今日はいよいよ来月末に迫った写真展「2008中国」in北京の準備作業。6~7月に東京国際フォーラムでやった写真展がそのまま北京へ行きます……というわけではなく。
会場となる故宮・神武門は壁面が東京の1/3ほどしかなく、でも雰囲気はとても重厚。というわけで作品を大幅に減らしつつ、質はぐっと高めていかねばなりません。また日本と中国では“いい写真”の判断基準が違うので、そのへんも考慮に入れて選び直す必要があるのです。
というわけで早朝までかかって、日本人写真家15名から預かっているデータを整理。それを持って御茶ノ水の日中写真文化交流協会で、李さん・土屋さん・僕の理事3人衆で粗選び。来週李さんがそれを持って北京へ飛び、故宮の学芸員と最終セレクトです。
中国で撮ったものを中国で展示するという完全アウェーな写真展ですが、なんとか恥ずかしくない展示ができそうです。中国人写真家も気合いを入れて作品を入れ替えてくるそうですし……是非皆さんもお越しください(あくまで希望)。
ちなみに僕も東京展では自転車の写真を出展しましたが、北京展では五輪期間中に撮ったものに差し替えます。そのためにわざわざ五輪に合わせて撮影に行ったわけです。「2008中国」という写真展なのに、五輪がらみの作品が一点もないのはつまらないですからね。
作業が終わってからは協会事務局のある神保町で書店巡り。うちの近所には大きな書店がないので、事務局に来るとこれが楽しみだったりします。
なぜかサリーを着ている神保町のサトちゃん■GR DIGITAL II
……ん、よく見ると右下のタバコの自販機にはジャイアンツのユニフォームを着たサトちゃんも。
いつも神保町では古書店を回るんですが、出たばかりの新書で欲しい本があったので、今日は新刊書店へ。目当ての本はあったものの、斜め読みすると期待していたような内容ではありませんでした。でもそうやって中を確認できるのは本屋さんだからこそ。amazonではそうはいかないですからね。
そして代わりに朝日新書の重松清『加油……!五輪の街から』と、講談社現代新書の新井一二三著『中国語はおもしろい』を買いました。
『加油……!五輪の街から』は朝日新聞と週刊朝日に連載されていた北京にまつわるエッセイ。僕は朝日新聞をとっているんですが、出張のときは配達を止めてもらうので、読んだのはほんの数回だけ。他はどんなエピソードなんだろう……というわけで買いました。
『中国語はおもしろい』は最近サボりがちな中国語レッスンの参考に。帰りの電車でこちらから読み始めたんですが、なかなか興味深い内容です。
しかし新書のタイトルっておもしろいですね。書店のラックを見ていたら『男はつらいらしい』と『相性が悪い!』という本が気になりました。たしかにつらいかもしれませんし、相性が悪い人も……いるかな(笑)。