2012年6月30日土曜日

DP2 Merrillで撮ってます

昨日の七面山日帰りのおかげで、ありがたいことに脚がパンパン……でも休んでもいられず、今日も重たい機材を背負って、都内であれやこれや撮影。何が重たいって、バックの中にカメラが7台も入っているんだぜ! ワイルドだろう? 撮っていてどれがどれかわからなくなったぜ。


そんな今日、シグマからすでに開発発表されていたDP2 Merrillが、正式に7/12発売と発表されました。4600万画素!の超超高画質コンパクトデジカメです。気になるお値段は、通販や大手量販店で9万9800円だそうです。

で、このDP2 Merrillのスペシャルサイトに掲載する実写サンプルを、僕が撮影させていただきました。「サンプルフォトギャラリー」の上から5枚が、先日上海と浙江省西塘で撮影してきた僕の作品です。

同じFOVEONセンサーを積んだSD1も使っていますが、DP2 MerrillはSD1に比べてJPEGの絵がかなりきれいになり、レスポンスも格段に向上しています。あと今までのDPシリーズと比べると、レンズが固定式になったので起動が早いです。

ひと癖もふた癖もあるのがシグマ製カメラの特徴でしたが、DP2 Merrillは良い個性も残しつつ、いつどこで誰でも使えるカメラになったという感じです。



120629_6476■SIGMA DP2 Merrill

僕の上海話にたびたび登場する、外灘にあるワンタン屋さんのワンタンです。せっかくの4600万画素・超高画質をまったく生かせない(生かしていない)写真ですが、ふつうに小さくて使いやすいので、こんなゆるい旅スナップにもいいんじゃないかと思います。



2012年6月29日金曜日

七面山ツアーやります

今日は写真展「感應の霊峰 七面山」が終わって初の七面山。そう、写真展が終わってもシカノの七面山登りは終わりません。まあ今日はお礼という意味合いもありますが、七面山が好きなんですよ。

……なんて偉そうですが、うっかりしていたら今週で6月が終わってしまうことに気付き、「やばい!月参が途絶えてしまう!」と仕事をやりくりしつつ無理矢理日帰りで登ってきた次第。日帰りは3回目ですが、しんどいんですよね……。午前3時に車でうちを出て、帰ってきたのは(途中仕事で寄り道をしましたが)午前0時前。ほぼ丸一日の長旅でした。

もっとも写真展も終わったので、リラックスした気分でお参りできました。そのせいなのか、はたまたお坊さんたちも油断しているのか、今日撮ったのは和ごかなスナップばかり……。うーん、これはこれで悪くないな。また写真展やろうかな(笑)。



120628_8169 120628_8183■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH

写真展までは5D MarkII(+ときどきペンタックス645やフェーズワン)にレンズ4~5本で登っていましたが、いまはオリンパスのOM-Dというアウトドアに最適なカメラがあるので、今日はOM-Dに12-50mmのズームと、12mm&25mmの単焦点。カメラ1台にレンズ3本でも驚くほど軽いわけで、登り下りがとても楽でした。これからは基本この組み合わせだな。


そういえば写真展でいろいろな方から言われたのが「シカノさんに七面山を案内してほしい」「シカノさんと一緒に登りたい」。
というわけでいろいろ考えたのですが、今のところ僕が確実に登るのは9/21(金)~9/22(土・秋分の日)。9/22はお彼岸の中日で、晴れればダイヤモンド富士の御来光が拝めます。

すでにこの日程で一緒に登るという方がいらっしゃるので、正式に募りたいと思います。写真を撮りたいという方はもちろんですが、ふつうに七面山に登ってみたいという方も大歓迎です。詳細は書きだすとキリがないので、とりあえず僕にメールをください。
交通手段はほぼ車に限定されますが、登山口の旅館に前泊をすれば公共の交通機関(+ラスト数キロだけタクシー)で来ることもできますし、他の方に同乗させてもらう方法もあるかと思います。

ちなみに登山の行程としては、標高差1200m(山頂敬慎院は標高約1700m)を5時間を目標に登ります。標高差と距離がそれなりにあるので、靴や防寒対策には少し気を配る必要がありますが、装備としては高尾山と富士山の中間程度とお考えください。わかりにくいかもしれませんが(笑)。


あと天候が落ち着いて、御来光が拝める確率が上がる秋と、さらに空気がクリアになる冬にも、ちょっと同行者を募ろうかな……なんて考えています。



2012年6月28日木曜日

「初めてなのに懐かしい台湾」

タムロンのウェブのフォトギャラリーに、24-70mmF2.8VCで撮影した台湾の作品がアップされました。ぜひご覧ください。


↓は未使用カットです。



120627_A_2256
120627_B_2030
120627_C_1436■EOS 5D MarkIII+TAMRON 24-70mmF2.8Di VC USD



2012年6月27日水曜日

仮処分の写真展

今日はいま話題の新宿ニコンサロンへ。もっとも目当ては、話題になっている写真展の方ではなく、2つあるスペースのもう片方でやっている日大芸術学部写真学科の写真展「出て来い新人」
4年生の中から選抜された学生による展示で、僕が仕事を手伝ってもらったこともあるノムラくんも選ばれているというので、楽しみにしていたのですが……。




エルタワー28Fのニコン周辺は物々しい警備。ギャラリーには2つの入口があるのですが、日芸展側は封鎖されていました。そしてギャラリーへ入るのに、カバンの中身と金属探知機によるボディチェックを受けました。




話題の写真展はもちろん開催していたわけですが、ニコンが中止を決めたことに対して、東京地裁が「使用させなければならない」との仮処分を発令したので使わせますけど、保全異議申立中だからあくまで仮の開催ですよとのことです。

僕もこれまでキヤノン、エプソン、コニカミノルタのギャラリーをお借りしていますが、まともに賃料を払ったら大変な場所を“ご好意”で貸していただけるわけですから、断られたら(怒る気持ちはわからなくはないけれど)それまでだと思うんですが……。
例えるとアパートを借りようとして、一度契約までしたのに断られたから、「住まわせろ!」と裁判を起こしたようなもの。ギャラリーの貸借はアパートと違って無料なので、そこまで主張する権利もないはずです。なので裁判に訴えるというのも意外でしたが、仮処分はもっと意外でした。

「表現の自由が奪われるのはけしからん」という声も聞かれますが、あるギャラリーが貸さないと言うのなら、別のところを探せばいい話。そもそもニコンに限らずどのメーカーギャラリーも、公募には実際に展示する人の数倍~数十倍の応募があるわけですが、その選に漏れた人たちも表現の自由を奪われたのでしょうか?
写真家としてはニコンサロンがダメなら、別のギャラリーなりスペースで「ニコンはこんなにすばらしい写真の展示を断ったんだぜ! だからここで展示してやったぜ。ワイルドだろう?」と内容で見返せばいいんじゃないかと思いますけどね。それこそが写真家のプライドじゃないかと。

まあそんなわけで、話題の写真展会場はまるでオープニングパーティーかと思うほどの混雑ぶりでした。オープニングパーティーと違うのは、料理や飲み物がないことと、警備員さんがいっぱいいることですかね。

写真家としては、これが悪しき前例というか、ニコンや他の企業が文化活動を制限する理由にならないことを祈るばかりです。

その隣で日芸の展示は粛々と行われていましたが、でもあの状況じゃ「出て来い新人」と言われても、なかなか出て来られる雰囲気ではないですね。巻き込まれた格好になってかわいそうですが、でもいい作品がいっぱい並んでいたので、ぜひボディチェックを受けてご覧ください。



120626_A_7688
120626_B_7694■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH



2012年6月26日火曜日

そろそろ東京も

今日の東京は涼しいのを通り越して、寒かったですね。来月や再来月もこの調子なら、暑がりとしては最高なんですが。


そんな寒い天気が似合うある町へ、ある仕事のロケハンで久々に行ってみたのですが……ちょっとロケには使えないな。個人的には撮りたい風景がいっぱいあったのですが。





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120625_B_2182■EOS 5D MarkIII+EF40mmF2.8 STM


最近なぜか「シカノさんは東京は撮らないんですか?」と聞かれることが多いのですが……ええ撮ってますよブログ用に。いや、別に撮っているのはブログのためじゃないんだけど。

僕が9年前にやった初の個展は、先月の写真展と同じコニカミノルタプラザで、東京を撮ったスナップでした。またそろそろ東京を本気で撮る時期なのかな、と思う今日この頃です。



2012年6月25日月曜日

凡人なので筆を選ぶ

10年以上使ってきたキーボード(パソコンのです)が、最近コーヒーとかジュースをこぼしまくっているせいなのか何なのか、やや誤作動気味……。しかも入力がATOKのときは問題なかったのですが、新しいマシンとともにGoogle日本語入力を使い始めたら、日本語と英語の切り換えがあまりスムーズではなく。

というわけで思い切って買い替え。東プレ製やFILCO製などと悩んだ挙げ句、今まで使っていたキーボード(Happy Hacking KeyboardのLite2)の上位モデル、Professional JPにしました。




120624_16212■GR DIGITAL IV

早速使っていますが、Lite2とだいぶキー配列が違うので「ありゃ!」ということがしばしば……でも感触は最高ですね。文字を打っていて楽しくなります。

仕事でパソコンに向き合っていて「肩こりがひどい」なんていう方が、聞くとパソコンに付属しているキーボード(推定原価=数百円)をそのまま使っていたりします。そんな方は一刻も早くキーボードをまともなものに買い替えるべきです。5000円くらいのものでも、付属品よりだいぶ負担が少なくなるはずです。



2012年6月24日日曜日

高円寺の車窓から

今日は久しぶりの高円寺へ。

書肆サイコロというところで今日から始まった、江本典隆さんの写真展「ロマンスカー」を拝見してきました。

江本さんは“写真展ウォッチャー”としてTwitterで静かに注目されている方で、僕も写真展評を以前から参考にしていたのですが。実は今年のCP+の御苗場でたまたまお話しをしたのに、まさかあの江本さんだとは気付かず……。
その後、茅場町の森岡書店で同名の写真展をされていて、その情報を聞いて御苗場の江本さんと写真展評の江本さんがつながり、これは行かねば!と思ったものの行けずじまい。


先日のコニカミノルタプラザでの僕の写真展に来ていただいて、ようやくちゃんとご挨拶することができ、今回は見逃すまいと初日に伺った次第です(森岡書店とは展示構成を変えているそうです)。

作品は雨の日に乗ったロマンスカーから、車窓を撮影しているのですが(車窓から、ではなく車窓を撮っているのです)、陰鬱なはずなのに心がなごむ展示でした。やはり写真展をあれだけ鋭く見ている人は、見せるのもうまいなぁと実感。




120623_2072■EOS 5D MarkIII+EF40mmF2.8 STM

作品がガラス越しなので、僕も江本さんをガラス越しに。ガラスの向こうの作品はぜひ高円寺で。


ちなみにそんな江本さんは233写真部での先輩なのですが、ご本人の知らぬ間に登録をされているらしく……(笑)。今度はぜひ233にも参加してください。


高円寺の後はコニカミノルタプラザへ。今日は昨年度のフォトプレミオの授賞式とレセプションで、僕も過去の授賞者ということでお招きいただきました。

昨年度のフォトプレミオの展示は14で、僕はそのうちの12を拝見していました。前から知っている佐藤弘康さん横井健治さんをはじめ、何人かの方とお話ししましたが、皆さんやはり次の写真展を見据えておられるようで……年齢はともかく、フォトプレミオの先輩としては負けてらんねえなと。

いろいろと刺激になる一日でございました。



2012年6月23日土曜日

EF40mmF2.8 STM!!

今日は僕が知る限りではキヤノンで初のパンケーキレンズ、EF40mmF2.8 STMが発売されました。

僕も先日ヨドバシの通販で予約していたので、今朝届きました。打合せに出掛けるついでに、5D MarkIIIに着けていろいろ撮ってみましたが……。

EF40mm


途中で画像を再生して「あれっ?」。周辺光量がガクンと落ちているではないか。それを狙って絞り開放で撮っていたのですが、よく考えたら5D MarkIIIはデジタル処理で補正が入るから、撮影段階では設定で補正をオフにしない限り、周辺光量は落ちないはず。

なぜだ?

と15秒くらい考えて思い出しました。つい数日前、5D MarkIIIの新しいファームウェアが公開され、その内容に「EF40mmF2.8 STMに対応しました」という一文があったことを。対応しましたって何なんだよと思いましたが、補正がかからないってことだったのね。

ああ、ファームウェア更新しなくてよかった。そう、シカノは周辺が落ちる方が好きなのです。きれいな画像が必要なら、RAWで後から補正すればいいわけだし。

でも無補正でも周辺はともかく、中心の画質はかなりいいです。あと描写に立体感がありますね。キヤノンの単焦点といえばEF35mmF1.4LやEF50mmF1.2Lを使ってきましたが、あちらはパッ見でわかる繊細かつコッテリとした描写。でもこちらは渋くて、骨太で、通好みな感じ。かな?





120622_A_1990
120622_B_2000
120622_C_2050
120622_D_2043■EOS 5D MarkIII+EF40mmF2.8 STM


露出補正マイナス1くらいがいい感じです。なにより5D MarkIIIに着けたときのアンバランスさが「高級ボディキャップ」って感じでイイ!(笑)



2012年6月22日金曜日

飲み過ぎ注意

タイトル部分の日付は6/21となっていますが、今日はもう6/22のお昼過ぎです。昨日は昨日というか一昨日も書いたように、オリンパスギャラリーで飯田鉄さんの写真展「螺旋のぬいとり」が始まりました。

というわけでオープニングパーティーに行ってきましたが、終わってから日本カメラ軍団の皆さまとタムロン市川さんセレクションのイタリア料理店に行き、ワインをしこたま飲んだ結果、今年初めて帰宅即就寝でした。

以下、カメラに残っていた写真です。僕が撮ったものじゃない写真がいっぱいあります。



P6218078P6218084P6218086P6218092P6218094P6218100P6218101P6218102P6218106■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12mmF2.0

登場順に最近事務所がシーサイドからリバーサイドに移転した片桐寿憲ことテキトー・ギリーさん、前日までここで写真展だった鶴巻育子さん、シグマ桑山さん、先月の僕のギャラリートークで司会をしてくださった上野修さん、6/28~7/4と四谷のポートレートギャラリーで写真展の川名廣義さん、たいちゃん、主役の飯田さん、ニャンコ先生こと曽根原昇さん、ニャーミ先生こと新美敬子さん日本カメラ村上さん……です。ちなみに撮ったのは僕よりも、主に上野さんとタムロン市川さんです。

肝心な飯田さんの写真展は6/27(水)までです。いつものモノクロじゃないけど、飯田さんらしい空気感の作品がずらーっと並んでおります。是非。



2012年6月21日木曜日

さよならブライトン、ようこそ螺旋

本当は今日はロケだったのですが、天気予報にしたがって先週の時点で中止に。でも実際は台風一過でいい天気でした。
今月はそんな「天気悪そうなので中止→でも天気良かった」の繰り返しで、仕事ができたはずの日に仕事ができず、かといって晴れの日に中止にしてしまうと、なかなか代わりの日程も組めず。かなり困った状況です。

というわけで小川町のオリンパスギャラリーへ。今日で終わる鶴巻育子さんの写真展「Brighton - a little different」に3度目のおじゃま。




120620_A_7747120620_B_7765■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH

【上】小さな坊やを連れたお客さまが。このときの様子が、坊やのパパのブログに……とリンクをはったのですが、よく見たらブログにタイトルも自己紹介もないじゃないですか。萩原さん。

【下】15時の終了後、隣のカフェで鶴巻さんが撤収を終えるのを待っていたら、シカノとは浅からぬ縁の飯田鉄先生が。鶴巻さんと入れ替わりで、明日からは飯田さんの写真展「螺旋のぬいとり」なのです。
設営待ちの飯田さんが「かっこいいでしょ?」と見せてくれたOM-Dには、フィルム時代のペンのレンズが。えーと何mmだっけ。

なお後ろに怪しい人が写っていますが、気にしないでください……という方が無理か(笑)。

「螺旋のぬいとり」は今年になってOM-Dで撮影した新作。しかも飯田さんの写真展としては珍しいカラーでの展示です。明日改めて伺う予定ですが、とても楽しみです。


 


なおそんなOM-Dの僕が書いたレビューが今朝、日経トレンディネットさんに掲載されました。こちらもよろしくどうぞ。



2012年6月20日水曜日

隣人

120619_7652■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH


もう夏だし、ちょっと痩せようぜ。お互い。



2012年6月19日火曜日

1000人展&6人展

今日はオリンパス(鶴巻育子さん)→新宿ニコン→新宿ニコンbis→エプサイト(大西みつぐさん)→★新宿パークタワーの「1000人の写真展」→銀座ニコン→銀座キヤノン→BLDギャラリー→RING CUBE→★快晴堂フォトサロンと10のギャラリーを巡りました。

カッコでお名前が書いてあるのはお知り合い、そして★が付いているのはシカノ出展作品が飾られている写真展です。




120618_A_7687120618_B_7700120618_C_7718■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH

【上】「1000人の写真展」にて。一昨日書いた通り、シカノ作品はパネル64~66番の「233写真部」コーナーにあります。スマホで撮ってinstagramでアップした写真を9枚コラージュしています。明後日20日まで……。

【中】快晴堂フォトサロン「タムロン6人展」にて。シカノさんの名前がありますけどこれって何なんですか?という質問をいただきましたが、昨年秋葉原の3331アーツ千代田で行なわれたタムロンの60周年企画展「写真家60人の瞬間と永遠」で展示された作品から、6人をピックアップして今月25日(月)まで展示しております。

というわけで今日は6人の1人であり、そして快晴堂のオーナーでもある佐藤仁重さんに六本木の香妃園で好吃な中華をごちそうになり、さらに夜景のきれいな仁重さんのご自宅でシャンパンをごちそうになりました……というのが【下】です。

うちのマンションからもスカイツリーがよく見えますが、やっぱり東京タワーの破壊力にはかなわねえな……。



↓オマケ(ハート)



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タムロンの執行役員マーケティングコミュニケーション室長の千代田さん(左)と佐藤仁重さん。このお二方にはいつもお世話になりっぱなしです……。



2012年6月18日月曜日

暑さに負けず

今日は昨日に続いて身延山で開闢会の撮影。朝9時の開始直前まですごい雨が降っていたのに、開始とともに止んで、すぐに強い日差しがが。でもその代わりにとんでもない蒸し暑さに……。

しかし昨年は震災、一昨年は雨で中止になってしまった屋外での行事が撮れてひと安心です。先月のデジカメWatchのインタビューでも触れていますが、僕が撮っているのは身延山のポスターやカレンダー用の素材。今日屋外のカットが撮れなかったら、来年の開闢会のポスターには4年前の写真を使わなければいけなくなるところでした。まあ風景や行事そのものは変わらないんですけどね……。

夕方、東京に帰ったら思ったより涼しくてびっくり。東京にしては暑いんですが、それまでの身延山が半端じゃなかったし、先週の上海はさらに猛暑というか酷暑だったので、だいぶ暑さに耐性ができたようです。

帰宅した後、まだ日が高かったので、カメラを持って近所をぶらぶら。
8年前初めて写真展をやったときは、その後しばらく写真を撮りたくなかったのですが、写真展も回を重ねるごとに終わるとむしろ撮りたくなるというか……。
数ヶ月はインプットよりもアウトプットの作業に神経と労力を使うので、終わった途端そうなるのは自然なのかもしれませんが。

というわけで先月の写真展が終わってから、いろいろ撮りたくて仕方ない今日この頃です。



120617_B_7450120617_A_7517■OLYMPUS OM-D+SIGMA 19mmF2,8 EX DN



2012年6月17日日曜日

謎の天気予報

今日明日と身延山の開闢会(つまり身延山の開山を祝う行事)を撮るために、山梨へ来ております。


今日はお堂の中での法要でしたが、明日は門前の御入山行列や御草庵法要など、屋外での華やかな行事。でも雨天ならまたお堂になってしまうので、晴れてほしいけど……天気予報は雨模様。予想最高気温は34度と真夏なんですけどね。雨で34度ってなんなんだ?


 


120616_16143■GR DIGITAL IV


昨日ブログに書こうと思っていて、途中でワンタン麺に気を取られて忘れてしまったのですが、今日から20日まで新宿パークタワーで東京写真月間2012のイベントのひとつ「1000人の写真展」が行われています。


僕の作品もパネル64~66番の「233写真部」コーナーにあります。ってまだ見ていないので聞いた話でして、月曜に見に行きます。
ちなみに作品なんて大層な言い方をしましたが、スマホで撮った写真です。会場に行かれたら探してみてください。



2012年6月16日土曜日

水郷的快餐

今日はほぼ一日うちにこもって、メールの返信とか、送られてきた校正の確認とか、上海から持ち帰った荷物の片づけとか、とか、とか……。

今日は上海で食べたかった(けれど食べられなかった)ものを食べよう!ということで、昼は近所の中華料理屋で麻婆豆腐、夜は近所の定食屋で焼き魚を食べました。まあ焼き魚は食べたかったというより、恋しかったという感じですが。

上海に限らず海外にひとりで撮影に行くと、食べることはエネルギー補給という意味で重要だけど、それに手間や時間は掛けていられません。なので中国でもマクドナルドや吉野家になってしまうわけです。最近は厨房や店の人が撮れそうなお店を探したりもしますが、それもなかなかうまく見つからないですし……。

そんな今回の旅でもっとも心に残った食べ物が……



120615_16035■GR DIGITAL IV

日帰りで行った西塘で食べた「螺紋薯」なるもの。ジャガイモをネジのようにスライスして、それを謎のスパイスとともに焼いたものです。謎のスパイスはまあ本当に謎ですが、味そのものはかなりイケます。ほんのりカレーの風味がしました。

これを食べたのは食堂ではなくローカルな便利店(何でも屋)で、軒先でおばちゃんがホットプレートで焼いていました。5元(約70円)で、写真に写っているのは半分くらい食べた後です。実際は山盛りでした。
西塘ではこれと臭豆腐を軒先で作っている店が多く、そのためなんともいえない香りが街中に漂っており……。とくに臭豆腐……(笑)。

また西塘ではどの食堂も主力メニューはワンタンで、一番粗末だけど一番混んでいる店で食べたところ、これが大当たり。たびたびブログにも書いた上海の外灘のワンタン屋さんはボリュームも味も大陸的スケールですが、こちらは日本人好みの味。
まるでワンタン麺で有名な東京・四谷の「こうや」のような味というか、「こうや」のワンタン麺から麺とチャーシューを抜いた感じでした。



ああ、急にワンタン麺が食べたくなってきた。食べないけど。



2012年6月15日金曜日

千代田区神田ブライトン町

朝早い飛行機で上海を飛び立って、昼過ぎに成田着。そして夜はオリンパスギャラリーで始まった鶴巻育子さんの写真展「Brighton - a little different」のオープニングパーティーへ。



120614_7422■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12mmF2.0

ちょっと寂しげな空気感の写真が並んでいて、いい意味で予想を裏切られましたが、パーティーは予想通り盛大でございました。

そして僕と同じ葛飾区出身の育子ねえさんは、「いま会える写真家」として来週水曜日まで毎日会場にいらっしゃるそうです。あ、日曜は休館なので会えないと思いますが。



2012年6月14日木曜日

なぜか買ってしまった

上海撮影最終日。

夜景がきれいな上海に来ていますが、三脚はマンフロットのテーブルトップ三脚しか持ってきていません。夜景スポットの外灘は手すりやら何やらが多いので、テーブルトップ三脚でも十分なのです。

でも今朝、ホテルの近くで「ここで夜景撮りてえ! でもテーブルトップ三脚じゃ絶対無理!」という場所を発見。
そこで久々に撮影器材城(カメラのデパート)へ。安くてコンパクトで、でもまあまあしっかりした三脚を探し、95元(約1300円)の当然聞いたこともないブランドのものを買いました。
さらにフラッシュというか照明も欲しかったのですが、これも旅にはまず持っていかないもの。そこで雑貨屋さんでLEDの懐中電灯を買いました。28元(約350円)なり。

その雑貨屋さんで、上海の路地裏でよく見かけるマートン(馬桶)を発見。マートンとは阪神タイガースの選手……とはもちろん関係なく、何なのかは検索してみてくださいといいたいところですが、カレーを食べながら読んでいる人は絶対に調べないでください。マーそういうものです。

しかしマートンはてっきり役所的なところから「本年度のマートンを人民に支給するアルヨ!」みたいな感じで配られるのかと思っていたが、ふつうに雑貨屋さんで売っていたのか……。

そう思うと猛烈にマートンを日本に持って帰りたくなり、帰りにホテルの近くの雑貨屋さんをのぞいてみる……までもなく、入り口にマートンが山積みじゃないですか。
でも初めて手にしてみると、マートンって意外にデカい。これをどうやって持ち帰ろうか。っていうか本当にこんなものを持って帰るのか? でも持って帰るのなら、マートン熱が高まっている今しかない。

町中でもっとも遭遇するタイプを指し、おばちゃんに「多少銭(いくら)?」と聞くと「シューバー」。中国語がなかなか上達しない僕も、数字くらいはふつうに聞き取れます。でもまったく予想しない数字が返ってきたので、何度も聞き返してしまいました。

でも確かに18でした。18元。300円ちょっと。

そんなに安かったのかよマートン……。財布から20元札を取り出すと、おばちゃんと恐らくその息子と思われる兄ちゃんは「持って帰るのかよこの日本人www」といった感じでうすら笑いを浮かべていました。

うん持って帰るよ。そのまま手でぶら下げていくと少なくとも浦東空港まではとても恥ずかしいことになりますが、見込み通りバックパックにすっぽり収まりました。マートンの中にカメラをしまえば完璧。

でもまさかバックパックの中にオ○が入っているとは誰も思わねえだろうな。持って帰ったマートンの使い道は未定ですが、本来の使い方はしないと思います(笑)。

ちなみに肝心な夜景は道具を揃えたおかげで無事撮影できました。三脚は捨てて帰るつもりでしたが、思いのほか使いやすいし、スーツケースに入ったので持って帰ります。




120613_7314■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH

写真は本文と残念なくらい関係ありません。

再見上海!



2012年6月13日水曜日

ワンタン10杯分の景色

上海撮影5日目。

今日はお昼前からどんどん空が青くなって、夕方には完全な青空に。地面には影がくっきりと映るようになって、こりゃ夕焼けが期待できるかも……。

と思って、今回は曇天続きのようなのでパスするつもりだった上海ヒルズ(上海環球金融中心)へ。地上474m、100階の展望台に登ると……




120612_5907■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12mmF2.0

うーん、思ったほどヌケがよくないというか、遠くに厚い雲が(涙)。

でもまあいろいろ撮れたので、入場料のモトはとれたかなと。登るたびにそんなことを言っている気もしますが、だって150元(約2000円)もするんだもん。150元あったら外灘にある僕のお気に入りのワンタン屋さんで、ワンタン大盛が15杯も食べられます。


ちなみにそのワンタン屋さんに今日もお昼を食べに行ったのですが、厨房の姉ちゃんは密かに僕がブログで「肉に肉のトッピングで肉地獄」と書いたのを読んでいたのか、オマケは“謎の肉”ではなく目玉焼きでした。って読んでるわけないか。


いよいよ明日が滞在ラスト。明後日のお昼過ぎに帰国します。こっちに来てから中華らしい中華を食べていないので、帰ったら中華料理が食べたいです。



2012年6月12日火曜日

西塘を駆け回る

上海撮影イー・アル・サン・スー日目です。

といっても今日は上海ではなく、バスに乗って隣の浙江省へ行ってきました。上海周辺には昔ながらの水郷がいっぱいあるのですが、そのひとつの西塘へ行ってきたのであります。

西塘は水郷の中では観光地化されておらず、観光客も少ない……とガイドブックなどには紹介されていますが、まあまあ観光地でした(笑)。といっても上海から近い七宝や朱家角ほどではありませんが。

しかし天気が悪いことを見越して今日にしたのに(朝起きたら雨が降っていた)、着いてしばらくすると晴れてしまい、サントリーの烏龍茶の広告みたいな空気感を狙っていたのに全然ダメでした。
でも着いてから帰りのバスまで5時間もあったのに、路地をウロウロしていたら、最後はバスターミナルまでダッシュするはめになりました。西塘は水郷でもあるけれど、細い路地が迷路のようになっていることでも有名で、ミッション:インポッシブル3でトム・クルーズが駆け回っていたそうですが、見ていないので帰国したらTSUTAYAで借ります。

そんな西塘ですが、運河沿いの民家の多くが民宿になっていて、いたるところに「今日有房」の札がかかっていました。値段は要交渉のようですが、たぶん100元(1300円)かそこらでしょう。
西塘は夕方に日帰りの観光客が帰ると町の雰囲気が変わり、さらに夜は提灯に明かりが灯って、散策や撮影にはいいらしいです。泊まって長い夜を過ごしてみたいものですが、まあそれは次の機会に。


ちなみに近々上海観光をお考えの方へアドバイス。水郷など郊外へ遠出するときは、八万人体育場にある旅遊集散中心からバスに乗って……というのがどのガイドブックにも書いてある定番ですが、その旅遊集散中心が今年4月に体育場の南へ移転しました。
なーんてことは今売っている地球の歩き方には書いていないし、現地にもまともに案内は出ていないので、一昨日は大変な思いをしました。新しい旅遊集散中心は地下鉄3号線の漕渓路駅に隣接していて、トイレがきれいです(これ重要)。 






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120611_B_15999■GR DIGITAL IV



2012年6月10日日曜日

30年代行きのバスに乗って

今日は古い上海が残っているという郊外の村へ行ってきました。1日1往復しかないバスに乗るのにひと苦労でしたが、なんとか辿り着いてオールド上海を満喫してきました。



120609_2442t■OLYMPUS OM-D+M.ZUIKO 12-50mmF3.5-6.3

オリンパスのE-P3のCMで、宮崎あおいちゃんが歩いていたのがこの通りです。初めてCMを見たときは「上海っぽいけど、今もこんな場所あるの?」と思いましたが、あったんですね。30年代の上海が。まあ遠くて大変でしたが。

大変といえば、食堂が村に2つしかないのも大変でした。片方はいろいろな意味で中国人以外にはキツそうだったので、もう片方の喫茶店に毛が生えたような店に入ったのですが……。

もっとも間違いのなさそうな紅焼牛肉麺と、喉が乾いていたのでコーラを頼んだところ。まあ麺が遅いのは混んでいたから仕方ないとして、コーラをなかなか持ってこないんです。

見るからにドン臭そうな服務員の兄ちゃんに「コーラはよ持って来んかい!」と何度か怒ったものの「いま作ってます」。ってコーラ作ってるんかーい! 頼んだメニューは間違いなかったけど、どうやら頼んだ相手を間違えたようです。


結局コーラ作るのに30分かかったよ。いや田舎の喫茶店が30分でコーラを作れたらすごいわ。出てきたコーラは、ストローを挿したふつうの缶入りでした。



2012年6月9日土曜日

肉も毛もいっぱい

上海撮影1日目。

今朝はまず前回ハマってしまったワンタン屋さんに行き、朝飯はワンタンスープ。前回撮らせてもらった厨房の姉ちゃんに、東京から持ってきたプリントをあげたら、謎の肉をサービスしてくれました。
ありがたいけど、もともと卵くらいの大きさのワンタン(当然ながら中身は肉)が10個も入っていて肉地獄なのに……。

でもあと2回くらい食べに来よう。謎の肉はいらないけど。



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120608_2003■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH

【上】人類みな兄弟、っていうか人類みな主席。毛さんがいっぱい。

【下】別にスポーツや鉄道を撮るのが仕事ではないのに、なぜか流し撮りがうまいということで「上手な流し撮りの撮り方講座」なんて仕事もいただくシカノですが、今まで挑戦したことのない被写体を流してみました。船です。動きが遅いのでシャッタースピードは1秒。
ブレブレ覚悟でしたが、意外と撮れるものです。


あぁ、まだバックアップ終わらん……。 



2012年6月8日金曜日

そっちはつながりません

晩上好、我到上海です。

いやはや。浦東空港には定刻通りの21:30に着いたのですが、その定刻が上海的には相当遅かったらしく、磁浮(リニアモーターカー)も地下鉄も終わっており……大変でした。

空港から市街はリニアが走るくらいだから相当距離がありまして、タクシーで市街まで行けばたぶん200元(約2500円)コース。着いて早々そんな多額の人民元を使うわけにはいかん!っていうか使いたくないし、変なタクに当たったらイヤなので、どうしようかなーと思ったら市内に行きそうなバスが来たので、テキトーに乗ってテキトーな場所に下りて、ちょっとだけタクって無事着いて150元浮いたぜ。

しかし部屋でいまネットを繋いでいるわけですが、ちょっとした小技を使えば中国からもできた「ついったー」がまったくダメ。僕が知っているだけでもいくつか方法があるんですが、どれも遮断されているようです。
ちなみに「ふぇいすぶっく」を見る方法もあるらしいのですが、この調子ではちょっと無理そうなので諦めました。中国の“インターネットの中の人”は相当賢くなってきました。困るんだけどさ(笑)。

まあメールは使えていますので、業務連絡等々はメールください。




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■GR DIGITAL IV

飛行機の窓から見る星空がきれいでした。写るわけねーよなと思ってGRで撮ってみたら、写ってました。好的好的。



2012年6月7日木曜日

上海行ってきます

たまっていた仕事をようやく片付け(たはず。残っていたらゴメンナサイ)、明日から(というか、もう暦は変わっているので今日から)上海へ行ってまいります。写真展などがあったせいで、この時期になってようやく今年初大陸です。




120606_1542■SIGMA SD1+17-50mmF2.8


これは昨年暮れの写真。今年のCP+のシグマブースで飾っていただいたものです。今回もまあいろいろ撮ってきます。


14日(木)のお昼に帰ってきます。



2012年6月6日水曜日

どんなふうに

下界は見えるんだろうか……。


120605_0639■OLYMPUS OM-D+SIGMA 19mmF2.8 EX DN