回らなくなったのはいいけど

XZ-1が発売から初のファームアップ。内容は「縦横方向記録」の追加、です。

デジカメWatchの記事には「撮影メニューの中に「縦横方向記録」が加わる。カメラの縦位置・横位置を検出し、画像を回転して記録する機能」とありますが、実はこれだとちょっと説明不足。
今までも縦位置で撮影したものは、OLYMPUS Viewer2なら縦位置で表示されます。それだけでなく、カメラでの再生表示でも回転して表示されます。問題だったのは、それをオフにする項目がなかったこと。
僕は絶対に回転などしてくれるな派です。回転されると、撮影→確認→撮影なんてときは縦→横→縦と持ち替えないといけないし（XZ-1くらい小さければ、たいしたことはないけど）、表示も小さくて見にくいわけです。

一応XZ-1は再生時にコントロールリングを回すと縦横が切り替わる……というのがウリですが、結局のところ縦位置を画面いっぱいに表示させるには１枚ずつリングを回して回転させないといけなかったのです。もうバカらしいったらありゃしない。

で、今回のファームアップではメニューにそのオンオフが加わり、自動回転をオフにできるようになったのです。
ただしオフにすると、今度はOLYMPUS Viewer2での表示も回転されないまま。キヤノンみたいに「カメラでは非回転・パソコンでは回転」という項目も入れてほしかったなぁ……。

■OLYMPUS XZ-1

まあ今後のファームアップに期待しましょう。背面ダイヤルでダイレクトに露出補正ができるようになり、一等地にある動画ボタンに何か別の役割を割り当てられるようになると、だいぶ使い勝手はよくなるはずですが……。