2010年6月24日木曜日

キュウリ地獄とNEX人気

おいしい面(中国では麺の表記は「面」なのです)が無性に食べたくなり、昼は4月に見つけた刀削面の店へ行ってみることに。そう、いつの時代からそのままなんだよ!とツッコミたくなるような「国営」の看板を掲げた超レトロな店です。


午後2時を過ぎていましたが、4人のオッサン(といってもたぶん僕と歳は変わらないくらい)がテーブルを囲んで飲み散らかしていました。


ここはいわゆるメニューはないのですが、注文をするカウンターのあたりに料理の名前がいろいろ書いてあります。
面、それも辛い面が食べたい……。そう思っていると、「麻醤面」の文字をみつけたので「マージャンメン!」と注文。おばちゃんが「マージャンメン」と復唱するので「対(そう)」とうなずきつつ、そうだ辛い面には白飯が合う。っていうか欲しい。ないとイヤだ。というわけで白飯を注文……したいけど、白飯って中国語でなんだっけ? えーとたしか白飯はそのまんま白飯。白は「パイ」、飯は「ファン」だから「パイファン」か。


というわけで「パーファン、イーガー」というと、またもやおばちゃんは「パイファン」と復唱。対対対といいながらお代の10元を払ってテーブルへ。


数分後、まずおばちゃんが「パイファン」といって持ってきたのは……



100623_A_3161 
えええ、こここれが……白飯? どうみてもゴマだれのかかったキュウリですけど……あ、そうか。白飯の付け合わせか。しかし量が多いな。5~6人分はあるぞ。


正直あまり食欲をそそる品ではないので、箸をつけずに肝心な面と白飯を待っていると、おばちゃんが丼を持ってきました。そして「マージャンメン!」といってテーブルに置いていったのは……



100623_B_3165 
ゴマだれのかかったキュウリ……が具の面。おい、どんだけゴマだれでキュウリ食わすんだ(笑)。
しかも白飯を持ってこないので、おばちゃんに「パイファンは?」と聞くと、先に持ってきたキュウリを指して「パイファン」。


たぶんパイファンもマージャンメンも僕の発音が悪くておばちゃんには違うものに聞こえたんでしょう。でもふつうゴマだれのかかったキュウリと、ゴマだれのかかったキュウリをのせた面を一緒に頼むか? いくらキュウリが好きでも頼まねえよ!


※追記……麻醤面ってまさにゴマ風味の面だったのですね。「麻」がつくからてっきり辛い面だと思ってしまいました。パイファンは依然として謎ですが……。

期待外れなうえに、キュウリもゴマだれも嫌いじゃないけど好きでもないので、結局面は半分も食べられず。パイファンにいたっては箸をつけませんでした。代わりにNEX-5+E18-55mmで無駄にハイクオリティに撮ってみました。そういう日もありましょう。



その後は中関村(北京のアキバ……といってもメイド喫茶やAKB48的なものはなく広大な電気街)の撮影器材城に行ってきました。カメラ屋さんがたくさん入居しているデパートというかテナントビルです。
なかにはメーカー特約の立派なお店もありますが、入居するお店のほとんどは10代後半くらいの若いにーちゃんねーちゃんが2人でイチャイチャしながら店番をしているような小さなカメラ屋さんです。まあカメラ屋さんが入居しているのは1階と2階の半分くらいで、3階に行くとラジオライフ臭が漂い、4階はもはやカオスといった感じなのですが。


で首からNEX-5をぶら下げて館内を歩いていたら、店の前で呼び込みをしている店員さんたちが揃って反応。ちょっと歩いては止められ、囲まれ、質問され……の繰り返しで、すっかり疲れてしまいました。北京じゃスルーされると思ったのに、こんなに注目されるとは。
それもそのはず、撮影器材城にはソニーの特約店もいくつか入居しているのですが、どこにもNEXはまだ置いていないのです。どこかのにーちゃんが「中関村ではまだどこでも売ってきてないよ」といっていました。
今日の反応を見ていると、NEXは中国で売れそうな気がします。もともとソニーのシェアが高い国ですしね。



100623_C_3387 
これは僕からNEXを借りたにーちゃんが撮影。


撮影器材城はカメラのデパートであるとともにネタのデパートでもあるので(笑)、話題がない日にでもちょこちょこ写真をアップします。


ではでは明日は日本へ!