2012年6月16日土曜日

水郷的快餐

今日はほぼ一日うちにこもって、メールの返信とか、送られてきた校正の確認とか、上海から持ち帰った荷物の片づけとか、とか、とか……。

今日は上海で食べたかった(けれど食べられなかった)ものを食べよう!ということで、昼は近所の中華料理屋で麻婆豆腐、夜は近所の定食屋で焼き魚を食べました。まあ焼き魚は食べたかったというより、恋しかったという感じですが。

上海に限らず海外にひとりで撮影に行くと、食べることはエネルギー補給という意味で重要だけど、それに手間や時間は掛けていられません。なので中国でもマクドナルドや吉野家になってしまうわけです。最近は厨房や店の人が撮れそうなお店を探したりもしますが、それもなかなかうまく見つからないですし……。

そんな今回の旅でもっとも心に残った食べ物が……



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日帰りで行った西塘で食べた「螺紋薯」なるもの。ジャガイモをネジのようにスライスして、それを謎のスパイスとともに焼いたものです。謎のスパイスはまあ本当に謎ですが、味そのものはかなりイケます。ほんのりカレーの風味がしました。

これを食べたのは食堂ではなくローカルな便利店(何でも屋)で、軒先でおばちゃんがホットプレートで焼いていました。5元(約70円)で、写真に写っているのは半分くらい食べた後です。実際は山盛りでした。
西塘ではこれと臭豆腐を軒先で作っている店が多く、そのためなんともいえない香りが街中に漂っており……。とくに臭豆腐……(笑)。

また西塘ではどの食堂も主力メニューはワンタンで、一番粗末だけど一番混んでいる店で食べたところ、これが大当たり。たびたびブログにも書いた上海の外灘のワンタン屋さんはボリュームも味も大陸的スケールですが、こちらは日本人好みの味。
まるでワンタン麺で有名な東京・四谷の「こうや」のような味というか、「こうや」のワンタン麺から麺とチャーシューを抜いた感じでした。



ああ、急にワンタン麺が食べたくなってきた。食べないけど。