2010年5月16日日曜日

三社祭3日目!!!

三社祭は今日が本番。撮影枚数は2164……3日間で最少でした。3基ある本社神輿を追いかけたり、スカイツリーバックで撮れる場所へ先回り(でも予定時刻より遅れるのが基本)していたので、思ったほど枚数はいきませんでした。



実は三之宮の宮入がかなり遅れて、本来なら一般人は境内に入れないはずですが、最後を見ることができました。宮入は初めて境内で見たのですが、そのまま格納庫まで担いでおしまいなんですね。
その後は鳶の皆さんが神輿を「保存仕様」に戻していくわけですが……。




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■EOS 7D+EF-S15-85mmF3.5-5.6IS


カメラやケータイを頭上に掲げるのがすっかり三社祭の「よくある光景」になりました。僕も随分ライブビューで撮っています。


実際集まっているカメラマンを見ると、2年前はまだデジタルよりフィルムの方が多かったのに、今年はさすがに逆転していました。
あと今までは「写真歴ン十年」みたいなおじさんや「老後の趣味でカメラを始めました」みたいなおばさんが多かったのですが、小さなデジタル一眼を持った若い方も増えました。というよりもベテランが減った印象が……。
三社祭もだんだん情緒が失われて、もう撮りに来なくなったのでしょうか? それともデジタル時代になって写真をやめたのかなぁ。
僕も撮り始めた頃はベテランのおじさんたちに「○時頃に□□へ行くといいよ」「この後は△△があるよ」といろいろ情報をもらいました。当時はインターネットもなかったので、随分助かったものです。


あと減ったというよりも、姿をまったく見かけなかったのが写真専門学校生。以前は4月に入学した新入生たちに、「三社祭を撮る」という課題が出されていたそうです。それも一眼レフに50mmレンズ一本で。
ただでさえカメラに慣れていないうえに人混みで50mmだから、みんな被写体と距離をとるのに苦労していました。構図が決まらなくてモタモタしている彼らは、はっきりいって邪魔だったのですが……いないとこれもまた寂しい。最近の写真専門学校はそういう課題は出さないのでしょうか?



とまあそんなことを思うわけですが、今年は始まりを告げる金曜日の大行列から撮っていたので、せっかくならと宮入後も残って、御霊を本社神輿から浅草神社に返す「御霊返し」まで見て帰りました。「御霊返し」は撮影禁止(というか照明を落とすので物理的に無理)なので今まで見たことはないんですが、なかなかよい体験になりました。三社祭には3日間で150万人以上が来たと思いますが、最後まで残っていたギャラリーは100人もいませんでした。ちょっと贅沢な気分?


でも余韻に浸る間もなく、明日は膨大なセレクト作業が……。