2010年1月16日土曜日

使い倒してもなお…

昨日のコザブロを見ていたら、なんでもコザワ巨匠は同じものをずーっと使う「買い控え王子」だそうで。


僕はモノの扱いが乱暴というか、傷んだりしても気にしないというか、むしろ使い込んでナンボという「使い倒し王子」ですかね。王子というキャラじゃないけど。


なので買い控え王子のように高校生や大学生の頃から使い続けているものはほとんどないです。


しいていえばこれでしょうか。


100115_8945 
さて、なんでしょう?


そう、これです。露出計。今でもまったく変わらず(追記:環境対策で受光体がセレンから最新の太陽電池に変わったそうですが)製造販売されているんです。……っていうのを今知ってビックリしたんですが。


購入したのはたしか高校3年生のとき。当時はキヤノンEOS(もちろんフィルム)を使っていて、内蔵露出計もそれなりには正確でしたが、微妙な判断を迷うことが多々ありました。そこでシビアな露出を求めて単体露出計を……なんていうのは嘘で、ただ単に「露出計で測るのがカッコよさそうだから」です。


もっとも高校卒業後は露出計がないカメラや、あるけどかなり怪しいカメラをメインで使うようになり、これを常に持ち歩くようになりました。そしてわりと最近まで使っていました。


このところ出番がないのは、結果がすぐ確認できるデジタルばかり使っているから……というのもあるんですが、それよりも大きい理由が「強力な磁石が入っているから」。カメラやメモリーには影響ないと思いますが、クレジットカードやキャッシュカード、パスポート(最近のIC内蔵型)は磁気でパーになってしまいます。
なので持ち歩いていた頃は、財布と接近させないよう常に気をつけてましたが、これが結構神経を使うんです。


ちなみにこのスタジオデラックスはどちらかというと写真よりも映画の世界で活躍している商品。僕が大学に入学したときも、学校から強制的に買わされる教材の中に入っていました(映画が主体のコースだったので)。
しかし同じものが2つあっても仕方ないので、研究室の助手さんに「いらないんですけど……」と相談すると、「なくして困っている人間が必ずいるから」ということで掲示板に告知。すると欲しいという上級生がすぐ現れ、学校での販売価格で買い取ってくれました。


映画もハイビジョン制作が当たり前の時代ですが、今も映像演劇学科の新入生はこれを買わされるのかなぁ。光の変化や明暗差がアナログで視覚的にわかるので、「光」を読むには最高の教材なのですが。