昨日今日とロケ・パーティー・打合せ・事務作業とバタバタで、しかもこれから準備をして2時間後には房総へ撮影に出掛けます。某誌の企画で明日明後日と海を撮ってきます。
ああ、その前にコンビニへ宅急便を出しに行かなくちゃ……。
■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO 14-42mm
昨日の浅草にて。しかし上の写真の傘、「中国製」をやたらと強調しているのは、いったいどういう意図なのでしょうか? 安いってこと?
北京から帰ってきました。すでに明日以降の仕事の段取りとかでヒョエ~!という状態ですが……。
明日も昼前から浅草でロケ、明後日の夜には房総へ向かい、1泊2日(3日?)でまたロケです。帰ってからもあっちの原稿にこっちの原稿、画像のセレクト……うーん、なんだか違った意味のゴールデンウィークになりそうだ。たぶん口座の残高はそんなにゴールデンにはならないと思いますが。
というわけで北京では極めて珍しいゴールデンな夕焼けをどうぞ。
■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO 17mm
明日のロケはオリンパスペンの企画なので、E-P1で撮影です。機材が軽くてホントよかった……。
というわけで早く寝たいところですが、まだまだやることが……。飛行機のシートポケットにiPodを忘れてしまったので、これからXperiaに音楽を移しながら作業です。最近忘れ物が激しくて困ったもんですが、Xperiaの電池が持たないのも困ったもんです。
買ったその日に北京へ行ってしまったので、日本で使うとどれくらい電池が持ってくれるのかがまだわかりませんが、ネットで見る限りeneloopを用意されている方が多いようで……。音楽なんて聴いたらアウトかな?
先週のロケは5日間、ずっとスタッフの方々と一緒だったので昼もまあまあなものを食べていたのですが……。
今日は市街を軽い装備で撮るだけなので、ひとりで撮影に出掛けました。となるとお昼はローカルフードです。
ちょうどお昼時、裏通りで「国営」の看板を掲げた(といっても今は絶対に違う)激しく年季のある店構えの刀削麺屋さんを発見。きっと毛沢東の時代からそのままなんでしょう。
中をのぞくと地元民とおぼしきおっちゃんたちで賑わっているではないか。地元民が集うお店にハズレはないので、入ってみると……。
いやー、みんな昼間っぱらから肉や刀削麺を肴に燕京碑酒(北京産のビール)をひっかけてるじゃないですか。まさに北京的なぎら健壱の世界。もしなぎらさんが北京に来るなら、まずここに連れて来てあげたい。
もっとも僕は酒を飲むと途端にピントが甘くなる傾向があるので、おとなしく牛肉刀削麺を食べてきました。
モチモチしてとてもおいしかったです。8元(100円ちょっと)なり。
炭水化物も補給して快調に撮影していると、昨日と同じく夕方に突然激しい雨が……。
しかし今日はちょうど中国人旅行者向けのお店が並ぶ一角にいたので、すぐに10元(約130円)の折りたたみ傘を買いました。やれやれ今日は安い傘が買えたよ……と思ったら。
1分もたたずに雨が止んで、しかも晴れた(笑)。
まあ止んでくれたおかげで撮影も無事に終わり、やれやれひと安心というところです。これからさくっと荷造りをして、明日は午前中軽く打合せをした後、夕方の便で帰国します。
しかし帰国しても翌日からロケ続き……シカノのゴールデンウィークはいつ来るのでしょうか。ちなみに中国では10月です。
今日は予備日で昼頃まで爆睡。起きてからカメラを持って買い物に出掛けたのですが、行った先でCFカードを忘れていることに気付きました。仕事が抜けると気も抜けちゃいますね……。
一旦部屋へCFカードを取りに戻って、再び出掛けると……激しい雨。風も強くて寒いのなんの。
しかもコンビニなんてないような場所にいたので、傘を売っているお店を探すのにひと苦労。やっとの思いで洋品店を見つけて、59元=800円くらいの立派な傘を買いました。今回北京に来て一番高い買い物です(笑)。もっと安い傘でよかったのにな……と思ったけど、大きいおかげで雨の風景を撮れたからまいっか。
たまには一眼レフで撮った画像を。
今は北京では珍しく月がきれいです。明日は残りの撮影を片付けないといけないので、なんとしても晴れてほしいんですが……。
今日は北京市街の撮影というのに朝から雨……。午前中で雨は止み、助手のチョウ君に「こんな日は夕方になると急に晴れるんだよなぁ」と話してはみたものの、なんだか気合いの入らないロケに。
諦めて夕方で切り上げたら……強烈な西日。今回こちらに来て初めての青空&日差しです。慌ててタクシーで来た道を戻って、北京では珍しい夕焼け空を撮影できました。
戻ってから撮ったカット……ってXperiaでですけどね。
Android版のPhotoshopでエフェクトをかけたのですが、子供の頭のあたりの高さに、筋状のズレ(?)が発生してしまいました。何回やっても出たので、絵柄との相性? さらに他の写真でもいくつかバグがあったのですが……まあタダだから仕方ないのかな。
ところで先日の出版記念パーティーの様子がトンボWatch(4/20の項を参照)に掲載されていました。っていうか読んでいただければわかる通り、僕が編集長の田中さんにメールで原稿と写真を送りました(笑)。シカノは常にDo it Myselfです。
トンボWatchの主な読者は写真関係の方とトンボ好きな方だと思うので、掲載されているのは写真関係の方(の一部。ちなみにトンボ関係の方はいませんでした、当たり前か)だけで、他にもさまざまな方に来ていただきました。
ご来場いただいた方ならびに田中編集長に重ねて御礼申し上げます。
フル充電で持ち出したXperiaが、日没とともに電池切れ。電話もしていないし、カメラもそんなに使っていないし、まあインターネットはちょっとやったけど……。
海外ローミングだと電池の減りは確実に早いんですが、1日持たないとは。これだと日本でも毎日充電かな。
今日1日ロケで頑張ってくれたモデルのウーちゃん。彼女の電池は夜10時まで無事持ってくれました。辛苦了!
一方シカノの電池は……(笑)。
XperiaにPhotoshopのAndroid版(免費すなわちタダ)をダウンロードしたので、帰り道の出租車すなわちシータクで今日撮った写真をちょこちょこ編集。なかなかおもしろいので、やはりXperiaに設定したブログのAndroid版投稿画面でアップしようとしたものの……。
極小タッチキーボードでやっとこさ原稿を書いたものの、どうやって画像をアップすんねんといじくり回していたらあれれ消えてしもうた。ってなぜか北京に来ると関西弁が出てしまう(全然関西人の血は混じっていないのに)シカノですこんばんわ。
「Vignette Blur」というエフェクトをかけてみました。で結局、Bluetoothでノートパソコンに転送してアップしました。
うーん、スマートフォンをスマートに使いこなす道のりは遠い……。
北京へ着きました。
着いてまず向かったのは……
デニーズ(笑)。北京でもデニーズかよ……いや築地からは「よかった北京にもあるのか」という声が聞こえそうですが、ええあるんです。最近できたそうです。Alldaysと名前は違うんですが。
実は近所のドコモショップから今日になって「Xperiaが1台キャンセル出ました」と聞き、昼に急いで入手。成田に向かう京成の車内や、飛行機の機内(機内モードというのがあるんですな)でセットアップしました。
中国ではパケット通信ができないので「とりあえず電話だけでいいや」と思っていたのですが、今回の宿泊先は無線LANが飛んでいるので部屋でも使えています。さらにデニーズでも飛んでいたので、メールをチェックしたり……いやはや便利ですな。
というわけで上の写真もXperiaの内蔵カメラで撮りました。そのまま無線LANでここにアップしようかと思ったのですが、試しにBluetoothでノートパソコンに飛ばしてみました。Bluetooth内蔵のパソコンを4年使いながら、初めてその機能を使いました。
ドコモショップ三ノ輪店さん謝謝。
明日から北京です。戻りは27日。今回は純粋に依頼仕事をこなしに行くので、ブログはあまり更新できないと思います。
荷造りはあっという間に終わったんですが、やりかけの仕事がいっぱいあるので、関連するデータを持っていかないといけません。いまテレビでF1中国GPを見ながら、せっせこデータをコピー中です。「写真集を紹介したいので画像を貸してください」なんて依頼が来るケースも考えて、写真集に使った画像もすべて持っていきます。
でもまあ手のひらサイズのハードディスクにすべて収まってしまうので、便利な時代ですよね……。フィルムだったらエラいこっちゃですよ。
2月に北京へ行ったときの写真。天壇の回廊です。
今回は予備日があるのかなぁ……バタバタしてスケジュールも確認していなかった。海外ロケっていうと、予備日のことばかり考えてしまうんですが(笑)。
昨晩は4時過ぎに寝たのですが、今朝は8時に自然と起床……なにせ上下左右からバタバタと騒音が。
今日はうちのマンションで火災報知器が一斉に設置される日。ということで各戸とも慌てて大掃除だったようです。僕もここ数日ちょっとずつ掃除していたものの、結局は諦めて放置していたのですが……せっかく速く目が覚めたので、報知器を設置すると思われるLDK(仕事部屋)と寝室をひとまずきれいにしました。
そして予告通り午前10時、我が部屋にも業者さん2名+管理人さん(っていうかマンションのオーナーさん)が来訪。
キッチンと寝室に報知器を設置してやれやれ……と思ったら、業者さんは断りもなく居間にも突入。うちのあらゆる散乱物を居間に押し込んでいたので「え゛!あ゛!そこはちょちょちょっと!!」と抵抗したものの、業者さんは構わず淡々と作業をこなしていきました。
ひとり暮らしでは各部屋に火災報知器を付ける意味なんてほとんどないと思いますが、管理人さんによると「入居者が変わると部屋の使い方も変わるので、全室に設置しないといけないんですよ」とのこと。あって邪魔なものではないから、タダで付けてくれるのはありがたいですけどねぇ。
午後は昨日のパーティーの残務整理(?)で新宿→お茶ノ水。ひとまずこれで写真集がらみの大仕事は終了。もっとも月曜から北京で仕事なので、休むヒマはございません。
■OLYMPUS PEN E-P1+M.ZUIKO 17mm
日本でやらなきゃいけない仕事もいっぱい残っているんですけどね……。
有楽町・東京国際フォーラム内のロイヤルキャフェテリアで、ささやかなシカノタカシの写真集発刊を祝う会が……いや、本人的にはそこいらの居酒屋で軽くやるつもりが、なんだかんだでささやかどころか、100人近く集まる宴になってしまいました。
4月半ばにみぞれまじりというとんでもない天気でしたが、そんな中お越しくださった方々に謝謝多謝でございます。都合で残念ながら来られなかった方々にも、また別の機会でお会いできますよう、精進致す所存であります。
とりあえずは動画をきちんと再生できるよう、ノートパソコンを買い替えます(笑)。
というのも当日やむなくお越しいただけないキヤノンのエラい方からビデオレターをいただいた(というか一昨日自分で撮りに行った)のですが……。
動画がスムーズに再生できるよう、ピカピカのパソコンをお借りしていたものの、なんと再生できるソフトが入っておらず。やむを得ず自分のパソコン(4年落ちのモバイル)で再生……しようとしたら音声が!
いやはや、EOS 5D MarkIIでフルハイビジョン撮影をしたのですが、再生に要求されるスペックが高いことまでは考えていませんでした。
仕方ないので自分で吹き替え(笑)。要約すると「まだ結婚もできねえくせに、写真集は一人前に出しやがって!」ということです。
せっかくなのでここで再放送(?)。
……とのことです。川名さんありがとうございました。来月からの「第二の人生」でもひと暴れ(?)してください。
CAPAの石田編集長からお言葉を頂戴。他にもいろいろな方からご言葉をいただいたのですが、なんだかほとんどが叱咤激励というか、もっぱら叱咤叱咤叱咤でございましたハイ……頑張ります。
出口では即席サイン会。人生でこんなにサインする日はもうないかも。
とまあ本人はテンパりまくりな感じでしたが、言い出しっぺの山本おじさんに土屋親分、さらに平凡社の関口さんと中里さん、日本出版ネットワークの藤田さん、ジャストコーポレーションの豊岡さん、今日の写真を撮ってくれた小山くん、戦場を化した受付をこなしてくれた吉田さんと熊谷さんにも謝謝多謝です……。
今日は朝から写真集のプロモーション活動(?)で、品川→大手町→神保町→飯田橋と都内を慌ただしく駆け回りました。東京もすっかり暖かくなって、念のためリュックに入れておいた上着は結局着ないままでした。
■EOS 5D MarkII+EF24-105mmF4L IS
品川のオフィス街では、外でランチを食べる人の姿が……。
一方僕は品川の隠れた名物(?)コショーそばに初挑戦。こないだ「みなさんのおかげです」でとんねるずのノリさんが絶賛していましたが、確かにうまかったです。でも辛いのなんの。スープの表面がコショーで覆い尽くされているので、まあ当たり前ですが。
たっぷり燃料(というかコショー)を補給した後は……
この写真集の束は何かというと、サイン本です。誰のサインってもちろん僕のですが。出版後も意外とやることが多いのであります……。
そういえば神保町から飯田橋まで歩きながら、途中アップフィールドギャラリーに寄って野寺治孝さんの写真展「旅写+すべての空の下で」を拝見したのですが。
いま書店の写真集コーナーにいくと、どこでも平積みで売っているのが僕の『甦る五重塔』……ではなく(笑)それより2日早く発売された野寺さんの『旅写』。
会場では壁面をひとつ使って「写真集ができるまで」を紹介していました。ラフやデザイン案、原稿、色校などを貼ってあるのですが、自分も同じような作業をしていたのでとても興味深かったです。
ただ僕の場合は人様にお見せするほどのプロセスはございません。というのも、あっけないほどスムーズに作業が進んだから。
まず僕が100点弱の写真を選んで「こんな感じ」というラフを作り、さらにそれ以外の写真を200点くらい添えてデザイナーの松澤さんへ。それをもとに松澤さんが構成とデザインを組みました。それは僕のラフとだいぶ違っていたのですが、期待を上回る結果でほとんど問題なし。多少順序を入れ替える程度でよかったのです。
僕の場合は「五重塔ができるまで」という明確なストーリーがあるので、それほどズレようがなかったのかもしれませんが、それは同時に松澤さんが素材をちゃんと生かしてくれた証拠かなとも思います。
むしろ苦労したのは最後に16ページあるモノクロ部分。88ページあるカラーの本編と比べて、10倍くらい手間がかかっています(笑)。読んでいただいた方にはわかると思いますが。
でもこのモノクロ部分のおかげで“平凡社らしい写真集”になりました。編集っておもしろいですね。
ついに本日、拙著『甦る五重塔 身延山久遠寺』が平凡社より発売されました。
……といっても通りすがりの大型書店を何軒か回ったものの、販売されている気配はまったくなし(笑)。というか立ち寄った書店は、どこも写真集の扱いが極端に少ないのです。うち1軒は以前そこそこの冊数を揃えた写真集コーナーがあったのですが、見事なまでにマンガ本に駆逐されていました。
写真集はスペースを取るうえに、在庫の回転が鈍いので、書店にはあまり好まれないと聞いたことがあります(もちろんちゃんと扱ってくださる書店もたくさんあるわけですが)。かさばる本はAmazonで買うという人が増えたのも、一因かもしれません。
というのもTwitterで教えてくれた方がいるのですが、帰宅してAmazonを見たら「一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します」になっていました。昨日は「予約をなんちゃら」と表示されていたはず……。Amazonがどれだけ仕入れたのかは不明ですが、一応初回入荷分は完売したようです。やれやれ。
というわけで打合せなどで都内を回った後、銀座のカフェにいるという土屋親分のもとへ。写真集を1冊お持ちしました。
カバーの袖の部分に掲載されている著者近影は、以前親分に撮っていただいたもの。なのでお渡ししないわけにはいかないのであります。
なぜ我々2人がこんな残念な表情をしているのかは、いずれツチブロで明かされるものと思われ……。
ちなみにこの写真を撮ってくれたのは大阪の写真展にも来てくれたヤナセくんです。ここでパソコン開いて仕事をしていたら、偶然そこに親分がやってきたんだそうですが……。
講義はこのままいつものようにデニーズへと続き、僕が帰宅したときは午前0時を回っていました。ヤナセくんは帰れたのだろうか?
いろいろな原稿とかご連絡とかメールの返信とかが滞っていてどうもスミマセン……。
どこかへ桜を撮りに行きたい週末ですが、そんな余裕もないので近所でお茶を濁してみたり。
■OLYMPUS PEN Lite E-PL1+M.ZUIKO 14-42mm
先月のある日、上野でちょっと空き時間があったので、東京国立博物館の長谷川等伯展に行きました。平日のお昼前、しかも雨降りだというのに、会場内は信じられないほどの大混雑。会期終盤はずっと閉館時間を延長していたようです。
会場でひときわ目立っていたのは高さ10mを超える超大作・仏涅槃図。僕は所蔵元の京都・本法寺さんで虫干しのときに見せていただいたことがあるのですが、広い展示室で見ると改めてその迫力に圧倒されました。
でも印象に残ったのは国宝・松林図屏風のような淡いトーンで描かれた屏風絵。墨と筆だけであれだけ立体感を表現できるのは、まさに魔術です。
というわけで近所の桜を等伯風に撮ってみました。アートフィルターの「ジオラマ」を使った、ちょっと手抜き気味なニセ等伯ですが……。
明後日発売の写真集も、印刷の段階で立体感にこだわりました。判定は手に取った方にお任せいたしますが……うーん伝わるかなぁ。
※追記
今日は4/3……ということで「フォーサーズの日」でした。なのでペンを持って外出したのですが、そんなことすっかり忘れていました。
昨日今日にかけて身延山の別院がある七面山に登っていました。七面山は標高2000m近い山で、その山頂近くの1700m付近に別院の敬慎院があります。鎌倉時代創建の霊験あらたかな寺院として、また写真家には富士山の御来光スポットとして知られています。カメラが好きだった僕の亡きじいさんも菩提寺の御前様と登り、御来光を撮っていたようです。
じいさんは何回登ったのか知りませんが、僕は2年前に続いて2回目。目的はいよいよAmazonでも取扱が始まった写真集のヒット祈願……といいたいところですが、敬慎院の118代目の別当さん(いわゆるご住職)が昨日で3年の任期を終え、今日から119代目の新しい別当さんが就任しました。
その新しい別当さん、そして一緒に就任する新しい執事さん(いわゆる副住職)ともに、これまで身延山でいろいろとお世話になってきた方。そのお二方から直々に「3月31日の別当交替式を撮りにきませんか?」とお誘いを受け、それは撮りに行かねば……というわけで機材一式を背負って馳せ参じた次第です。
七面山には今や日本の山では絶滅寸前の合力さん(いわゆるシェルパ)がいます。その合力さんの先導により、新しい別当さんや執事さん、さらにお付きの若いお坊さんや檀家さん、ご家族などが30人ほどの集団で登っていきます。
僕は撮影のために時折走って先回り。別当さんはしきりに「シカノさんすみませんねぇ」と恐縮されていましたが、撮影に夢中のときは走っても疲れないもの。ただ移動のために歩く方が精神的に過酷です。
2年前に登ったときは雨の中、途中で足が1センチも動かなくなり、登山口から敬慎院まで8時間近くかかってしまいましたが、今回は天気にも恵まれ、新しい別当さんや執事さんたちとともに予定通りの約5時間で登れました。というか天気に恵まれ過ぎて、必要以上に防寒対策をしてきてしまった僕は、暑くて仕方ありませんでしたが……。
なお七面山登山は1泊2日が基本。健脚なら日帰りも不可能ではないですが、宿坊でもある敬慎院に一泊し、朝勤に出て御来光を拝むのがふつうです。
というわけで今朝は僕もちゃんと4時に起きました。といっても敬慎院名物の「大部屋に長ーーーい布団で雑魚寝」だったので、どんなに朝が弱くても否応なしに起こされるんですけどね。
ちなみに今朝の天気は雨。御来光どころか富士山すら見えませんでした。でもこの2日間、数々のすばらしい光景を撮ることができ、登ってよかった今回の七面山でした。誘ってくださった別当さんと執事さんに感謝です。
……というわけで、塔の次に撮るのは山?