2008年5月4日日曜日

何世代なのかはわからないが

Komomo 日中写真文化交流協会で一緒に活動している荻野NAO之さんの写真集『komomo』が発売されました。しかも英文版と日本語版。お父さんの仕事の都合で北京に住んでいた「るりちゃん」が、京都で舞妓の「小桃さん」になって、そして芸妓へと成長する過程を、9年間(!)にわたって取材した成果です。
僕も早速日本語版を購入しました。写真がすばらしいのはいうまでもないんですが、写真とともに小桃さんへのインタビューを書き起こした文章が綴られています。実は僕も小桃さんにお会いしたことがあるんですが、読んでいると「へぇ、そうだったんだ……」と思うことばかりです。ひとりの少女が大人へと成長する過程をここまでドラマチックに表現できるなんて、同じ写真家としてうらやましいと思いました。




話は京都から一気に北海道へ飛ぶんですが、古くからの友人・秋元亮太さんが、2010年版キヤノンカレンダーの写真作家に選ばれました。キヤノンカレンダーの写真作家といえば、日本の風景写真家にとって直木賞か芥川賞のような存在です。
それに身近な(といっても釧路在住なので距離は遠いんですが)友人が選ばれるとは、うれしいやらびっくりするやら。僕と知り合ったときは札幌のカメラ屋さんの店長で、そのため彼のことは今も「店長」と呼んでいるんですが、これからはそんな呼び方じゃ失礼ですね。秋元センセーとお呼びしないと。ね、店長!




と身近にいる同世代の写真家が相次いで活躍し、自分も頑張らねばと思うGWであります。が、今日は久しぶりの休みで、夕方にちょっと外出した以外は、だらだらと過ごしてしまいました。でもなんか急に思い立って、夕食がすんでから読んでいたけど返事をしていないメールに次から次へと変身……じゃなくて返信。
仕事のメールは2~3行で用件だけ伝えておしまいになりがちですが、友人からだとついついいろいろと書いてしまいます。1通に30分かけてしまったりして、気が付いたら午前3時でした。でも手紙を書くのも30分とか1時間かかりますからね。紙とペンがモニターとキーボードに代わっても、本質的なものは変わらないということです。



そうそう手紙といえば昨日「ふるさと切手・ふるさと心の風景 第1集」という切手シリーズが発売されました。基本は80円切手10種で1シートですが、さらに1200円の「解説帳セット」というのもあります。
その解説帳に僕の写真が使われているようです。というのもまだ現物を見ていないのです。制作された方から「写真使わせていただきました。後日1冊お送りします」と報告を受けているので確かに使われているはずですが。GWが明けたら郵便局へ買いに行かなくちゃ。






080503_a_1182 夕方に天気が良くなったので外出■EOS Kiss X2+18-55mm



080503_b_1222 根津神社のつつじはちょうど見頃■EOS Kiss X2+10-22mm



080503_c_1235 そうだ、東京行こう。……なんちゃって■EOS Kiss X2+10-22mm