2012年9月17日月曜日

時空を超えたお詫び

今日は根津神社の例大祭をちょろっと見物した後、上野の東京都美術館へ。明日で終わるマウリッツハイス美術館展を見てきました。もう2か月半も近所でやっているんだから、こんな終わり間際(しかも連休中)じゃなくてもっと早く行けば……と思いましたが、明日で終わるっていうのに気付いたのが今日だから仕方あるまい。最近ほんと歲月が経つのが早いんです。

そんなわけで入場50分待ちでしたが、実際は30分くらいで入れました。目玉のフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」も、最前列での鑑賞は20分待ちでーす!と案内されたけれど、実際は10分待ちくらい。ただ止まっちゃいけないので、至近距離で見たのは5秒くらいですが。

でもその後、立ち止まってもOKな後ろの列で、人の頭越しに見るのがおもしろかったですね。大勢の人々が黙って睨みつけているのに、少女は平然とこっちを振り返っているんです。作品が大きいとそんなふうに思わないのかもしれませんが、意外に小さくて(額の内寸はたぶんA3くらい)フェルメールはそういうことも考えていたのかな……って考えてないか。

他にも写真家には印画紙の名前として馴染みの深いレンブラントの作品も何枚か展示されていましたが、フェルメールよりもレンブラントよりもインパクトがあったのが、グッズコーナーで売られていた“フェルメール羊羹”。なんでもメイド・イン・とらやで、「もしフェルメールがとらやに来て羊羹を注文したら」という時空を超えた妄想をもとにつくったそうな。


でも僕の中でとらやイコール「お詫びのときの手土産」。フェルメールは誰に何をお詫びをするんだろう? 似てなくてスミマセンとか、締切に間に合わなくてスミマセンとか。まあいいや。




120916_A_0372

120916_B_0398■SIGMA DP1 Merrill


明日は七面山の大祭へ行ってきます。登るのは明後日で、朝が早いので麓に前泊するわけですが。というわけでこれから準備だけど、持っていく機材に悩むな……。