2010年6月28日月曜日

嗚呼、蜂蜜酸牛乳

北京にて「夏の風物詩はスイカ」であるとブログに書きましたが、もうひとつあるんですね。いや夏に限らずあるものなんですが……。


いや今日の東京は蒸し暑くて、ついそれを思い出してしまいました。



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■NEX-5+E18-55mm
それがメイド・イン・北京の「蜂蜜酸牛乳」。陶器の瓶に入っていて、フタはなんと口に薄い紙を輪ゴムでしばっただけ。その紙にストローをプチっと差して、キューッと飲みます。中身は「飲むヨーグルト」そのもの。甘酸っぱくて濃厚で、暑い日などはこれがうまいのなんの。



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こんな感じで飲み物やタバコ、日用品を売っている便利店や超市にて、だいたい2元(30円弱)で売っています。なお夏の場合、軒先にずらーっと並んでいるのは空き瓶。「売ってるよん」とアピールするためのもので、頼むと冷蔵庫で冷やしたものを出してくれます。


瓶が要返却なため、その場で飲まないといけないのですが、飲もうとすると店のおじさんが「まあ座りなさいな」と風呂で使うような椅子を出してくれたりします。老北京の気分を味わえる一杯です。


あと下の写真には蜂蜜酸牛乳とスイカの他、もうひとつ北京の名物が写っています。奥に見せる黄色い電話です。1分間で2角だったか3角だったか、まあ3分間で1円といったくらいの値段で長距離電話が掛けられます。
出稼ぎのおじさんや地方出身の青年たちは、これで休憩時間や仕事の後に故郷へ電話を掛けています。ケータイの普及率はすさまじい中国ですが、この軒先電話もまだまだなくなりそうにはありません。