2010年4月4日日曜日

墨と筆は偉大です

いろいろな原稿とかご連絡とかメールの返信とかが滞っていてどうもスミマセン……。


どこかへ桜を撮りに行きたい週末ですが、そんな余裕もないので近所でお茶を濁してみたり。



 


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■OLYMPUS PEN Lite E-PL1+M.ZUIKO 14-42mm


先月のある日、上野でちょっと空き時間があったので、東京国立博物館の長谷川等伯展に行きました。平日のお昼前、しかも雨降りだというのに、会場内は信じられないほどの大混雑。会期終盤はずっと閉館時間を延長していたようです。


会場でひときわ目立っていたのは高さ10mを超える超大作・仏涅槃図。僕は所蔵元の京都・本法寺さんで虫干しのときに見せていただいたことがあるのですが、広い展示室で見ると改めてその迫力に圧倒されました。
でも印象に残ったのは国宝・松林図屏風のような淡いトーンで描かれた屏風絵。墨と筆だけであれだけ立体感を表現できるのは、まさに魔術です。


というわけで近所の桜を等伯風に撮ってみました。アートフィルターの「ジオラマ」を使った、ちょっと手抜き気味なニセ等伯ですが……。



明後日発売の写真集も、印刷の段階で立体感にこだわりました。判定は手に取った方にお任せいたしますが……うーん伝わるかなぁ。


※追記
今日は4/3……ということで「フォーサーズの日」でした。なのでペンを持って外出したのですが、そんなことすっかり忘れていました。