上海はアートの盛んな都市(って北京もそうだったような…笑)で、市内にはさまざまな芸術区があります。北京にも798のほか、いくつかの芸術区がありますが、上海はここ最近大きな芸術区が次々に誕生しているそうです。
もっとも有名なM50という芸術区には以前何度か行ったのですが、今日はいまもっとも熱いという紅坊(Red Town)という芸術区に行ってきました。が……
寒かった! 実際に気温が寒いというのもあるんですが、土曜の昼間なのに人影がまばらなのです。正確にいえばレストランとカフェだけはびっくりするくらい混んでいました。
敷地の中央は“小さな箱根彫刻の森美術館”(笑)。その周囲に敷居の高そうなギャラリーがいくつかと、デザイン事務所や企業のオフィスが点在していました。オフィスを構えているのは博報堂や島津製作所、変わったところではヴィダルサスーンのオフィスも。サッスーンクオリティーがこんなところで開発されていたとは……。
そういえば北京の798も僕が初めて行ったときはこんな雰囲気でした。それが本格志向のギャラリーが抜けて、その後に雑貨屋やカフェが入って、あっという間におしゃれな観光地に変化しました。まあ上海はそのあたりの棲み分けができているようなので、そういうことはなさそうですが。
【上】元製鉄工場だった紅坊のメインギャラリー。元紡績工場のM50をはじめ、廃工場を転用した芸術区は他にもいくつかあるようです。
【下】おやつに食べたワンタン。昨日朝焼けを撮った後、朝食を食べたいなぁと思っていたら、ひときわ混んでいるド・ローカルなお店が。ここなら間違いないだろうと思ったのですが、メニューを見てラーメンを頼んだら、周りの人はみんなワンタンを食べていました。どうやらワンタンが有名らしく、メニューはワンタン以外のものを頼む人向けのものだったようです。
というわけでラーメンもふつうにうまかったのですが、周りの人たちが食べているワンタンがもっとうまそうで、今日は朝からワンタンが頭から離れず……昼飯に麻婆豆腐飯をがっつり食べた後、ついつい行ってしまいました。そして明日もたぶん行くんじゃないかと思います。シカノの旅の食事は「うまい・安い・早い」が基本です。