■EOS 5D MarkIII+SIGMA35mmF1.4 DG
木造の駅舎は観光客を意識したのか茅葺き屋根に変貌。前の方が素朴で味があったんだけどなぁ。思えば浪人中の19歳のとき、いろいろあってひとりで帰省したのですが、帰るときこの駅まで見送りに来てくれたのが、僕が見たじいちゃんばあちゃんの最後の姿でした。
そんな駅前で酒とタバコを買って2人の墓前へ。10年ちょっと前、仕事で大分に来たときも駆け足で墓参りをしましたが、駅や町をちゃんと見たのはその19歳のとき以来…だから21年振りかな。子供の頃に遊んだ川は、九州電力が立てた柵と防犯カメラに阻まれて河原まで行けず。高速が通ったせいなのか、単に時代が進んだのか、子供の頃は秘境のように見えていた町はごくごく普通の田舎町になっていました。
その後は九重町のスリル満点な新名所・九重夢大吊橋、さらに子供の頃よく行った飯田高原や長者原へ。北欧かカナダのようなスケール感のある風景(ってどっちも行ったことないけど)と、九州の尾根と呼ばれる九重連山を見ていると、やはり登ってみたくなり…。いつか絶対登ってみよう。
さらに夕方は駆け足で湯布院にも。メインストリートは完全に原宿竹下通り状態で、聞こえてくるのは中国語と韓国語ばかり。でも一本逸れると以前と変わらず静けさに包まれ…しかしその静けさを堪能する時間もなく、慌ただしく空港に向かう羽目に。なぜ2泊3日にしなかったのかと後悔しましたが、旅は長くても気分がダレてきたり、帰るのが億劫になるので、後ろ髪を引かれるくらいがいいのかも。
そして帰宅するなり来月の旅を予約。来月といってもすぐやってきますけどね。次はかなり濃いところに行きます。