2012年6月14日木曜日

なぜか買ってしまった

上海撮影最終日。

夜景がきれいな上海に来ていますが、三脚はマンフロットのテーブルトップ三脚しか持ってきていません。夜景スポットの外灘は手すりやら何やらが多いので、テーブルトップ三脚でも十分なのです。

でも今朝、ホテルの近くで「ここで夜景撮りてえ! でもテーブルトップ三脚じゃ絶対無理!」という場所を発見。
そこで久々に撮影器材城(カメラのデパート)へ。安くてコンパクトで、でもまあまあしっかりした三脚を探し、95元(約1300円)の当然聞いたこともないブランドのものを買いました。
さらにフラッシュというか照明も欲しかったのですが、これも旅にはまず持っていかないもの。そこで雑貨屋さんでLEDの懐中電灯を買いました。28元(約350円)なり。

その雑貨屋さんで、上海の路地裏でよく見かけるマートン(馬桶)を発見。マートンとは阪神タイガースの選手……とはもちろん関係なく、何なのかは検索してみてくださいといいたいところですが、カレーを食べながら読んでいる人は絶対に調べないでください。マーそういうものです。

しかしマートンはてっきり役所的なところから「本年度のマートンを人民に支給するアルヨ!」みたいな感じで配られるのかと思っていたが、ふつうに雑貨屋さんで売っていたのか……。

そう思うと猛烈にマートンを日本に持って帰りたくなり、帰りにホテルの近くの雑貨屋さんをのぞいてみる……までもなく、入り口にマートンが山積みじゃないですか。
でも初めて手にしてみると、マートンって意外にデカい。これをどうやって持ち帰ろうか。っていうか本当にこんなものを持って帰るのか? でも持って帰るのなら、マートン熱が高まっている今しかない。

町中でもっとも遭遇するタイプを指し、おばちゃんに「多少銭(いくら)?」と聞くと「シューバー」。中国語がなかなか上達しない僕も、数字くらいはふつうに聞き取れます。でもまったく予想しない数字が返ってきたので、何度も聞き返してしまいました。

でも確かに18でした。18元。300円ちょっと。

そんなに安かったのかよマートン……。財布から20元札を取り出すと、おばちゃんと恐らくその息子と思われる兄ちゃんは「持って帰るのかよこの日本人www」といった感じでうすら笑いを浮かべていました。

うん持って帰るよ。そのまま手でぶら下げていくと少なくとも浦東空港まではとても恥ずかしいことになりますが、見込み通りバックパックにすっぽり収まりました。マートンの中にカメラをしまえば完璧。

でもまさかバックパックの中にオ○が入っているとは誰も思わねえだろうな。持って帰ったマートンの使い道は未定ですが、本来の使い方はしないと思います(笑)。

ちなみに肝心な夜景は道具を揃えたおかげで無事撮影できました。三脚は捨てて帰るつもりでしたが、思いのほか使いやすいし、スーツケースに入ったので持って帰ります。




120613_7314■OLYMPUS OM-D+DG SUMMILUX 25mmF1.4ASPH

写真は本文と残念なくらい関係ありません。

再見上海!