今日は朝から中央区の某中学校へ。「働く人に学ぶ」という課外授業の講師をやってきました。
昨年、この中学校で先生をしていた友人から頼まれて講師をやったのですが、その友人は今年春に別の中学校へ。なので今年はないと思っていたのですが……校長先生から直々に「またお願いしたいのですが」とお願いされまして、今年も行ってまいりました。
僕が担当したのは昨年と同じく1年生。写真甲子園の取材で高校生には免疫(?)があるのですが、つい半年前まで小学生だった子供たちはなかなかツカみにくいというか……よく考えたら自分の子供でもおかしくない年齢なのです。子供はおろか結婚も程遠いシカノにはピンとこないわけですが。
昨年はスライドショーをやったら制限の30分がきてしまい、チャイムが鳴ってから慌ててカメラを触らせてあげたら大ウケ。なんだ、これをツカみにすればよかったじゃんというわけで、今年は1D MarKIIIと5D MarkII、オリンパスペンの3台を用意。最初にカメラを触らせてあげました。
シカノ先生登場。今日は「大先生」ではないですよ(toコザワ氏)。
前ボケの使い方が秀逸だな。
1D MarkIIIの秒10コマ連写に中学生驚愕。
男子どうしで撮りあっていたので「女子を撮れ!女子を!」と指導……。
女子にはペンを渡してあげました。宮崎あおい?
ちょっと先生っぽいですかね。
という具合で、今回はなんとかツカみはOK。ちなみに3台のカメラには合計700枚近い画像が残されていました……(笑)。
スライドショーでは身延山やドイツW杯、中国などの写真をざーっと披露。随時質問などもしてもらって、なんとか30分×2コマの授業をこなしてきました。
ちなみに中学生の興味は「海外にどれくらい行けるんですか?」と「有名人には会えますか?」。まあわかりやすいですね……。
「僕は年に4~5回海外に行くけど、日本国内、そして近所にもおもしろいものはいっぱいあるよ」「有名人を撮ることもあるけど、世の中には無名だけど魅力的な人がいっぱいいます。そういう人たちと出会えることの方が僕は楽しいです」と我ながらなかなかいい解答をいたしました。まあ実際のところ、そんなものです。
果たして僕の講義がどれくらい役に立ったのかはわかりませんが、少しでも写真に興味を持ってくれて、彼らの中から優れた写真家が生まれたら……と思う一日でした。
もっともそうなると、年老いた僕から仕事を奪っていく存在になるわけですが(笑)。