今日は会期中2度目の土曜日。先週は台風のせいでびっくりするくらいお客さんが少なかったのですが……
一転今日は満員御礼!
ってこれはとくべつ混んでいるときに撮ったわけですが、でもほとんど人が途切れることがありませんでした。なのでこのところ日課のスタバ休憩や讃岐うどん休憩はお預け。睡魔よりも空腹との戦いが辛かった(笑)。
土曜とあって会社勤めをしている友人知人も多かったのですが、ブログやTwitterをいつもご覧いただいている方のほか、仕事関係の方が休日なのにわざわざ来てくださったり、15年くらい連絡をとっていなかった方がひょっこり現れたり……いやはや今日も感謝。
しかし会期も終盤にさしかかって、質問や感想もかなりパターン化してきました。でもたまに予想外なものもあり……。
どんな質問や感想が多いのかは、これからご覧になる方のためにあえて書きません。ただ鑑賞のジャマをしない部分でいいますと、中国や北京に対する見方が変わったとか、自分が想像していた様子と違っていたとか、北京に行ったことはあるけど実はこんな場所だったのかという方が多いです。
もっとも北京自体が中国でもかなり特殊な町であり、そこをさらに僕のフィルターを通して切り取ったのが今回の作品群。たしかにふつうの観光旅行では見えない部分だらけですが、あれが今の北京であり、今の中国だというつもりはないと作者自身は思っています。
会場では中国に関する質問も多く、僕も知っていたり体験した範囲ではお答えするのですが、実際のところは中国は行けば行くほどわからない国というのが正直なところです。
なので尖閣の問題でも、僕は中国の味方をするつもりもなければ、批判ができる立場でもありません、と聞かれればお答えするつもりでいましたが……さすがにそんな政治的なことを聞いてくる人は今のところ皆無(挨拶代わりのように話題にする方はもちろんたくさんいらっしゃいますが)。少しだけ身構えていたのでちょっと拍子抜けです。
むしろ在日中国人や、駐在員などで中国に住んでいたという方がかなりお見えになります。そうした方々からみればヨソモノが撮った写真になるわけですが、皆さん懐かしんでいかれるので、めでたしめでたしです。
なんてことを考えながら、終了後は有楽町へ飲みに行ったのですが……
まあ抗議するのは自由ですからな。
なお写真展は明日はお休みです。僕もたまっている自宅作業を片付けて、夕方は浅草の酉の市へ行ってきます。商売繁盛を祈らないと。