せです。



080919_11676 七面山から富士山を望む■GR DIGITAL II