2012年3月8日木曜日

楽しい先生たち

今日は打合せの合間に、四谷のThe Artcomplex Center of Tokyoへ。おもちゃのお城みたいな建物に、大小さまざまなギャラリーが併設されているのですが、見たかったのはそのひとつで行われている穴吹有希さんの写真展「旅のはじまり」


穴吹さんは日大芸術学部写真学科の助手さんで、僕も一緒にワークショップを行ったり、何かとお世話になっております。


広い空間に、日本のどこかの日常風景を捉えた写真がずらり。すべての作品にはある不思議な仕掛けがあるのですが、それは会場で確かめてください。3/11まで2階奥のACT5でやっています。



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僕も同じテクニック(?)を使ってみたのですが、まったく効果が……。やっぱりあのレンズを買わないとダメですかね>穴吹先生。



夜は高田馬場の隠れ家的な居酒屋で、猫写真家のご両名と痛飲……。




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新美敬子さんことニャーミ先生と、曽根原昇さんことニャンコ先生です……ん、逆か。ちなみにアラ・ミケコさんとソネ・ゲンショウさんではありません。


ニャーミ先生が持っているのは先生の名著「職業犬猫写真家」です。どれくらい名著かと申しますと、僕はある方から「ニイミケイコのすべてを知る上で、ぜひ読んだ方がいい」と勧められた翌日、某カメラ量販店の書籍コーナーで平積みになっているのを発見。どれどれ……と読み始めたら、おもしろ過ぎて1時間かけて最後まで立ち読みしてしまい、買わずに済んでしまったほどです。


ニャンコ先生はこれを上京前(もちろんニャーミ先生と知り合う前)に買っていて、いつかサインをもらおう……と思っていたそうです。というわけで持参したわけですが、ニャーミ先生はページをめくりながら「あ、これはコンタックス645で…」「これはエルメスのライカで…」「これはシカノンの家の近くで…」「これは猫がどこに写っているの?と思わせておいて、実は猫ちゃんはいないの。なぜなら…」「これはハッセルの503で…」「これは…」「これは…」「これは…」。まあよく覚えております。


というわけで下の写真は「ホテルアムールにいた猫」。こんなところをカメラを持って歩いていたらマズい……と思っていたら、ひょっこり顔を出したんだそうです。ご休憩が終わったのかしら。


まあ3人でまったく話の尽きない夜でした。