今日は朝からぼちぼち「大丈夫でしたか?」という電話が……。
そう、昨日のお昼は湘南の海岸でロケをしていたのだった。
でも地震に遭遇したのは、蒲田駅前でロケバスを降りて30秒後。それから蒲田~築地間を5時間かけて歩き、築地で大事な打合せを済ませて、上野~自宅をまた1時間ほど歩くことに。それくらい歩くのは苦じゃないんですが、早朝からのロケが4日続いた後だったのと、事が事ゆえの精神的な疲労で、電話には出るものの布団から出られたのは夕方近く。
さらに食欲もなくてボーッとテレビを見ていたのですが、夜になってさすがに空腹のサインが。しかしこのところ留守がちで、うちにある食糧はパスタ1食分にカップスープが2箱ほど……。
さすがにそれはマズいので外へ出たのですが、近所のコンビニ2軒はいずれもありとあらゆる食料品の棚が空っぽ。食べものが一切ないコンビニって、初めて見たような……。
さらに大きなスーパーに行ってみるも、すぐ食べられそうなものは軒並み全滅。さらに弁当屋さんも定食屋さんも吉野家さんも臨時休業でした。
そんな中、かろうじて開いていたのが駅前の松屋とマック。松屋で生姜焼定食を食べて、マックで明日の昼飯を買って帰りました。
しかし一日中ニュースを見ていても、町が津波にのみ込まれる様子や、原発の情報ばかり。一番知りたい「どこか無事なのか」が一向にわからず……。
昨年11月、宮城県の高校生たちにワークショップをやらせていただいたのですが、その会場に使ったのが仙台空港近くの名取北高校。
名取市へ津波が押し寄せる様子を、自衛隊がヘリから撮影していましたが、恐らく校舎まであの津波が襲ってきたはず……。参加した生徒のうち、Twitterでフォローしてくれている子は無事なのがわかりましたが、幹事として僕を呼んでくれた柴田農林高校のヤマシタ先生はいまだ状況がわからず。学校は内陸にあるので恐らく無事でしょうが、自宅は海に近いはずなので……。
ヤマシタ先生は毎年夏に写真部の生徒を連れて東京で撮影合宿。僕も彼らのお供をするのが楽しみでした。昨年は一緒に東京スカイツリーを撮りに行きましたが……今年も来てくれるかなぁ。難しいとは思うけど、来てほしいなぁ。
ワークショップの初日に、高校生たちと行った仙台市街のいろは横丁にて。このおやじさんも無事なのだろうか。