2015年12月31日木曜日

大晦日

今年の目標は「月に一度旅をする」で、1月2月3月と順調だったのですが…。その後は余裕がなく、行けたのは結局5/12。達成率41.6%でした。もともと遠くへ行きたいという欲求がないので仕方ないか。

4月からは週一ですが高校で教壇に立つようになり、それがなかなか遠出ができなかった理由のひとつでもあるんですが、でも旅以上のいい経験になりました。年明けもまだ授業があるし、来年度も継続することになりましたが、もっと自分も勉強しなければなぁ…と思う、不惑どころか惑いまくりな後厄の年。いろいろ方にご迷惑やご心配をお掛けいたしましたが、本当にありがとうございました。

そして例年のごとく今夜は今年の仕事納め&来年の仕事始めで身延山へ。そのまま元日~2日は早川町でお正月の撮影です。3年間撮り続けてきた早川町もいよいよ来年夏には写真集でひと区切り。それまでに撮らなければいけない人もいっぱいいるし、写真集ができたら写真展もやらなきゃいけないし、さらにその先のことも考えないといけないわけで、来年もよろしくお願いいたします。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

2015年12月29日火曜日

今年も肉の日

今日は朝4時出発で早川町へ。毎年29日=肉の日に行われる狩り納めに行ってきました。この日は町の奥の方に住む猟師さんたちが集まって、朝から鹿狩り。昼からはその収穫を肴に宴会を始めます。

僕も早川町を撮り始めた直後に招かれ、今年で4年目。広範囲を集団で追い込んでいく猟だし、鹿の動きも猟師さんですら予想できないので、いい瞬間が撮れるかは運次第です。今年は4頭も獲れたのですが、僕が最期に遭遇できたのは2頭。撮影の結果は来年フィルムを現像してのお楽しみですが…うーん、あまり手応えはないような。年明けの狩り始めも撮らせていただくつもりなので、今回の反省を生かしつつ、さらなる幸運を願う所存です。

宴会では猟師さんたちの「飲め飲め!今日は泊まっていけばいいずら」という誘いを泣く泣くお断りしながら、おいしい肉を堪能。さらにお土産でモモを1本いただきました。なので明日は朝から解体作業。猟師さんは1頭を20分くらいで完全にバラしますが、僕は昨年モモ1本をバラすのに2時間以上かかりました。今年は1時間切りが目標です。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA50mmF1.4 DG

2015年12月26日土曜日

年賀状やめます

この時期「いつまでお仕事ですか?」とよく聞かれますが、例年通り12月31日23時59分59秒まで、年明けは1月1日0時0分0秒から仕事です。もっとも年越し撮影業務を除いても、年末年始はまったく普通に仕事。明日も普通にインタビュー撮影です。

そんな状況ということもあって、年賀状をお出しするのをやめることにしました。SNSやメールが発達した時代にまったく意味がないとは思わないけれど、いただく数が減ったというのもあるし、お世話になった方や親しい方でも送り先がわからないことも多いし。

というわけですでに僕へ発送された方はスミマセン、ありがたく拝見いたします。来年以降、気が向いたらまたお送りするかもしれませんが。


■SIGMA dp0 Quattro

2015年12月25日金曜日

「正楽のラストクリスマス」

今年たいへんお世話になったうちの一人が、寄席芸の巨匠・三代目林家正楽師匠。昨年来から撮らせていただいた寄席や作品の写真を、春に出版された「正楽三代 寄席紙切り百年」に使っていただきました。

その正楽師匠が毎年池袋演芸場で「正楽のラストクリスマス」というイベントを開いておられるのは、以前ご本人からお聞きしていたのですが…。春以来ご無沙汰していることもあり、挨拶かたがた見に行くことに。今年一緒に七面山へ登った太神楽の鏡味仙志郎さんや超近所の柳家小太郎さんも出演され、笑いと驚きの連続の楽しい会でした。

終演後は師匠や仙志郎さんにお誘いいただき打ち上げへ。寄席同様、打ち上げもまた笑いが絶えず…。写真は若き日の正楽師匠。マルベル堂のブロマイドだそうです。そんな師匠も今年7月には宮中に招かれ、皇族方が揃った席で芸を披露。「天皇陛下からご挨拶されちゃったんだぜ。佳子さまからもご挨拶されちゃったんだぜ」と相変わらずお茶目な師匠でした。


■OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO12-40mmF2.8 PRO

2015年12月24日木曜日

聖夜は楽しく

仏門に片手片足を突っ込んでいる門前のアラフォーには、異教徒バテレンの祭事など関係なし! ということにして、明治38年創業、日本一古いという居酒屋・神田みますやにて、鍋を囲んで忘年会。焼酎と日本酒のせいで完全にピンぼけ。楽しい夜でございました。メリークリスマス!


■PowerShot G5 X

2015年12月23日水曜日

空間の妙

今日は朝一で校正を片付けてから東駒形のFrom afar 倉庫01へ。大垣善昭さんの写真展も残すところあと3日。なんだかんだで3回おじゃましましたが、大垣さんには3回ともお相手していただき…。オーナーの程くんマオさんの日芸写真学科コンビともすっかり顔なじみに。

カフェやレストランでの写真展って結局作品がまともに見られないことが多く、よほどでなければ行かないんですが…。でも元倉庫だったというここはとても居心地がいいんです。僕が今年2回目の写真展を行った早川町のCOCOROTOも思えば元工場。きれいにリノベーションされ、大きな窓の向こうに早川と森があり、一日在廊していても飽きないすばらしい空間です。新国立競技場じゃないけど、ほんと空間の演出って大切ですな。

でもってFrom afar 倉庫01は何やら次のプランがあるとか。どうなるんだろう、楽しみですな。


■D750+TAMRON SP35mmF1.8

2015年12月22日火曜日

青酎!

仕事に追われつつ、このところ夜は連日酒席が。今宵はお酒に詳しい新聞記者さんに、珍しい「青酎」が飲めるお店へ連れていっていただきました。青酎とは伊豆諸島の青ヶ島で作られている芋焼酎。黒霧島の比ではないくらい強烈な香り(というかクセ)ですが、これが岩海苔サラダに塩辛、明日葉のかき揚げ、そして島寿司といった青ヶ島の料理に実に合う合う。

青酎には麦もあるようで、大分の血を継ぐ麦派としては麦も挑戦せねばと思う夜でありました。その前に飲み過ぎに注意せねば。



■OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO12-40mmF2.8 PRO

2015年12月21日月曜日

写真集「New Type」

昨日は清水哲朗写真集「New Type」出版記念トークショー@新宿オリンパスプラザへ。作者の清水"モンゴルマン"哲朗さんと、デザイナーの三村漢くんの制作エピソードを拝聴しました。僕が来年に出版する早川町の写真集も、版元は違うけどデザイナーは三村くん、印刷も同じ東京印書館さん(というわけでプリンティングディレクターはあの高柳昇さん)にすでにお願いをしています。

なのでモンゴルマンの部分を自分に置き換えて聴いていたら、会場は暑くもないのになぜか汗が…。今度の写真集は3冊目になるけど、前の2冊よりずっと難産になりそうな予感。でも写真集は難産くらいじゃないとね。「New Type」も途中いろいろ大変だったようですが、モンゴルマンのこだわりがインクとともに風合いのあるヴァンヌーボ(用紙)へ染みこんでいました。

写真は僕の席からはモンゴルマンがうまく撮れなかったので「印刷を終えたモンゴルマン、抜け殻状態で桂花のラーメンを食べるの図」と三村くんを。この後みんなで飲んで、帰りにアルタ裏の桂花へ向かったのはいうまでもありません。



■OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO12-40mmF2.8 PRO

2015年12月19日土曜日

赤い帯…

今日は渋谷ヒカリエ5Fの茶庭然花抄院で行われている写真展「CALICO FACTORY ARTISANS」へ。京都に住んでいる作者の吉田亮人くんが、Twitterで今日は会場にいますとつぶやいているので会いに行ってきました。

吉田くんと初めて会ったのはもう何年前だったか、彼のエプサイトでの個展でしたが、今回の作品はそのときのパネル。でもそれだけではなく、あえてレーザープリンターで出力した作品を自分で縫い合わせ、長ーーーい帯にしたものが。これがとてもいいんですが、彼が跨いでいるのがまさにその作品。別に跨げとは言ってないんですが…。展示は23日までです。まだの方はぜひ。

年明けにはバングラディシュの皮なめし工場を撮影した写真集を出すそうで、予告版(っていうのかな?)をいただいたけど楽しみな感じ。シカノも来年は久しぶりに写真集出しますからね、負けませんよ。今度上京したらゆっくり飲みましょう。


■D750+TAMRON SP35mmF1.8

2015年12月18日金曜日

空も飛べるはず

冬至が近いこの時期の光がいちばんおもしろいのに、外で撮影する仕事が全然ないという…。もっとも仕事だとそれはそれで厄介だったりするんですけどね。

来年に備えて壊れていたレンズを修理に出し(マミヤさん、古い所在地はホームページから削除してください!)、新しいスキャナを買い…。でも年内片付けなければいけない仕事が全然片付いておらず。走る余裕もない師走です。ああ、鳥になりたい。


■EOS 5D MarkIII+Tokina AT-X24-70mmF2.8

2015年12月14日月曜日

あゝ修行

昨晩は2日間にわたる伊豆行脚の撮影を終えて、ゴールの城ヶ崎から帰宅。画像をバックアップするため3日ぶりにPCを起動したら動作が不安定で、しかもその途中で朝まで寝てしまい…。動作が不安定だったのはPCじゃなくて自分の方だったのかも。

解団式では先生から「シカノさんも4年続けて撮影していただき、これで一巡されました。でも房総と佐渡は悪天候で一部省略しましたからね。満行を目指してまたご一緒してください(笑)」とありがたいお言葉が。その前に来年は身延だから、また伺うことになるんでしょうな。身延山は一緒に歩いて登るしかないので、ちょっと鍛えておかねば。

しかし今どきの大学生は…と巷ではよく言われますが、立正大学仏教学部の学生はなかなかどうして。みんなよく頑張っていますよ。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

2015年12月12日土曜日

師走の行脚

今日は毎年12月恒例となった行脚の撮影。立正大学仏教学部に通う寮生さんたちと熱海から伊東まで歩きました。そして明日はゴールの伊豆まで。僕は車で追いかけるものの、停められる場所を探して、そこから走って、撮って、走って追い越して、撮って、走って車に戻って…の繰り返し。万歩計を見たら15km以上歩いて(走って?)いました。もっとも寮生さんたちは団扇太鼓を叩いてお題目をあげながら、早足で20km以上歩いているわけですが。

行脚に同行させていただくのは今年で4年目。身延・房総・佐渡・伊豆をローテーションするので僕も晴れて一巡。しかし最初に同行したときの1年生が今回の4年生なわけで、成長した彼らと対照的に自分はこの3年間、まったく無為に歳を重ねてしまったことを反省。早く寝て明日も頑張ります。


■EOS 7D MarkII+EF70-200mmF4L IS

2015年12月10日木曜日

どこから来たのか

子供の頃、サンタさんはフィンランドのロバニエミ村に住んでいるおじいさんと教えられてきましたが、最近は世代交代が進んだのか、おねえさんもいるようです。しかもトナカイではなく練馬ナンバーのリムジンでやってきました…なんちゃって。


■EOS 5D MarkIII+Tokina AT-X24-70mmF2.8

周りで見ていたおじさんおばさんたちは「あれ女子会だろ?」「リムジンは意外と安いんだよね」「でも食い物や酒は出ないらしいよ」。情報過多というのもいいのか悪いのか。

2015年12月9日水曜日

香りの薫り

今日はお香の専門店・麻布香雅堂さんで香木の撮影。香木はお香や数珠の原材料なわけですが、ライカレンズよろしく近年中国で投機の対象に。そのため良質なものがなかなか流通せず、価格も高騰…というのはお寺の仕事をしていれば耳にするので、撮影する香木も小さいだろう…と機材はマクロレンズ中心に用意。ところがご主人が持ってこられた香木はどれも立派なサイズ(汗)。そういうことも想定していたので大丈夫でしたが。

撮影を終えて失礼しようとしたら、二代目主人が香木を切り始めるところに遭遇。写真は勢いよく切っているように見えますが、実はゆっくり鋸を動かしていて、なるべく切り屑を少なく、香りが飛ばないよう摩擦熱も抑えるんだそうです。切り終えるまで撮らせていただこうと思ったんですが、「あと1時間かかりますよ(笑)」と言われたので本当に失礼いたしましたとさ。お香、いとをかし。



■EOS 5D MarkIII+SIGMA50mmF1.4 DG

2015年12月8日火曜日

山を守る人々

今日は朝5時出発で早川町へ。久田子という七面山で働く人たちが住んでいた高台の集落で、おかあさんたちがお寺に集まってお題目をあげるというので撮りに行ってきました。…のはずが、なりゆきで太鼓を叩く役に。撮影より太鼓の方が得意なので(笑)喜んで叩きました。

その後はお茶を飲みながら、おかあさんたちと七面山の話で盛り上がり。敬慎院の中番(厨房)で30年くらい働いていたとか、ご主人が座敷番にいたとか、皆さん七面山とゆかりがあって興味深い話の連続。でも一番おもしろかったのは、中心街まで今はほぼ廃道な山道を歩いて行き来していたこと。強力さんたちに嫁入り道具を担いでもらって、花嫁衣装で山を登って嫁いできたとか、夜は明かりを持って麓へ映画を見に行ったとか…。

さらに集落で採れた白菜や青菜、大根などをいただいてしまい、ひとり暮らしではとても食べきれない量なので、帰りに寄った身延山大学の仏像制作修復室でお裾分け。…のはずが、物々交換で青森から送られてきたリンゴなどをいただいてしまい。とりあえず明日の晩はリンゴ鍋かな。



■D750+TAMRON SP35mmF1.8

2015年12月6日日曜日

展示は続くよ

今日は渋谷ヒカリエで行われた「エプソン ニューフォトフォーラム」へ。9月にアワガミファクトリーの企画展@アイアイエーギャラリーで展示した拙作「旅は続くよ、どこまでも」が飾られるとのことでしたが…。会場内をわしのはどこや、わしのはどこなんや~!と探し歩いたら、超目立つところにあってびっくり。

もっともアイアイエーはエアコンの風でヒラヒラしたのがいい効果だったんだけど、ヒカリエホールは広過ぎなのかハイテク過ぎなのか無風。いっそ自分で横からフー!フー!と風(というか吐息)を吹きこもうかと思いましたが…うーん、展示ってまさにライブですな。来年もいろいろなアイデアで頑張りますわ。





その前にはサイト青山で行われていた、山本春花さんの写真展「荒井愛花」へ。土日2日間の短い会期ですが、被写体になったカリスマモデルの荒井愛花さんが在廊しているということで、会場はファンの女子で昨日の朝から大混雑だったそうです。僕が行ったときも入場整理券を発行していました。

というか青山一丁目の駅からギャラリーに向かう途中も、うれしくて泣いていたり、やや興奮気味の明らかに写真展帰りの女子と多数すれ違い…。僕も愛花さんとのツーショットを撮ってもらいましたが、あまりの神対応に顔が思いっきりニヤけていました。まさに「かわいいは正義」ですな。


というわけで作者の山本春花大先生。奥が荒井愛花さんで、本当はそっちにピントを合わせるという高等なボケテクニックを駆使しようとしたのですが、関係者の方と話している最中だったのでふつうなボケで。

2015年12月5日土曜日

「コトイチ」展

東急世田谷線沿いにあるギャラリー世田谷233にて、今日から始まった「コトイチ 今年イチバン見せたい写真」展に1点出展しています。233ではたまたま写真の企画が続いたせいで、先月も出展して、さらに来月も出展しますが。

でもって出展者の皆さんやそうじゃない皆さんと、昼から世田谷区内をカメラ片手に散策。今年は旅もなかなかできなければ、仕事や作品以外で撮影することも少なかったけど、来年は何でもないものをいっぱい撮りたいと思います。って今月もまだまだやることがいっぱいですけどね。



■HASSELBLAD 500C/M+CF50mmF4FLE, Phase One P30+

2015年12月4日金曜日

あの暖簾が再び

12/6(日)に渋谷ヒカリエ9Fで行われる「エプソン ニューフォトフォーラム」にて、9月にアイアイエーギャラリーで展示した「旅は続くよ、どこまでも」が再び見られるそうです。アワガミファクトリーさんの和紙を使った、暖簾のような作品です。

ギャラリーでは8枚を連ねましたが、スペースの関係で5枚に絞りました。オッドアイのあの子の作品は残しています。どこにどう展示されるのか僕もわかりませんが、わからなかったらアワガミファクトリーさんのブースで聞いてみてください。他にもいろいろセミナーや展示があるみたいなので是非。僕も時間があれば行く予定です。


■EOS 5D MarkIII+Tokina AT-X24-70mmF2.8

写真はまったく関係なくて近所の紅葉。東京の秋は短いね。

2015年12月3日木曜日

旅をしよう

今年の目標は「月に一度は(仕事抜きで)旅をする」でしたが、振り返ると達成率は半分以下。昨年に続いて海外へ行くこともなく、一時はページが足りなくなる勢いだったパスポートも、空白を残したまま来年4月で10年の有効期限を迎えます。

もともと遠くへ出掛けることが好きではないのだけど、来年はいろいろなことが変わっていきそうだし、ここいらで遠出をしようかなとナントカトラベルとかナントカ・アイ・エスのホームページを見ていますが…。なかなか海の向こうは遠いね。



■EOS 5D MarkIII+SIGMA20mmF1.4 DG

2015年12月2日水曜日

太神楽!

昨晩はうちの近所の龍延寺さんで、太神楽の若手による演芸会が。北里住職はもともと日蓮宗の仕事でお世話になっており、演者で最年長の鏡味仙志郎さん(只今東京メトロのCMに出演中!)も不思議なご縁で知り合い、今年9月は一緒に七面山の大祭に登った間柄。というわけで仕事は少し脇に置いといて(汗)馳せ参じました。

嘘か真か前日までは予約が3名だったそうですが、開演5分前に伺うと本堂は立錐の余地もないほど大盛況。寄席での太神楽といえば、定番の芸をいくつか見られるだけですが、昨晩は獅子舞から曲芸大喜利、茶番とその幅広い芸を満喫させていただきました。しかもゲスト(というかイジられ役?)で高座に上がった柳家小太郎さんが、うちから目と鼻の先にお住まいなことが判明。「飲みに誘っていただくときは、ベランダから大声でコタロー!と呼んでもらえばいいですから」って、でもたしかに聞こえそうな距離だな…。いやはや縁とは不思議なものですな。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

2015年11月30日月曜日

来た走った撮った

「俺って意外と走れるな」という自惚れを一晩で霧消させる激しい筋肉痛に耐えながら、昨日の「身延山七面山修行走」のデータをコピー。間違いなく今年最高、1日で4055枚を撮影していました。中身はまだ全然チェックできていませんが…。

しかし参加した友人知人がショート・ロングとも全員完走したのは何より。今回は修行走のポスターをはじめ、もう長いこと身延山の仕事や、来年出版する早川町の写真集を僕と一緒にやってくれているデザイナーの三村漢選手と、やはり漢選手と写真集を作っている写真家のたいちゃんこと小澤太一選手もショートに参加してくれました。初めて身延山に来た小澤選手はいろいろ新鮮だったようで、撮りながら走った結果、本人いわく「優勝を棒に振って」中団に埋もれる結果に。さらにゴール後も門前や境内をカメラを持って走り回っていたようです。

修行走のロングコースは、ほんのひと昔前までは多くの信者さんが歩く、ごくふつうの参拝ルートでした。うちの爺さん婆さんもそうやってお参りをしていたと思います。身延山や七面山のお坊さんたちはもともと総本山とは思えないノリの良さが特徴ですが(笑)、選手の皆さんが「地元の人たちの声援やおもてなしがすばらしい」と口々にいうのは、そういう歴史があるからなのかなと。そして身延山や七面山、その麓の身延町や早川町を知ってくれる人が増えたらいいなと思いますし、実際増えているんじゃないですかね。


■EOS 7D MarkII+TAMRON16-300mmF3.5-6.3 DiII,
EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

上の写真はこないだも書いた、サブロクこと七面山36丁・晴雲坊。チエコおばあちゃんとヒトミさんがほのぼのと応援していました。そして下は第2チェックポイントの早川町角瀬。一応フォローしておきますとゴリラとゴジラの“中の人”は、ともに立派なお坊さんです。どっちがどっちなのかは僕もわかりませんが(笑)。

2015年11月28日土曜日

いよいよ修行走!

七面山3日目。昨日は嵐のような突風強風、そして初雪という天候でしたが、今日は一転して穏やかに。そこで午前中は七面山の山頂を経由して、隣の希望峰まで軽くトレッキング。希望峰まで来たのは初めてですが、雪を被った白根三山や荒川岳、聖岳など南アルプスの山々がパノラマで一望。なかなかの絶景です。

とそんな見渡す限り山・山・山の中、遠くの谷あいにポツンと数軒の建物が。カメラで撮って拡大してみると…先日雑穀の収穫を撮らせてもらった住民4名の稲又という集落でした。山の上から見ると改めてその山深さにびっくり。でも戦後の林業が盛んな頃はもっと山奥(たぶんそこは山梨の早川町ではなくて静岡の井川村だと思いますが)に1000軒の家があったというから、この数十年で日本は本当に変わってしまったんだなと。

しかし誰もいない山の中を歩くと、トレイルランに夢中になる人たちの気持ちがわかりますね。自分も体力と走力があったら走ってみたいですもん(※無理)。明日はいよいよそのトレイルランの大会「身延山七面山修行走」。僕はカメラマンとしてお手伝いしますが、友人知人がいっぱい参加するので楽しみです。



■OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO12-40mmF2.8 PRO

2015年11月27日金曜日

初雪!

朝はマイナス6度だった七面山に、初雪が降りました。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG

いよいよ冬が来ます。鍋が食べたい。おでんも食べたい。肉も食べたい。ラーメンも食べたい。そしてお湯割りが飲みたい。ってシカノは年中そんな感じですが、修行の山にいると食べ物のことばかり考えてしまいます。修行が足りないので、午後はちょっと走ってきます。

2015年11月26日木曜日

晴雲坊

今日から4日間七面山。明日は本殿内々陣の修復工事を撮影、そして日曜は年に一度、身延山と七面山が戦いの場となるトレイルランニングレース「修行走」。公式カメラマンとして七面山からゴールまで選手を追いかけます。

というわけで機材を背負って登っていると、途中でヒトミさんに遭遇。僕と一緒に七面山に登った方は覚えているかもしれませんが、山頂まであと1時間、最後の休憩所(本当は晴雲坊というお寺なんですが)でおでんや果物を振る舞ってくれた、あのおねえさんです。ヒトミさんは麓にも家がありますが、七面山がマイナス20度近くになる2月以外は、ほとんどを山の中の坊で、たしかもう90歳を過ぎたチエコおばあちゃんと親子2人で暮らしています。おばあちゃんは目がほとんど見えないそうですが、僕が行くと「シカノさん?」と心の目で認識します。まあ声でわかるんだと思いますが、それにしてもすごい聴力。今年春に大学を出た孫が、お坊さんになって七面山に勤め始めたので、心なしか昨年より元気なように見えます。

あのおふたりは生活物資はどうしてるの?と一緒に登った方からよく聞かれますが、下から背負って登ります…というのは40年くらい前までの話で、坊のちょっと上に貨物リフトの中継所があります。でも中継所から坊までは、昔のように背負子に荷物をくくりつけて運びます。この背負子、もう50年くらい前のもので、他にも木製や金属製、いろいろな背負子を試したけど、これ以外は使い物にならないそうです。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA24-105mmF4 DG


前も背負ってる姿を撮らせてもらったんですが、そのときは荷物が少なくて「もっと多いときに撮ってよぉ」とリクエストされましたのでちゃんと撮りましたよ。中身はわからないけど、結構重たいんじゃないかな。日曜の修行走、ロングコースの選手は晴雲坊あたりが一番きついポイントだと思いますが、ヒトミさんとチエコおばあちゃんからの声援と差し入れを楽しみに頑張ってください!

2015年11月24日火曜日

通いたくなる

隅田川を挟んでうちの対岸にお住まいの写真家・大垣善昭さんが、今日から地元で2つの写真展をオープン。近所なので早速自転車で伺ってきました。

片方は「宵湖舎」という印刷屋さんの店内で、地元で撮影した猫の作品を展示。でもってその印刷屋さんは80年代、同じ場所でレストランバーを営んでおり、閉店を知って20歳だった大垣さんが写したお店の写真が、もう片方の「From afar 倉庫01」での展示作品。ちょっと凝ったダブル写真展です。



■EOS 5D MarkIII+Tokina AT-X24-70mmF2.8

ちなみに「From afar 倉庫01」は今年8月にオープンしたばかりという、隅田川沿いの倉庫をリノベーションしたカフェ&ギャラリー。大垣さんが初めての展示だそうです。僕も初めて伺ったのですが、軒先マニアとしてはまずこの外観で興奮ですよ。コーヒーも美味かったし、もう少しうちから近いといいのに…と思う素敵なお店です。作品の中の「宵湖舎」も、きっとそんなお店だったんだろうな。大垣さんの展示は12/25のクリスマスまでやっているので是非。

2015年11月22日日曜日

枠の外

■HASSLEBLAD SWC/M, w/Phase One P30+

川崎駅からバスでスペインへ行ったり、韓国まで歩いたり。

ファインダーはただの窓、ピントも目測のSWC/Mへ、久々にデジタルバックを着けて撮影しましたが、意外とフレーミングもピントも合うことに我ながら感心。でも迫力満点なスペインのママには通用せず…。スペインのママは大阪のおばちゃんに似ている、というのが今日の発見でした。

2015年11月21日土曜日

楽しまなきゃ

昨日今日とアマチュアの方々がやっているグループ展を拝見。趣旨やスタイルはだいぶ違いますが、どちらも会場を7周り半くらいして楽しませていただきました。

東京INFINITY写真展「3+」@四谷・ポートレートギャラリー
http://www.tokyo-infinity.com/exhibition/#3plus

12yen写真展「goen」@小石川・GALLERY W
http://50mmphoto.wix.com/12yen#!weddings/c24vq

仕事で写真をやっていると楽しめないことが本当に多いので、仕事抜きで楽しんでいる方が本当に羨ましいです。自分も今年は楽しむぞ!と正月頃は思っていたような気がしますが、あまり楽しめないまま気が付いたらもう師走。来年は厄も抜けるし楽しんじゃいますかね。

しかし今日行ったGALLERY Wは、昔住んでいた場所のすぐ近く。閑静なお屋敷街の表通りに万里の長城のごとく高層マンションが立ち並んでいて、その一室に住んでいたのですが(裏は某電機メーカー創業家の大・大・大豪邸)スーパーと駐車場代は高かったけど住環境は最高だったなぁ…としみじみ。先日今のマンションを更新してしまったばかりですが、2年後は丸10年になるのでさすがに引っ越したいな。


■EOS 5D MarkIII+Tokina AT-X24-70mmF2.8

2015年11月18日水曜日

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」

今日は高校での授業の後、青山のイメージフォーラムへ。映画「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」を見てきました。

ざっくり言うと、古物バイヤーの青年が中身も見ずにネガの束を競り落としたら、とんでもない名作の山で、でも作者の名前をググっても何も出ず。実はその時点ではヴィヴィアンはまだ生きていたのですが、それもわからずに青年はネガや未現像のフィルムが詰まった遺品を集めていきます。

さらにヴィヴィアンと関係のあった人にインタビューして回るというドキュメンタリー…なのですが。ヴィヴィアンは貧しくて天涯孤独の変人で、写真を人に見せることを一切しなかったので、果たして内容はどこまでが真実なのかわからず。追いかけきれなくて消化不良の部分もあるせいか、ノンフィクションなのにフィクションのような不思議な映画でした。

そういえばうちにも戦前からカメラが趣味だった祖父が、約20年前亡くなったときに遺品から寄せ集めたネガがあります。すべてベタ焼きをとったら昭和初期に今の実家を建てている風景や、幼少期の父親が写っていましたが、ヴィヴィアンと違ってとても死後評価される類のものではなく…。でも今度時間があったら押入れの奥から引っ張り出してみようかな。

っていうか押入れには自分の膨大なネガも眠りっぱなしでした。これも整理しないと…。いま一番上の箱を開けて、ざっと選んでみた1枚をスキャンしてみました。ネガシートによると2003年5月10日撮影。コニカミノルタプラザでの初個展がこの年の9月で、それに向けて必死に撮ったのを覚えています。あのときのようにもう一度頑張らないとな。


■Mamiya6MF+50mmF4

2015年11月17日火曜日

備えあれば

今日はひと仕事終えてから近所の病院へ。インフルエンザの予防接種を受けてきました。今年から中身が3種類から4種類増えたとかで、ずっと3000円だったお値段は3500円にアップ。まあそれで効き目がアップするなら安いもんです。

7年くらい前、海外出張でインフルエンザにかかってしまい(実際に熱が出たのは帰国した日ですが)、それ以来予防接種は毎年欠かしません。たしか一昨年も突然高熱が出てインフルエンザだったわけですが、予防接種のおかげか1日で熱が引きました。

注射は苦手ですが、仕事が休めないというか、休めるんだけど休むといろいろ大変なのでね。この冬はいろいろ大切な撮影も控えているので、ほんと用心して過ごしたいと思う今日この頃です。


■OLYMPUS PEN E-P5+M.ZUIKO12mmF2.0

写真は一昨年のパリで撮ったもの。テロなどは用心しても防ぎようがないわけで…。先週末はちょうどパリ・フォトで知り合いも大勢パリへ行っていましたが、皆さん無事で何よりでした。

2015年11月16日月曜日

川の民、山の民

昨日は早川で今年最後のラフティングを撮影。トリは地元・早川中学校の3年生&先生たちでした。今までも時々川沿いの道路からラフティングの様子を見ていましたが、来年は頭にGoProでも載せてぜひ挑戦したいと思います(求む同行者)。

その後は枯露柿を作っているから撮りにおいで、というおじいさんおばあさんのお宅へ。おじいさんは今年87歳、ひ孫が15人もいるとは思えないほど若々しいのですが、肉と魚以外はすべて自給自足という栄養満点のお昼ごはんをいただいて納得。ふと自分の食生活を振り返って、未来が不安になってしまいました。帰りにラーメンと餃子食べちゃったけど。


■D750+SIGMA50mmF1.4 DG, TAMRON SP35mmF1.8

2015年11月12日木曜日

修行走に向けて…

写真業界関係者による陸上部「写ランです」なるものに入部しまして、今日は人生で初めて皇居を走ってきました。ちゃんと走るのは春以来。なのにいきなり皇居。いつも内堀通りを車で走りながらランナーたちを見ていましたが、実際に自分の足を走ると…みんな速い! 体型やフォームが明らかに厳しそうな人でも全然速い!! 1周して10人くらいを追い抜きましたが、200人くらいに追い抜かれました(笑)。測らなかったけど1周約5kmを30分ちょっとでしたかね。

誘ってくれた小澤太一選手と、今日は仕事で来られなかった三村漢選手は、今月29日に行われる「身延山七面山修行走」のショートの部に出場します。三村選手は昨年・今年と修行走のポスターをデザインをしていますから、レースでも恥ずかしい真似はしないでしょう。優勝宣言をしている小澤選手とともに、トップ争いに絡んでくれると思います。

でもって鹿野はというと、出場したいのは山々なのですが、今年も公式カメラマンで撮影です。残念だ、ああ残念。とても残念。ただし今まではポイントを車で回っていましたが、今年は七面山の上でトップを待ち構え、コースとは逆に下りながら登ってくる選手を撮ろうと思っています。ある程度走らないとその後のゴールなどが撮れないので、鹿野も走りますよ。

そのため運動不足に焦って今日の皇居ランになったわけですが…こりゃ月末まで走りこまないとやばいな。ともあれ今年も(今年こそ?)かっこいい写真撮りますぜ。


■EOS 7D MarkII+TAMRON16-300mmF3.5-6.3

2015年11月11日水曜日

"Smallest town under the lens"

先日読売新聞に掲載された記事が、今日の英字新聞「The Japan News」に転載されました(ここ)。だからいうわけではなく、元から決まっていたのですが、夜は元の記事を書いてくださった記者の笹本さんと「やっと載ってよかったね会」。なにせこの記事、天災で度々掲載が延期されてきたので…。

僕が以前から気になっていた都内某所の焼鳥屋がたまたま笹本さんの行きつけで、焼鳥と焼酎を堪能。閉店で店を出ると、隣にやはり気になっていたワインバーが。甲州ワインが揃っていて、早川に通う僕も、前任地が甲府支局だった笹本さんもついつい…。いやはや飲み過ぎてしまいました。


■PowerShot G7X

2015年11月10日火曜日

何処かへ行きたい

内容はあまりルーティンではない今月のルーティンワークが終了。写真の枚数も文字数も多くて疲れました…。これでページ数が多ければいうことないんだけどな。

来週は久しぶりにゆっくりできそうなので、どこか行きたいなぁ…と思ったけど、うちでやらなきゃいけないことが山積みでした。でも一日くらい出掛けてもバチは当たらんよな。


■D750+TAMRON SP35mmF1.8

2015年11月8日日曜日

タイムラプス

紅葉の七面山を撮っている合間に、人生で初めてタイムラプスに挑戦。カメラにその機能があるのは知っていたんですが、どこで設定すればよいのかもわからず…。iPhoneで取説をダウンロードして調べましたよ。でも3回に1回くらいは最初の1コマで止まってしまい、まだまだ研究と鍛錬の余地あり。もうちょっと設定がしやすくならないですかね<オリンパスさん。

しかし鮮やかな紅葉を背景にいい雲がいっぱい撮れて、恵みの雨でした。もうひとつの目的だったそば祭りは大変そうだったけど…。


■OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO12-40mmF2.8

2015年11月6日金曜日

シグマ珈琲

仕事の合間をぬって、六本木・IMAコンセプトストアで行われているシグマさんのイベントへ。目当ては展示されている写真…もあるんですが、会期中だけ限定で提供されるというシグマスペシャルブレンドコーヒー。シグマの広報・桑山さんは「癖になる味」とおっしゃっていましたが…深みはあるけど雑味がなくて、確かにこれは癖になるわ。

でも困るというか残念なのは、癖になっても飲めるのは11/8までということ。なので豆も買わせていただきました。早川でいつもの湧き水を汲んできたら淹れてみようっと。


■SIGMA dp2 Quattro

2015年11月5日木曜日

商売繁盛

今年ももう酉の市の季節。二の酉も三の酉もあるからいいや…と後回しにすると行きそびれるのがオチなので一の酉の今日、近所の浅草鷲神社へ行ってきました。


■D750+TAMRON SP35mmF1.8

いつかは熊手を大きくしなくちゃ、と思いつつ結局また現状維持。本当はそれじゃダメなんだけど、身分不相応に大きくしてもアレですからね。ま、来年こそいい年でありますよう。

2015年11月4日水曜日

会津

昨日は日帰りのロケで大内宿から会津若松、そして猪苗代湖へ。会津地方は以前仕事で飽きるほど通っていたので、カーナビも食べログもなしで全然OKでした。

しかし15年振りの大内宿は残念なくらい観光地化が進んでしまって、随分景気はよさそうでしたが複雑な気分に。反対に会津若松は祝日というのに心配なくらい閑散としていました。前に行ったのは震災直後のGWですが、あのときの方が観光客が多かったような…。原発の影響かなと思ったけど、一昨年は大河ドラマのおかげで過去最多の観光客数だったというので、その反動ですかね。おいしいものも見るものもいっぱいあるのに。


■SIGMA dp0 Quattro

ちなみに写真は途中の街道で見つけた謎の店。「営業中」となっていましたが店番はおらず、店内も薄暗くて果たして何を売っているのかよくわかりませんでした。入口に引伸機があったので気になるところではありますが。

2015年11月2日月曜日

遠くへ行きたい

なんかいろいろな仕事が重なってしまい、いまうちには尋常ではない数のカメラが転がっていますが、当然ながらそれらは要返却であり、返却するまでにすべて適切に使わなければならないわけで、撮っては画像処理、撮っては画像処理の毎日です。

そんな合間をぬって昨日は日比谷公園の「土と平和の祭典」というイベントへ。和歌山県那智勝浦町の色川という集落に東京から移住して、農業をやりながら写真を撮っている畠中悠子さんと再会。畠中さんは物販コーナーで色川産の農作物を販売していて、僕もお米とサツマイモを買わせていただきました。


■D750+TAMRON SP35mmF1.8

畠中さんと前に会ったのは僕が早川町を案内したときで、今度は色川を案内してもらう約束をしているのですが…那智勝浦は遠いんだよなぁ。そういえば今年は「月に一度旅をする」というのが目標でしたが、振り返るとほとんど達成できていないですね。明日も会津若松へ行ってきますが、もちろん仕事です。しかも日帰り(涙)。

2015年10月30日金曜日

いざ鎌倉

今日はロケで朝から鎌倉へ。天気にも恵まれて収穫たっぷりでした。

しかし小町通りは来るたびに原宿化が進んでますね。少子化がちょっと信じられないくらいの修学旅行の小中高校生と、アジアからの観光客でいっぱいでした。日本の観光地は子供向け・中国韓国台湾向け・シニア向け、そのどれかになる一方ですね。まあしょうがないのかな。


■X-T10+XF18-55mmF2.8-4R

江ノ電の鎌倉駅にはこれが…。そう明日はカボチャ祭。渋谷にはもう仮装した人が集まっているようですが…。ハロウィンってそういう祭じゃないと思うんだけど、日本人の多くは欽ちゃんの仮装大賞を見て育ってますからね(笑)。

2015年10月29日木曜日

iPhone 6s Plus

今月でiPhone 5sを使って丸2年。まだ5sで全然いいんですが、今月買い替えないとアレなので、ドコモショップで6s Plusを買ってきました。店頭でMNPの優遇っぷりを見て、長期契約者(19年目)が冷遇されるのは何でやねん…と思いつつ、行動範囲や仕事のことを考えるとドコモ一択なわけで。優待のクーポンがあったり、5sの下取りが予想より高かったりで、思っていたより月額は安くなりましたが。

バックアップから復元して、ひとまず“元通り”の状態に。しかし4sまでのiPhoneはプロダクトとしての美しさがありましたが、5で微妙な感じになって、6ではもはやそんなことはどうでもいい雰囲気。でも画面が大きいのは便利なんでしょうな。iPadの出番がますますなくなりそうです。


■D750+Ai Nikkor50mmF1.8S

2015年10月27日火曜日

愛車

■D750+TAMRON SP35mmF1.8

本日の東京都中央区シアトルにて、たぶん自分と同い年か、ちょい先輩のホンダZ360に遭遇。シカノはここ数年でだいぶポンコツになりましたが、Z360は全然古さを感じませんな。このままドアミラーに変えて、色も明るめにすれば今でも十分売れそう。っていうか欲しい。

しかしドイツなどは古い車には税の優遇があるのに、日本はなぜ逆に高くなるんでしょうか。ケータイもそうですけど、物持ちがいい人が損をするとは…。そういえばうちの車も来年から自動車税が上がるんだった。すでに石油業界と道路業界にはだいぶ貢献しているんですが、買い替えてくれないことには自動車メーカーが儲からないですからね。でも国もメーカーもこのZ360のユーザーみたいな方をもっと大切にした方がいいと思いますよ。

2015年10月26日月曜日

Autumn colors

■D750+Ai Nikkor50mmF1.8S

季節を少し先取り(ってちょっと寒いところに行っただけ)。

2015年10月25日日曜日

奈良田追分

今日は早川町でもっとも奥にある秘境中の秘境・奈良田で、南アルプスのユネスコエコパーク登録1周年を記念したイベントがありました。先日マツコさんの番組で奈良田の旅館が紹介され、それ以来旅館の電話は鳴りっぱなしだとか。でも普段はとても静かな集落で、僕もときどき撮影に来るのですが、そこに今日は古民家カフェ「鍵屋」がオープンしました。

もともとは富士吉田から移築した築200年以上の民家で、放置されて傷んでいたのは僕も見ていたのですが…。見事にリノベーションされて素敵なカフェに変身。町長さんや設計した建築家の先生、建てた町内の大工さんたちと一緒にコーヒーとケーキをいただきましたが、水がいいのでうまいのなんの。遠いけど通いたくなる味と雰囲気でした。

そしてイベントでは民謡と踊りの披露も。平家の落人ともいわれる奈良田は、長らく陸の孤島だったため古い言葉や民謡がそのまま残っているのだとか。ただ踊りは披露される機会が少なく、僕もかなり前に奈良田ではない場所で一度拝見しただけです。来年の写真集には入れられないかも…と諦めかけていましたが、撮れて本当によかった。幻想的で夏の夜にまた見てみたいです。


■EOS 5D MarkIII+SIGMA50mmF1.4 DG

2015年10月24日土曜日

だいぶピンぼけ

今日はあるロケで清里へ。山梨でも甲府以南にしか縁がない人間からすると、北側の八ヶ岳山麓はまったく別の国ですな。日没まで撮影した後、15年振りにヴィラアフガンのカレーを食べ、明日の撮影に備えて早川町へ。

ちょっと星空を撮りたくて町内を走っていたら、車とは3台しか遭遇しませんでしたが、鹿は前を横切っただけで4頭! しかも最初の1頭とは睨み合い状態に。そんなこともあろうかとヒザの上に露出もろもろ設定済みのカメラを置いていたんだけど、なかなか撮れるもんじゃありませんな。肉眼ではしっかり見えているんだけど、狙って撮るとせいぜいこんなもんです。


■D750+Ai Nikkor50mmF1.8S


しかしまあ車にアタックしてこなくて何より。写真は年末恒例の狩りでまたじっくり狙うとします。

2015年10月23日金曜日

「遠い記憶。」

昨日はキヤノンギャラリー銀座で始まったHARUKIさんの写真展「遠い記憶。」のオープニングへ。

HARUKIさんとは北京を旅したり、自主トレにも付き合った末に七面山へ登ったり、僕の仕事現場を取材してもらったり、いろいろご一緒してきましたが…。いつも思うのはHARUKIさんの機材の多さ。僕はあれこれ持ち歩くのが嫌いなので、とくに旅では機材が本当に少ないんですが、HARUKIさんはレンズの予備まで持って歩くタイプ。でも望遠レンズで撮っている写真がとても印象的なんです。絵作りが相当うまくないと望遠スナップって平たい写真になりますが、そこはさすがおじさん。今回もそんな大人のスナップがビシっと並んでいます。


■PowerShot G7X

会場では今回の展示のものと、次の写真展で見せるというキューバで撮った古いアメ車、2冊の小さな写真集を合わせて2000円で売っています。HARUKI税(笑)ということで僕ももちろん買いましたが、最近写真展に合わせて小さな写真集を作る方が多いですね。自分もやりたいなぁ。

2015年10月21日水曜日

未来のあの日

「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」が公開されたのは高校生の頃ですが、あの頃は2015年なんて遠い先だと思っていたというか、まったくイメージできていませんでした。一番インパクトがあったのは空飛ぶスケボーだけど、なんぼなんでも実現するのはもっと先だろうと…。でもこうやってその日が来るといろいろ変わっていることを実感したり、あまり変わっていないことにどこか安心したり。


■EOS 5Ds+EF35mmF1.4LII

そういえばその頃、建設関係の仕事をしているおじさんがまるで弁当箱のような携帯電話を見せてくれて、決して自分には関係ないものとして認識していました。それを10年も経たずに自分も買ったり、2015年の今はスマホなんてものがあったり、先のことは本当わかりませんな。来週のロケの詳細もまだわからず、ちょっと困っている2015年10月21日です。

2015年10月20日火曜日

焦点距離論(続)

一昨日「最近35mmがしっくりくる」とか書きながら、やはり50mmに落ち着いてしまうシカノですこんばんは。

しかし“愛用するレンズの焦点距離≒年齢”の法則に基づけば、見たものを見たままに感じとれるのは本来なら50歳を過ぎてからということでしょうか。たしかに人生それくらいの積み重ねは必要かもしれない。さっきテレビで見た、プラモデルマニアの突き抜けた女性も50歳でした。過ぎた時間は短いのに先は長いと思う今日この頃です。


■D750+Ai Nikkor50mmF1.8S

ところで今日はカメラ雑誌の一斉発売日。今月は「日本カメラ」でちょっとイヂワルな比較モノと、別冊付録のシグマdp Quattro本でアスペクトとカラーモードの活用術を。あと「デジキャパ!」で構図の話をしています。よろしくどうぞ。

2015年10月18日日曜日

焦点距離論

■D750+TAMRON SP35mmF1.8

写真をやっている人の間では、愛用するレンズの焦点距離≒年齢とよくいわれます。たしかに高校生の頃は20mmの超広角を好んでいました(※当時20mm未満のレンズは使いたくても超高価だったのです)。20代は中判カメラに28mm相当のレンズを着けてほとんどの作品を撮っていました。そして30歳前後でライカなどを使うようになって35mmが常用に。さらに30代後半になると中判の40mm相当や、フルサイズの50mmを好むようになり…まさに我が写真人生、通説を地で行っています。

でも最近35mmがしっくりきたり、中判では21mm相当や28mm相当の広角レンズを多用したり。せめて写真くらいは若返りたいものですが、焦点距離だけ縮まっても結果はよくならないからな。

なんてことを考えながら、今日は35mm一本だけで蛭田さんと六本木から恵比寿までを街歩き。


エラい作家の先生みたいな貫禄の蛭田さん。最近グループで出版した写真集「NODE vol,3」を絶賛発売中だと絶賛してくれ、という命を受けたので宣伝いたします。でも蛭田さんこれ、どこで買えるの?