2010年11月27日土曜日

世界の床屋から

仕事で新宿へ行ったので、今日からエプサイトギャラリーで始まった舛巴亮さんの写真展「The Barber (世界の床屋さん)」へ。昨日も設営を見学(冷やかし?)しましたが、僕は仕上げ前に帰ってしまったので、ちゃんとした展示を見るのは今日が初めてです。


ちなみに展示の仕上げというのは……照明。撮影も照明ひとつで大きく変わりますが、展示もまた全然変わるのです。ランプの種類や数、それに角度や光量……。これを間違えるとどんなにいいプリントを焼いても台無しです。


僕のエプサイトの展示では、黒が沈み込むマットペーパーならではの立体感を生かすため、光量を絞りまくったのですが……。初日に「暗くて見にくい」という方が何人かいたので、2日目にタイミングを見計らって光量を上げてみました。


するとその直後に来た方が……「マットペーパーいいですね。でもどうしてもシャドーが浮きますよね」。やばい、明るくしすぎた!と慌てて光量を絞りました。結局最初よりだいぶ明るくなりましたが、エプサイトにしては暗めな展示に。でもいい感じに落ち着いたかなと思っています。


反対に今回の舛巴さんはギンギンに明るいセッティング。そのおかげで床屋さんの雰囲気や活気が再現されていると思います。会場ではiPadの写真集も見られますので是非。



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■EOS 5D MarkII+EF50mmF1.2L


これは舛巴さんの作品……ではありません。僕が今年2月に北京で撮った、自転車で営業している流しの床屋さんです。
昔は北京にもこんな床屋さんがいっぱいいたようですが、今は滅多に出会えません。先日行ったときは高層ビル街のど真ん中で見かけましたが、あいにくタクシーで移動中だったので撮れませんでした。あれは撮っておきたかった。



話は変わりますが、銀座の高松建設ビルで行われている写真展も明日までです。明日は10~17時の開館中、ずっと金剛組の宮大工さんによる実演を行っています。僕もずっといます。