昨日は飲んで帰宅したら、オカンが……いや悪寒が。今朝起きたら体温38.5度。すっかり風邪をひいてしまい、夕方まで寝込んでおりました。もうだいぶよくなってきましたが。
昨日は北海道から秋元亮太氏が打合せのため上京。打合せと打合せの間のわずかな時間に会ってきました。
お土産は「じゃがポックル」。うん、北海道新聞のインタビューよりいい笑顔だ。
秋元亮太写真展
2010年キヤノンカレンダー展『Lightscape 光彩の季(とき)』
1/5(火)~1/13(水)・キヤノンギャラリー銀座
1/21(木)~1/27(水)・キヤノンギャラリー梅田
……以後、札幌・仙台・名古屋・福岡を巡回
さらに年明けは東京・品川のキヤノンSタワーでも、カレンダー展の別バージョンの写真展があります。カムイナントカとかそんなタイトルだったと思いますが(リアルに失念)、そのうち正式に発表されると思うのでまた改めて。
僕もまだ内容を全然見ていないんですが、間違いなくどちらも素晴らしい写真展でしょう(と少しプレッシャー)。
その後は恵比寿の東京都写真美術館へ。月曜に休館で見られなかったセバスチャン・サルガド「アフリカ 生きとし行けるものの未来へ」と、木村伊兵衛&アンリ・カルティエ=ブレッソン「東洋と西洋のまなざし」をダブルで見てきました。
サルガドを一言でいえば「難民や労働者を世界一美しく撮るおじさん」なのですが、東京国立近代美術館で「人間の大地」というサルガドの写真展を見て、当時10代だったシカノ少年は「一体全体どうすればこんな写真が撮れるんだあーーーっ!」と衝撃を受けたものです。そして35歳の今も「一体全体どうすれば」というのは変わりませんでした。なんであんな写真が撮れるんでしょうね。
そんなサルガドおじさんも最近はライカではなく、キヤノンのデジタル一眼レフで撮影しているそうです。空港のX線チェックが厳しくなったからだとか。たしかに僕も北京をフィルムで撮りたいなぁ……と思うこともあるんですが、ちょっと現実的ではないですね。なにせ北京は地下鉄に乗るのにもX線検査がありますから。
木村伊兵衛&アンリ・カルティエ=ブレッソンは見たことのある作品も多かったのですが、今よりずっと不自由な道具でよくここまで撮っていたよなあ、っていうか自分は持っているもののパフォーマンスを消費税分くらいしか活用していないのではないかと自問自答。
興味深かったのは、最後に展示されていた両者のベタ焼き。木村伊兵衛は同じ被写体をせいぜい2~3枚しか撮っていないのですが、ブレッソンはこれでもかというほど撮っています。僕はブレッソン型……ってそれは下手な鉄砲数撃ちゃなんとか、かもしれませんが。
しかしフィルム1本分丸々衆目に晒され、おふたりは草葉の陰でどう思っているのでしょう。
恵比寿にはそんな先人たちの偉業が並ぶ一方、外はクリスマスムード一色でした。
■オリンパス・ペンE-P1+17mm/ファンタジックフォーカス
上が16:44、下が16:57です。どっちがいいかというよりも、どっちでもいいやという感じの枯れたシカノでありますが……。
その後恵比寿で
こんなモミアゲの持ち主に呼ばれ、飲み会に参加。合コンと聞かされていたのですが……なんか微妙に違ったような(笑)。
その席でバーニャカウダというものを初めて食べました。ただの生野菜が出てきたので「どこがバーニャカウダやねん!」と思ったら、あれってソースのことなんですな。またひとつ大人になりました。