今日は人生で初めて、人間ドックなるものに行ってまいりました。健康診断的なものはかれこれ10年近く受けていませんでしたが、不惑も近くなってこりゃマズいなと……。
不惑をとうに過ぎて惑わなさすぎの土屋さんも誘って、2人で仲良くCTスキャンで輪切りにされたり、腹部エコーでグリグリされたり、眼圧検査で目ん玉にフラッシュ焚かれたり、レントゲンで吸って吐いて吸って吐いたり、身長体重スリーサイズ測られたり……そして最後の最後で、ついに人生で初めてカメラを飲み込みました。しかも鼻から。
カメラはもちろんオリンパス製。痛を覚悟していたのですが、まあ予想通りというかなんというか……。麻酔と筋肉注射の方がしんどかったような。
直径5mmのカメラを入れられながらモニターを見ていたのですが、くっきり鮮やかでびっくり。我が強靭な胃袋は、それはきれいなきれいなピンク色の胃壁でした。
細かい検査結果は後日とのことでしたが、今日のところは異常なし。健康優良児そのものでした。もうすぐ四十路だけどね。
その後土屋さんと、我々に人間ドックを強制……いえ、勧めてくれた病院のピロチ先生(※医者じゃないけど医者みたいなことをしている謎の先生)と、たいめいけんでオムライス。
夕方、新宿で仕事だったので、その前に新宿御苑のHCLフォトギャラリーで昨日始まった、山本弘之さんの写真展「Kitchen」へ。あいにく山本おじさんは不在だったのですが、芳名帳に名前を書き残しておいたら、後からケータイに電話が。なんでも燃料補給に出ていたそうで「入れ違いでゴメンネ。月曜の午後以外はいるからネ」、つまりもう一度来いと(笑)。ええ行きますよ……。
さらに仕事の後、カタールから夏休みで一時帰国中の福嶋剛さんとヨドバシで待ち合わせ。福嶋さんはカタール宗教省の公務員。そして仕事はなんとカメラマン。交換留学でUAEに渡り、カタールで就職、中東での暮らしはすでに10年以上になるそうな。
福嶋さんは僕がTwitterを始めたばかりの頃にフォローしてくださり、以来たびたびカメラの話とか、そうじゃない話とかをやりとりするように。以前「帰国されるときは是非お会いしたいです」と言っていたのを覚えていてくださったのか、昨晩「これから東京へ行きますが、お会いしませんか?」というメールが来て、タイミングよくお会いすることができました。
そんな福嶋さんの話はどれも興味深く、貴重な作品も見せていただきました。そう、福嶋さんの写真、独特な空気感で好きなんですよ。アラブの乾いた空気と日本の湿気が混ざり合っているような。
■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12mmF2.0
というわけで福嶋さん。下はiPadで見せてくれたカタールの新聞。結婚式の写真を投稿すると載せてくれるというコーナーで、福嶋さんも結婚したとき載ったそうです。イスラムの新聞なのでもちろん女性は写っていません。
そんなイスラムの風習や文化に驚きつつ、でも遠い世界がちょっと身近になった気がしました。