今日は朝からモデルの女の子を撮影。といっても……2歳。いやぁ2歳児のスピードとスタミナは半端じゃないです。我が子の写真を撮るお父さん方のご苦労がよくわかりました。
昼過ぎから夕方にかけて空きができたので、まずは華貿買物中心にある愛普生影芸坊へ……ってちっとも伝わらないと思いますが、翻訳しますと「チャイナセントラルショッピングセンターにあるエプソンギャラリー」。新宿にあるエプサイトギャラリーが北京と上海にもあるのです。
そこで8/8から我が中国同志の小竹直人さんが「老火車1990-2009」という写真展をやっています。小竹さんが1990年に初めて中国を訪れてから、約20年にわたって撮り続けてきた中国のSLの写真がずらりと並んでいます。今は中国でもSLは10路線ほどになってしまい、ほとんどはもう見られない光景です。
その小竹さんも今ちょうど北京にいて、「午後なら会場にいるかも」というメールをもらったのですが、行ってみると本人不在。明日北京から地方へ移動するというので、今晩飲む約束もしていたんですが、夜になって「本日超レイラ!」というメールが……。
ちなみにレイラとはもちろんエリック・クラプトンの曲とは関係なく、累了=疲れた、ということです。2歳の子供を連れてきているので、それで累了のようです。まあ僕も今日ならよく理解できます(笑)。
そんなレイラな小竹同志の写真展は9/17までやっておりますので、お近くの方……ほとんどいないと思いますが……は是非。
その後は地下鉄に乗り、もう何度もこのブログに登場している篆刻職人・韓先生の工房へ。今回は珍しく「判子頼んできて」という注文を誰からも受けてないのですが、先月行ったときに「次はいつ北京に来るんだ?」と聞かれて「来月」と答えていたので、ちょこっとご挨拶。いつものようにおいしいお茶を振る舞ってもらいました。暑いときにぬるめ&濃いめのお茶をクイッと飲むのは、結構うまいんですな。
その後はなんとなく路地裏を徘徊。今の北京は五輪前を彷彿とさせる再開発ラッシュなんですが、ほんの数軒だけが残る取り壊し寸前の一角を歩いていると……。
※ここから先、お食事中の方は一旦読むのをやめるか、さもなくば食事をやめてください!
石造りの公衆トイレを発見!
北京の名物といえば天安門、北京ダック、そして公衆トイレです。そんな公衆トイレも北京五輪に備えてすべて改築。ネズミ色のコンクリート造りか、白いタイル張りになった……はず。
僕も北京市内は相当くまなく歩いてきましたが、石造りの公衆トイレには今まで出会ったことがありません。
男子の方の内部におじゃますると、どうやら現役の様子。わずかに残った世帯と、工事関係者が使っているのでしょう。床にいくつもの穴が開いていて、もちろん仕切りなんて無粋なものはありません。ただ奥には石造りの洋式便器が1つだけありました。
もはや遺産なのでおそるおそる写真を撮ってきましたが、モノがモノなのでさすがに公開は控えます……。ご覧になりたいという物好き……いや好奇心旺盛な方は「写真希望」とメールください。
夕方からまた仕事で、今日は長い1日になりました。小生も超レイラです>小竹同志。
■EOS 5D MarkII+17-40mm
下の写真は巨大な瓜をカッティングする工場です。外から包丁さばきに見とれていたら「おもしろいか?」と聞いてきたので、「有意思(おもしろい)」と答えたら「どんどん撮ってけ」。気のいいおっちゃんたちでした。