昨日銀座で撮った中にこんな写真が……。
■EOS 5D MarkII+24-105mm
最近都内には黒塗りのタクシーが増えました。というか僕もたまに乗るんですが、たしかにちょっとだけハイヤーに乗ったような気分になれます。あくまでちょっとだけですが……。
タクシーといえば北京では移動の主な手段でもあります。渋滞が激しいときは地下鉄を使いますが、東京ほど縦横無尽に走っているわけではないので、結局駅までタクシーで行って、降りたらまた駅からタクシー……ということもしばしばです。
ただ行き先が近いと乗車拒否されるし、渋滞すればすぐ遠回り(ノロノロ走っているよりメーターが稼げるから)で、イライラすることもしばしば。ただ初乗りが10元(140円くらい)で、結構な距離を乗ってもせいぜい30元とか40元。まあ安いんです(地下鉄は2元でもっと安いわけですが)。それに運チャンとのやりとりはいろんな意味でいい中国語の勉強になります。
それに比べて東京のタクシーは初乗り710円……。中国から帰国したときは成田空港からスカイライナーに乗って、さらに日暮里駅からうちまでタクシーに乗るんですが、10分足らずの乗車で1000円近くかかります。
乗った瞬間は(それまで乗っていた北京のタクシーがアレなので)乗り心地の良さに感心しますが、降りるときは料金の高さに落胆するわけです。
そういえば運転手さんのマナーも北京と東京ではだいぶ違います。北京では平気ですっとぼけて遠回りをする運チャンがいっぱいいますが、東京では「○○交差点を抜けていくルートでよろしいですか?」「かしこまりました」と丁寧な運転手さんが多いこと……というか最近増えた気がします。
ひと昔前は行き先を告げても無言な人が多かったんですけどね。「いやぁー、巨人がこんだけ弱いと酒がマズくなっちまうよ!」と話しかけてくるような味のあるおっちゃんも少なくなった気がしますが。
ただ客に対するマナーは向上している反面、運転マナーは悪くなっているような気もします。都内を運転しているとヒヤッとすることがしばしばです。とくに黒塗りタクシーほど割り込みや急停車がひどいような……。
もっともこれは客のせいなのかなとも思います。とんでもないところでタクシーを拾ったり、停車させたりする人が多過ぎます。日頃運転をしない人は仕方ないのかもしれませんが、でもちょっと想像力を働かせればわかると思うんですけどね。こんな時代ですから、そんなことよりも自分のことで精一杯なんですかね……。