今日はちょっと撮りたいものがあって、北京オリンピックのメインスタジアム・国家体育場(通称・鳥巣)に行ってきました。
建設中は何度か遠巻きに撮っているのですが、北京オリンピックのときは現地に滞在するも一切観戦せず(天安門広場で自転車ロードレースは見ましたが)。中に入るのは初めてです。
まず地下鉄の奥体中心駅を降りると……
旅行代理店のチラシ攻撃! オッチャンやオバチャンが、配るというよりもむしろ強引に押しつけてきます。渋谷新宿でティッシュ配ってるおにいちゃんもビックリです。手前の青い服のオバチャンはすでに違う通行人にロックオンしています。
僕も3枚ほど渡されましたが、どれも市内の地図が印刷されていて、旅行者にはそれなりに役に立たないこともありません。チラシに付加価値を付けるという点では賢いですが、これだけ大量に配られてはもはや意味なし。誰か頭のいい人が考えて、あっという間に真似されたんでしょうね……。
今日はちゃんとPLフィルターを持っていきました。でも使ったのはこのカットだけ(笑)。
中では雪祭りが行われていました。雪祭りといっても雪像らしきものはなく、人民が圧雪の上でひたすら遊んでいます。
通路の柱には鳥巣を作った労働者たちのポートレートが掲げられていました。もちろん中国人写真家が撮ったものですが、僕的にはちょっとうらやましいです。
お土産売り場もあって、鳥巣グッズに混じって……というかかなりどさくさ紛れな感じで北京オリンピックのグッズも売られていました。在庫処分という感がなきにしもあらず。
そんななか……
北京オリンピックのマスコット「福娃」も! 薄汚い気がしないでもありませんが、1年半経って日焼けでもしたんでしょう。気にしない気にしない!
実はこの日、鳥巣にはVIPが訪れていました。僕もその方を撮りに行ったのですが……なんとIOC前会長のサマランチさんです。中国の有名な女優さんもご一緒でした。
……嘘です。蝋人形です。というわけでまたまたF1.2で無駄にボカしてみました。
ここには歴代IOC会長の蝋人形が勢揃いしており、サマランチさんと現会長のロゲさんは、お金を払うと一緒に写真が撮れます。というわけでこの女性はただの観光客です。
ちなみに本物のサマランチさんとロゲさんが、ここで自分たちの分身と対面している写真が飾ってありました。ロゲさんは苦笑いをしていましたが、隣のサマランチさんは少しムッとしていました。
夕方はホテル近くまで戻って、前海のあたりをぶらぶら散策。なかなか寒さが和らがないせいか、湖面はまだカチカチに凍っていました。大晦日の昼に撮りに来たときは人もまばらでしたが、今日は人民が氷の上を散策していました。のどかな北京の冬休みといった感じで、またまた……
F1.2でボカしてみました。中国名物・椅子ソリです。僕も借りて少し滑ってみましたが、なかなか気持ちいいものです。ただ腕が疲れます。
そんなことをしていると「シカノはブログネタを撮るために北京へ行ったのか?」「こんなにアップしちゃっていいのか?」という声を方々からいただいておりますがご心配なく。我的工作も順調にこなしております。
ちなみに今回の北京では8割以上EF50mmF1.2Lで撮っていますが、絞りをF1.2まで開けるのは気分転換を兼ねてブログ用の写真を撮るときだけです。自分の撮影ではシャープさが欲しいので、開けてもせいぜいF2.0。というわけで実は気分転換の方が大変なのですが……(笑)。