昨晩寝たのが深夜3時だというのに、今朝は6時起きで上海の名所・外灘(バンド)へ。上海へ来たからには、外灘沿いの遊歩道で太極拳をするお母さんたちを(もちろんアングルは川向こうにある高層ビル群バックで)撮ろうと思ったのですが……。
到着するとおおやっとるやっとる。早速浦東の高層ビル群がバックになる位置から撮り始めると……あれ、突然中止。お母さんたちは蜘蛛の子を散らすように荷物を持って帰ってしまいました。
僕が撮り始めたからやめたのかと焦ったのですが、その場に残っていたお母さんが理由を教えてくれました。そのとき急に雨が降ってきたのです。といっても瞬間で止んでしまい、僕が感じたのは2~3滴。カメラもレンズもまったく濡れない程度でした。しかもその後晴れたし。
一滴でも降ったら中止って、太極扇が濡れてしまうと困るからでしょうか。それともそれが中国式雨天中止決定法なのでしょうか……。
でもその後、朝靄(というかスモッグ)に包まれた浦東のいい景色が撮れました。
■GR DIGITAL II
GR(28mm相当)の横位置でギリギリ全景が入るんですが、外灘から撮る浦東の景色は、左右を広めに写さないとカッコがつきません。なので思い切って縦に構えてみました。
浦東の高層ビルが立っている一角は、U字型にカーブする川の内側。だから対岸から撮影すると、小島に高層ビルが密集しているように写るのです。モヤっているときは(ってほぼ連日モヤっているんですが)本当に小島のように見えます。
というわけで5D MarkIIでは超広角で撮っているんですが、そのデータは現在P-7000でお取り込み中。正確にいえばお取り込みではなく、P-7000のデータをポータブルのハードディスクにコピーしている最中なのですが。
なんと容量が160GB(実際は約140GB)もあるP-7000が、4日でほぼ満タンになってしまったのです。ここまで撮影データが130GB以上、枚数を計算したら5D MarkIIで5603枚撮っていました。今回の上海は撮らなきゃいけないものと撮りたいもの、ともに山ほどあるので……。
しかし2110万画素っていい面もたくさんありますが、取り回しはやっぱり苦労しますね。
まあ明後日帰国なので、明日撮影するぶんはCFカードのまま日本へ持って帰ればいい話。むしろ恐いのは帰国途中でストレージを盗まれたり、衝撃でダメにしてしまうケース。だからダブルバックアップです。
でもそれよりも心配なのは今後。P-7000は今回4日間で満タンになりました。もし2週間チベットに行く、なんてことになったら、果たして何台必要になるんでしょう……。とりあえずP-7000をもう1台買っておいた方がいいことは間違いなさそうです。