さっきメールをひっくり返したら昨年の今日、不動産屋さんから「お問い合わせありがとうございます。物件は見学可能です」というメールを受け取っていました。その物件がいまのマンションです。とても忙しい時期だったんですが、1ヵ月以上不動産サイトを見まくって、不動産屋さんに電話を掛けまくって、物件をチェックしまくって、もういいやと適当な物件と契約する直前にたどり着いた理想の物件だったのです。
思えば9月頃になって「来年春が更新だ」ということに気づき、「春になったらいい物件はなくなる」→「そうだ!引っ越そう!」と急に作戦開始。更新まで時間もあったし、前のマンションは慌てて探して決めた(=なんとなく「ここでよかったのだろうか」という後悔の念があった)ので、年末を目標にじっくり探すことにしました。
そして探したエリアは……東京23区+近隣の市。とくにここに住みたいという希望はなく、優先は1位・間取り、2位・予算、3位・セキュリティ。その結果、前のマンションとそれほど遠くない場所に落ち着きました。前のマンションほどではないけど都心に出るのも便利だし、駐車場付き・首都高インターのそばなので車で外出するならむしろ楽です。
なぜそんなことを書くかというと、商売敵……いや戦友のコザワ氏がつい先日お引っ越しをされたそうな。彼がブログで「果たして荷造りができるのだろうか」と不安を綴っていたので、僕は教えてあげたのです。世界が誇る日本の引っ越し技術・シカノ方式を。そして彼は無事に引っ越しを終えたそうな。めでたしめでたし。
でシカノ方式とは……とにかく無心で何もかもすべてを段ボールに詰める。え? 全然上級でも何でもないですか。そうですか。
でも僕は昨年の引っ越しで段ボール61箱(+箱が足りなくて紙袋およそ20袋)を丸1日で梱包しました。ひとり暮らしでそれだけモノがあるのも我ながら驚愕ですが……。
いちいち部屋にあるものを分類していたら、とても2日や3日じゃ足りません。明らかなゴミ以外は片っ端から詰めていき、新居で分類すればよいのです。ただ注意点は箱の重さを整えること。本などはカサに対して重量があるので、箱の1/3程度まで。残り2/3は洋服や生活雑貨など、カサに対して重量のないものを詰めていきます。
とこれがシカノ方式ですが、実は前回の引っ越しの際、見積もりに来た引っ越し業者さんに聞いた技なんです。僕が「荷造りをお願いすると、どれくらい時間がかかりますか?」と尋ねると、業者さんは「……3時間くらいですかね」。なぜそんなに早く詰められるのかというと「我々は壊れモノとか重量バランスだけ注意して、あとは何も考えずに詰めていきますから」。
というわけでその方式により自力で作業をしたわけですが、段ボール箱の山を見てさすがに引っ越し業者さんも「これ、本当にひとりでやられたんですか?!」とびっくりしていました。次に引っ越すときはすべて業者さん任せにしようと思います……(笑)。
でも彼らには関係ない話■E-3+12-60mm